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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

科学者スーパースター列伝「大王の狩人(イェーガー)!! 窪寺恒己」〜副題:青いジャングル

ノーベル賞の季節の恒例企画。満を持して。

第1回 天の章

2004年9月30日!! 日本の平均的な暦など何の意味もない、灼熱の小笠原!!!
NHKの若手 「あの野郎っ、もっと撮らせろ!」
漁師 「ガハハハ!! まだ取材したりねえのか?」

ダイオウイカにつきまとう…おそるべき敵が初登場したのは、実に、この瞬間であった!!


バッ!!!
「ああっ!!!」
「な、なんだッツ、あの男は?」
NHKが海洋番組を撮影中に、突如イカが墨を吐き出したような怪科学者が出現!!!
「ど…どうやらマッドサイエンティストのようですが、 いままで見たこともない男です!!」


漁師 「フー・アー・ユー(何者だ)!?」
だが、その男は…ぎろりと一瞥して漁師に言い放った!!!
「てめえのようなチンピラ漁師が、なれなれしい口をきくんじゃねえ!!俺はツネミ・クボデラ(窪寺恒己)だ!!!」
 
漁師「ゲエッ…!!! お、お名前はかねがね…。カハク(国立科学博物館)の猛虎といわれ、海洋無脊椎生物の研究であばれておられるのを、よく存じ上げてまさ。」
窪寺「そっちのチンピラテレビも、よく見とけっ!!絵になるイカを撮るってえのは、こうやるんだ!!!」
 
ガツ、ガツ、ガツ、ドガッ!!!!
縦縄を強引に引き上げる窪寺!!!
ああ、その凶暴なる攻撃に……なんとあのダイオウイカの触手がもげ、まだピクピクと動きながら、釣り上げられる世界初の場面が、カメラに収められたのだ!!!!
その長さたるや…実に6メートル!!!
 
「で、デケエッ!!
こりゃ奈良の大仏様も
ひっくり返るゼッ」
と漁師。
「ホゲ〜〜〜ッ!!!!」
と胃の中のものをぶちまけるNHKの若手。
 
 
だが、窪寺のほうは!!!…なんと狂気の哄笑をあげていた!!!!
「フハハハハハハ!!!イカの触手をぶった切っての釣り上げ失敗は負けじゃねえ、俺様の流儀では完全な勝利だ!!!」


海洋生物学のすごさ、おそろしさ、そして窪寺のケンカ強さをまざまざと見せ付けた瞬間!!船内震え上がって声もなく!!!!!


ちなみに漁師は「へへへ!!ミスター・クボデラは大物、俺たちのボスにふさわしい!」とその後忠実な部下になったが、NHKの若手は、この衝撃シーンを見て、いっさいゲソが食えないというノイローゼに取り付かれた!!皿の上のゲソ天を見ると、船の看板でうごめく、6mのダイオウイカ触手を思い出し……吐いてしまうのだ。
だから幽鬼のようにガリガリやせ…その反動か、カメラマン生命は妖怪のように長かった。だが、それは別の話……。


NHKの若手が、この狂気の科学者の毒に当てられていたとき、NHKの上層部では…もっと巨大にして壮大な野心が、渦巻いていたのだ!!!!


NHK!!!
門弟4000万人を擁し、お嬢さん向けのダンス撮影とは違う、「実戦ケンカ撮影」を標榜する急進団体…しかしその組織の中でも、これまた極めつけの急進派たちが、どえらいプランを立てていたから、さあ大変!!!


役員「ム…ムッ…このわしも、かつては過激なスクープ映像で鳴らした身、気持ちは痛いほど分かるが…しかし、このままダイオウイカ撮影を強行すると言っていたら、涙を呑んで、NHKは君たちを破門せざるをえん……」


だが、のちにNHK海プロジェクトを率いる<深海十段>岩崎弘倫の言葉ははっきりしていた!!
岩崎「押忍ッ!!せっかくの役員のお言葉ですが、この岩崎、そこにいる小山(小山靖弘・のちの深海番組ディレクター)、河野(河野英治・カメラマン)とも、同じ意見なのでありますッ。」
役員「…というと?」
岩崎「ダイオウイカが、たかがうすらでかい頭足類のぶんざいで”誰にも撮影されたことのない幻の生物”などと自称している態度は、わがケンカ撮影のNHKを無視したものであり、断じて許せません、押忍!!! なあお前ら?」
小山・河野「ウオオオオオーッス!!!」

役員「のう岩崎よ、キミはわしのあとをついでNHKの科学動物番組制作のトップでありながら、そう自分がエキサイトしては困るじゃないか」
岩崎「NHK動物番組責任者ならばこそ、日本国中の受信料を支払ってくださる視聴者のためにも、ダイオウイカをブッたおしておかねば、しめしがつかんのです オスッ」
役員「わしも困り果てた……わしもダイオウイカはよく知っているが、彼はすばらしい生物であり、そしてベリー・ストロング(すばらしく強い!)NHK水曜スペシャルの川口探検隊なみに、何も撮れずに帰る可能性も…」
岩崎「もし小山、河野が何もダイオウイカの映像を撮れなかったら…この岩崎弘倫、責任をとってその船上で腹を切ります!!!


