http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303836304579126961685661946.html
中国の微信(ウィーチャット)と日本のLINE(ライン)というアプリは米国の大半のスマホユーザーにとって、なじみがないかもしれない。しかし、インスタントメッセージとソーシャルネットワークを融合したこれらのアプリは、アジアやその他の地域に住む何億人もの人々によく知られている。これらは米国を本拠とするWhatsApp(ワッツアップ)の世界支配に挑もうとしているほか、フェイスブックやツイッターの脅威になる可能性さえある。
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2社の台頭は、大半のソーシャルネットワークの従来パターンからの逸脱を鮮明にしている。米国で生まれてそこで本格普及してから他国に広がったというパターンからの逸脱…
(略)中国のインターネット大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)の開発した微信は中国で約3億人、海外で1億人の登録ユーザーを獲得している。東京に本拠を置くLINEは、世界に2億5000万人以上のユーザーを抱えており、うち約80%が日本国外のユーザー……急速に成長するアジアの他のメッセージングアプリとも戦っている。例えば、韓国のカカオトークは約1億1000万人のユーザーを抱える……シリコンバレーに本拠を置くWhatsAppの月間アクティブユーザー数は3億人で、世界の多くの地域で最も人気のメッセージングアプリの地位を保っている。 LINEの最高戦略・マーケティング担当責任者を務める舛田淳氏は、われわれの参入する多くの市場には、既にWhatsAppがいる・・・
この記事は読売新聞の10月16日に掲載された。