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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

猪瀬去りて”平成のフィクサー・一水会”の黒い影のみ残る・・・木村三浩代表の、江川紹子インタビュー

http://bylines.news.yahoo.co.jp/egawashoko/20131219-00030822/
 
 猪瀬直樹都知事徳州会から5000万円を受け取った問題で、辞任に追い込まれた。猪瀬氏と徳州会徳田虎雄氏をつなぎ、現金の返済場面にも立ち会うなど、この問題のキーパーソンである一水会代表木村三浩氏に話を聞いた。

「話を聴いただけでもスクープ」の人なので、このインタビューの貴重なことは分かる。
また、木村氏は

・東電病院の話が出たとか言われていますが、全然記憶にありません
・私が話を聞いて、『少し貸してあげたら』というようなことを言い、毅さんが『貸しましょうか』という話があったと思う
・1月下旬に猪瀬さんから『早く返したい』という話があった。2月4日にパレスホテルの和田倉を予約…それが、毅さんの方の問題(女性スキャンダル)でキャンセル
・(借用書は)ニューオータニに行く前に、私が自分の事務所に寄った時に置き忘れ…後から猪瀬さんの秘書に送りました。なので、秀子さんが借用書を見ていないというのは、全然おかしくない。マスコミでは、秀子さんが『借用書のことを知らない』と言っていると書いたので、あたかも借用書がニセモノであるようなことも言われましたが、本物です

 
と、もし証言が事実で、早めに表明していたら潮目がかわったかもしれないことを確かに言っている。ただし、猪瀬ノンフィクション的にいうなら、これはあくまでも証言であって「エビデンスに基づくファクト」かどうかは分からない。


そして、それにしても一水会・そして木村氏「選挙や政治がらみで人を斡旋し、金銭面での仲介を行う”フィクサー”だった、ということが具体的に分かってきた。別に民主主義社会では選挙は重要であり、支持基盤、票田を紹介したり、選挙資金をある人からない人へ、出したい人から出たい人へ、と言うのも重要ではあろう。
新右翼の源流である故野村秋介も「風の会」をつくり出馬して敗れた。

しかし、それが徳州会マネーである、となればまた見る目も変わってくる。

木村氏は現在「一水会」の代表。
そして「統一戦線義勇軍」の前議長。前議長で、今もメンバーのひとりなのか、完全にメンバーを外れたのかはちょっと分からなかった。一水会統一戦線義勇軍は、今は相互リンクを張っているが、どんな関係かは分からない。

ただ、今「統一戦線義勇軍」の公式サイトを見て、けっこう驚いた。

我々は敵権力、白人集団(WASPユダヤフリーメーソン)との全身全霊をもった闘いを貫徹するものであり、これに逆するスパイ、敵対者はそれを容赦なく排除する。
http://www.giyuugun.jp/kouryou.php

ユ、ユダヤフリーメーソン????
なに
これ。
 
一水会顧問・鈴木邦男氏はプロレス格闘技会場で見ることもあるし、トークイベントで同じ会場にいたこともある。非常に穏やかで謙虚な人柄(猪瀬氏とはちがい、と言ったら怒られるかな(笑))とお見受けする。
その一水会の代表である木村氏も含め、言論人として発言の場に呼ばれる、交流があるのは百歩譲って分からなくもない。

ただ、政治家・選挙に出馬しようという人が、「『ユダヤフリーメーソンとの全身全霊をもった戦い』を綱領に掲げる統一戦線義勇軍の前議長」と親交があり、彼にあっせんされて「選挙とは別の、落選した場合の借金」をしただけでも相当な問題になるのではないか。逆にいうと自民党徳田毅氏の側もだ。むしろ交流はこっちのほうが深いし。
 
そしてたしか、木村三浩氏も、現在の統一戦線義勇軍の幹部(誰の発言だったか、ちょっと名前忘れた)も、在と句会の「ヘイトスピーチ」を批判し「(真の)右翼もヘイトスピーチは批判する」という文脈で結構大きく扱われていたと思う。
自分も今、今回の騒動で知って驚いたのだから自慢にはならないのだが、だいじなことなので2回書きますよ。

http://www.giyuugun.jp/kouryou.php
我々は敵権力、白人集団(WASPユダヤフリーメーソンとの全身全霊をもった闘いを貫徹するものであり、これに逆するスパイ、敵対者はそれを容赦なく排除する。

木村氏も、これに賛同したのだろうか。あるいはこういうのに反対して議長を辞めたのだろうか。
そして再度、ジャーナリストならともかく、政治家の立場に立ったら彼らとの交流自体がいいのか、という議論もやっぱりありそうだ。