小笠原に出没した、狂気の科学者と、東京は渋谷のNHK本社で燃え盛る、狂気の番組製作者――このふたつが合体するまでには、さして時間はかからなかった!!!

これは
事実談であり・・・・
このイカは実在する!!
この一代記を 読者につたえたい 一念やみがたいので
(略)
わたしたちは真剣かつ冷静にこのイカをみつめ・・・そして その
価値を 読者に問いたい・・・!!
 

見えない道場本舗

  
====天の章・おわり===





第2回 地の章

こんなふうな窪寺とNHKだから、あわれな若手カメラマンを通じて互いを知ると、たちまち男が男にホれ、意気投合!!

「どうだっ、二人でタッグを組まねえか?」
「よっしゃ!大あばれやらかそうぜっ!!ただし俺たちがタッグを組んでははた迷惑だろうがなっ!」


少し、ここで時間を巻き戻し、この狂気の”大王の狩人(イェーガー)”窪寺恒己の生い立ちをさぐってみよう――。
1951年、東京生まれのチャキチャキの江戸っ子。
少年時代から一本気の彼が学んだのが、吹雪吹きすさぶ氷の世界で男を鍛える、北海道大学水産学部の大学院!!!同大の柔道部には、かの中井祐樹や、増田俊也がいたことで知られる!!
めきめき頭角を現す窪寺に、辻田時美教授が声をかける――。
「キミの海洋生物学の素質には天才的なヒラメキがある! 本格的にきたえぬけばの話だが…もし海洋生物学に一生をかける気があるなら私のところへ来たまえ…
人呼んで”たこの穴”!!
「たこ!?」
「フフフッ・・・そう気味わるそうな顔をするな。男が学問に絡みつく執念はたこだッ!」
「なるほどなかなか話としてはすごいけど、口先だけに踊らされて頭足類の研究をする気はないな」
後年”ダイオウイカに最初から興味があったわけでない”と語った窪寺は、上のようなやり取りを回想している。
 
「では口先だけでなく、実際に国立科学博物館員として特別展『海に生きる―くうか・くわれるか』を担当したまえ」
なんのそれしき、と取り組んだ1998年―ーだが!!!

「な、なんだ、この2個体の標本―ー体の形や硬さが違うッ!!もはや2種類!!だが、NZの学者が『形態に違いはあれど、それらはすべて1種』と主張する論文を!!2にして1、1にして全――ーこれはッ????」

辻田教授「ちっぽけなたこになれたな あとは―。どこまで巨大なたこになれるか、つまり『たこの穴』の地獄に耐えられるか?」


その”たこの穴”でのすさまじい修行で、また新しい出会いを果たす…・・・
マルコム・R・クラーク!!
「お前は辻田門下だから、いかの外形の分析はできる―だが―ーその歴史や、分布、そして種の同定をしたいなら―ー化石だ!!」
「かっ、化石??あのやわらかいイカが石になると?」
「ウフフっ、これを見たまえ!ごらんの通り化石化!!」
「なっ、なんと!! これは平衡石! 石灰質でできて、イカ自らの向きやスピードをあたかも三半規管やコンパスのように伝えるという―。なるほど、これなら地層に残るのも道理っ!!」
「おどろくのはまだ早いッ。固いものが残るという意味では、あとひとつのものと、場所がある。ユーなら、言わずと分かるな?」
「! 口部分にある嘴、通称”カラストンビ”!!…そしてそれが残るとしたら…マッコウクジラの胃の中!!!」
「そうだっ、わしは70年代、当時は禁止前だった捕鯨船で世界を渡り歩き、クジラの胃を見て回る捕鯨ケンカ旅行を実践―ーーー! いまや、危険すぎるとプロモーターから禁止された捕鯨だが、日本ならこの研究は唯一続けることが出来るはず!そしておそらく、君の前にはスミソニアン博物館の若獅子、クライド・ローパーが立ちふさがるはず!東のクボデラ、西のローパーが世界のたこ、いか界をリードすることになるだろう!」
「ローパー…なんでもそのクジラの数と、1日に食べる数をかけあわせて、海中にすむダイオウイカの頭数を推定したとか?」
「そうだッ、そしてその数は――実に、430万〜1870万匹!!」
 
1870万匹という驚異の数は、いまもスミソニアン博物館の論文集にデータがある筈である………



しかし今は、時代を元に戻し、先を急がねばならない。
ケンカ撮影の武闘派団体・NHKも、いままさに幻のダイオウイカをそのファインダーの中に収めんと、多くの知恵を学んでいた!小笠原を拠点にホエールウォッチングを日本で率いる森恭一から、クジラ集団を通じたダイオウイカの追跡を!!!
歴戦の漁師である磯辺康朗から、彼が窪寺とともに開発した必殺技「縦縄式データロガー撮影法」を!!小笠原水産センターからは調査船と、その船長五ノ井市朗を!!
 
そして
ディレクター・小山は小笠原近海にへばりつき…
この小笠原周辺の漁村に、だれいうともなく奇妙な噂がひろまった…

「なあこうヨォ(おまえよう)海には天狗さまが住みついちょるちゅううわさ 聞いたっぺェヨォ!」
「つった(そんな) バカな話あっかあヨ!」
・・・・・・
「フッ、すでに海にこもって何十日たったことか…また・・・夜がきたか…わめき…くるいだしたいほどの孤独感…。」

NHKの仲間も、こんな無謀でバカな試みをと心配してくれたが…この小山、すすんでバカになりたいのだ!! バカよっ!!もがけ!あがけ!はいずり…のたうちまわれっ!!」
―小山が小笠原で自己と戦うため、片方のまゆを(略)。



そしてプロデューサーの岩崎は…
同僚「いいか岩崎、冷静に聞けよ NHKの上層部は誰一人今回の企画案に同意せん」
岩崎「ウ〜〜〜ヌ!! NHKのダラ幹(だらけた幹部)どもめ!!」
 
読者よ――。このころ、NHK内では岩崎に『撮れなかったら、お前は家を売るんだよな』などの悪質なパワハラ言辞が飛び交っていたことは、完全なる事実である!!
 
同僚「そこで、ものは相談だが・・・よその局、米国のディスカバリーチャンネルと共同制作してみんか? おれは一度そこと共同取材したがめっぽう強い、君とおなじガンコ一徹のストロング・スタイルだ!」
岩崎「ディスカバリー…おもしろそうだ」


そして、岩崎は海を渡るが…デボラ・マイヤーズ、通称”デビー”と呼ばれる社長と面会する
「オー、ダイオウイカの生きた姿を撮影する!ベリー・エキサイティング(すばらしくおもしろい)!!…お前ならよかろう、では、うちのボスに会っていただこう!」

「エエッ、あなたがこのチャンネルの社長だったのでは…」
「ウフフッ…うちの”御前”は気難しいひとだからね、オファーやら会議やらは煩わしい、と私に任されてる。しかし…極めて重大な案件は、この”御前”に報告しなければならない」
「ウウッ…」


しかし、この”御前”クラーク・バンティングは、会ってみるときわめて穏やかな老人だった。きけば、ディスカバリーの創業者であるという。いわば伝説的な存在、形式的な象徴に表敬する光栄をつくってくれたのだろう、と解釈した岩崎は…

「センパイ さまざまな撮影談義をうかがいたいところですが、長居もなんですので…では一パイ茶を飲んで失礼します」
「イヤ岩崎サン わたしは頼まれても 茶のみ話じみた撮影談義なんかしませんヨ まだ現役のつもりネ。 …貴方は私のことを、過去の思い出に生きる老人と思ってますネ」
「ト…トンデモナイ!!」
「たとえば私がいまだに、撮影用の特殊な艀(はしけ)製作などの秘案がある――と言ったら……あらためて共同制作を申し込みますかな?」
「ゼ…ゼヒ!!」

後日聞けば、クラークはディスカバリーチャンネル内で最高位の『白龍』の位を持つ男…。彼はコーヒー・カップに指で穴を開ける神業を見せていたという…



しかし、NHKディスカバリー共同制作の話が世界を駆け巡ると、反響は大きかった、いや大きすぎた!!!
ダイオウイカの撮影一番乗りをするのはクボデラではなく我ぞ、と自負する猛者たちが、ぞくぞくと海を渡りやってきたのだ!!!
この海洋学者たちの総元締めであった、ミスターXを名乗る代理人NHKディスカバリー・チャンネルに「しん海ワールド・リーグ戦」の開催を提案してきた!!!


====地の章・おわり===

第3回 いかの章

ダイオウイカを狩るのはこの俺だ!!!
そう宣言して、続々日出づる国に乗り込んできた、とほうもない連中とは??

もともとは、
なかなか姿をあらわさぬ、手ごわいダイオウイカに手を焼いた
プロモーターたちが集まって相談した。
「このままではかつてアメリカが中心だったダイオウイカ捜索は、クボデラと日本に独占されてしまうぞ!!」
「縦縄漁だの疑似餌だの、日本伝統の漁法だけが騒がれるのもケシカラン!」
「強力な刺客を送り込み クボデラをつぶせ!」

アメリカ海洋生物学界の大物幹部が総会を開き、クボデラ殺しの秘策を練った!!!


そして選ばれたのが……

「俺はエディス・ウィダー、通称エディ。青白い光を放つ電子クラゲと、連続撮影機械『メドゥーサ』の名人。おれのような天才学者じゃなきゃあ、百戦錬磨のつわものたちのリーダーは務まらん。(※女性です)」
 
「俺はスティーブ・オーシェー、通称フェロモンマン。自慢のイカフェロモンに、イカはみんなイチコロさ。足をすり身にしたイカジュースの撒き餌をぶちまけて、ソデイカからアカイカまで、何でも引き寄せて見せるぜ」」
 
「A・M デイビス(A&M大学)、ランドール・デイビス
クジラカメラの天才だ。マッコウクジラにでもカメラをとりつけてみせらあ。でも、鯨肉だけは勘弁な!」
 
俺たちは道理の通らぬ深海にあえて挑戦する、頼りになる神出鬼没の、海洋野郎Nチーム!

じゃっかん
ちがうテイストが混じったのだが、とにかくそんな化物タフガイの巣窟に、小笠原の海は一変ここに耳目のロード、「しん海ワールドリーグ戦」が勃発!!!


彼らに窪寺を加えた4人は交代交代で潜水艇に入り、自分の流儀でダイオウイカを捕まえようとしていた!!
「わかってるな、誰が最初にダイオウイカを捕らえても、まあ俺様に決まってるがな、うらみっこなしだぜ…グフフフッ」

しかし、やはり伝説は真実だった!!
ダイオウイカの来ないこと・・・・・・・!!!

「クッ、クソッ、俺の電子クラゲ『Eジュリー』の、回転する青白い光は……アメリカオオアカイカしか寄ってきやしねぇ!!」
「お、俺のイカフェロモン作戦は…そもそもイカにフェロモンがあるかも不明のままの見切り発車!!!(※実話)これで俺たちが手に入れた80kgにもなる冷凍のダイオウイカの肉は、深海のもくず……」
「く、クジラが、背中に吸盤でつけたクジラカメラのはずし方を…習得してやがる!!!」


挑戦者を次々と地獄に叩き込む、魔の都・小笠原深海……。
だが、ひとすじの光明が見えつつあった!!!

突如、小笠原に現れた、豪華なクルーザー!!
そこから小さなはしけで乗り込んできた、車椅子の老人…
「ふむ…やっとるね」
 
「オ…押忍!!ディスカバリー創業者・クラークの御前がお見えだ!!
鬼の岩崎プロデューサーがかしこまる、そのカンロク!!

猛者たちも直立不動で出迎えたが・・・

一瞥したクラーク翁は、ぽつりという

クラーク「まだディスカバリーチャンネルという組織が無く、他流試合を禁止する必要がなかったころ・・・私は一匹狼としてかぞえきれないほどイカと闘った」
イカと正面からぶつかっては不利だ。つねに横へと回り込んで…このEジェリーを使うと、有効ではないかな」

岩崎「あッ…ありがとうございます!!助言してくださるのでありますか館長(?)」
クラーク「あまったれるでないッ!!!……たんなる思い出話だ」
岩崎「押忍ッ!!…館長の”思い出話”によると…Eジェリーは活用法しだいで有効!!」
クラーク「Eジェリーを他の潜水艇にも取り付け…そして縦縄にかかりが来たら、それを受けて潜水艇をもぐらせたら有効だったろう、ということも昔のことを思い出したら感じるな」


そんなクラーク翁の助言を受けてのち…
運命の2012年7月10日!!!!!!!!!

だれかが叫んだ。「た、縦縄に、なにやらどでかいものがかかってるぞお!!」
それに呼応する窪寺!!!
「この感触…ダイオウイカに特有の”重軽さ”!!! こ、こうなりゃのるかそるかだ!やつが逃げるのが早いか、俺の潜水艇ディープローバーが速いか勝負してやるっ」

わたしはダイオウイカの逃げ足の速さを、世界5大UMAの必殺技の一つと思っている!
だがそのダイオウイカに、あえて自分の潜水艇
ブチかます度胸があったればこそ、
現在の”大王の狩人”クボデラの姿がある!!
(クラーク・談)

そして、ついにダイオウイカを捕らえた窪寺!カメラマンは杉田!!
しかし!!!
カメラマン「す、水圧だけならどうってことないが、船体がえぐられ、計器が乱れちまう…ウウッ…」
窪寺「だ、だが、ネバー・ギブアップ(降伏してたまるかっ)!!まいりましたと泣き言いうくれえなら、くたばったほうがまし!!」
 
この断末魔の一瞬、
窪寺の不屈の闘争本能が、
とてつもない逆襲方法を生んだ!!
過去、ダイオウイカをねらった科学者は、いずれも深海をさまようダイオウイカを逃がしてはいけないと、光を抑えることだけに必死だったが、逆に…
なんとダイオウイカに、ホワイトライトを浴びせた!!!
 
ダイオウイカ「は、はなせえ!!」
杉田カメラマン「俺が撮ってやるぜえ。グフフ・・・はずかしがる女の子の(略)でおもちろ〜い。そらよ!!…あ、あんたは!!!」
窪寺 「こ、このダイオウイカの正体が…実は黄金色だったとは!!!」
なんと!!これまで釣り上げられたり、打ち上げられたダイオウイカの赤色とは似ても似つかぬ、光り輝く黄金の肉体!!!!!!!!!
この光景を見たのは、窪寺恒己を空前とし、そして絶後となす……。
 

そして逃げ出すダイオウイカ!!
杉田カメラマン「なぜはなしてやった?」
窪寺「たとえ頭足類とはいえ…その道では500年間も幻の生物だったダイオウイカに、このうえハジをさらさせるのはしのびなかったのさ」
杉田 「おまえさんはいいやつだ・・・」



その後も窪寺とダイオウイカの戦いははてしなくつづく!!仲間由紀恵爆笑問題を味方に引き込み、タッグでダイオウイカを付けねらう!!NHKも同様に、マッコウクジラとダイオウイカのバトルシーンをカメラに収めんと画策中だ!


「最近、アニマルプラネットだの天才てれびくんだのがはしゃいでいるようだが、渡してたまるかっ!!マッコウクジラvsダイオウイカを映像に収めるのは、この窪寺とNHKだ!!」


ひょっとするとある意味で……おれにとってダイオウイカは……永遠の恋人なのかな?
ニヤリ

==いかの章・終わり===
(完)

科学者スーパースター列伝とは? & 諸注意

科学者スーパースター列伝は、筆者がノーベル賞の報道に接したり、なにか悪いものを食べたりすると突発的に誕生します。過去の記事はイカの、いや以下の通りです。

■科学者スーパースター列伝・元素の魔術師!メンデレーエフ
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080919#p1
■科学者スーパースター列伝 電気の神様!マイケル・ファラデー
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101007/p4
■科学者スーパースター列伝  夢のPC砲!パスツールとコッホ
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20111005/p2

この前に、ほんの少しだけ描かれた「第0回」が発見、復刻されました。

■科学者スーパースター列伝(第0回)放浪の数学者!ポール・エルデシュ
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20130414/p1

(関連)
  ■もし高校野球の女子マネージャーが梶原一騎作・原田久仁信画の『プロレススーパースター列伝』を読んだら
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110515/p1

・今回は、たぶん数回にわたって連載されます。
・いったいこれは何?と思うところは「プロレススーパースター列伝」「四角いジャングル」など、要は梶原一騎作品に元ネタがあると考えてもらえれば間違いありません。
・キャラがまだ固まっていない(というか元ネタに引きづられる)ので、次回とかに性格設定がゆれる可能性があります。
・科学的事実への信頼性は、梶原一騎民明書房を足して、落合信彦で割ってください。
・主な参考文献は

ドキュメント 深海の超巨大イカを追え! (光文社新書)

ドキュメント 深海の超巨大イカを追え! (光文社新書)

国立科学博物館メールマガジン(無料。購読推奨)
http://www.kahaku.go.jp/userguide/mailmagazine/backnumber/index.php
・これも読んでくれると分かりやすくなる(※なりません。基本的に当方のせいで)

深海展@国立科学博物館
http://d.hatena.ne.jp/usausa1975/20130909/p1

・あと、この記事にもある、当ブログの「たこ」タグをドーゾ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/searchdiary?word=%2A%5B%A4%BF%A4%B3%5D

・その他関連資料