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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ジョシュ・バーネット、再び嵐を!炎を呼ぶ!・・・具体的には「今の日本アニメに物申す」(笑)

ゴン格、数日遅れで読み始める。

小さな話題で申し訳ないが(笑)、以前このブログで、ゴン格が「高島学時代」から「堀内勇時代」に移りつつあるんじゃないか、と冗談で書いたのだが・・・今号は後者が実践家でもある柔術、柔がメイン特集だったということもあるのだろうが、本当に「時代が変わる音」を聞くように、堀内氏担当記事が充実していた。もうおなじみだが「まず読んでみる→ん?おもしろいな→署名を見たらああやっぱり堀内氏か」のコンボが今回も続いた。まあ、これは好みや慣れ(氏のブログを読んできた)こともあるので、一応個人的な感想。


さて、余談を終えて・・・もうひとつ余談(笑)。
今回堀内氏は、UFCに再参戦が決まったジョシュ・バーネットにインタビューしています。そして彼ではないと聞けない視点であろう、キャッチレスリングの話題も満載。
これは以前書いたが、ジョシュのキャッチレスリング論というのは、一種の「神話的継承」であり、いわゆる「キャッチというのはフリースタイルレスリングのことであり、キャッチ独自の関節技が中世からヨーロッパで継承されてた・・・ということはない」という実証的な研究とは、また並列して存在しうるものといえる(骨法との比較も可)。
ただ、こっちの話も面白いが、Poetさんもいないことだし、あまり深入りはすまい。


そして、ようやくほんとに本題に入る・・・。引用します

―バーネット選手は日本のオタク文化に造詣が深いことでも知られていますが、最近はいかがですか?
 
それなんだけど、こないだも僕の友人がネットで議論していた・・・(略)この6、7年ほどのマンガ、アニメといったオタクカルチャーがいかに残念な状況になっているか・・・(略)
何でも商品化されているし、質も落ちている。・・・昔はトミノやレイジ・マツモトなどすばらしい作家によるアニメがあった・・・今の多くの子供っぽい作品とは大きくちがうよ。たとえば僕は「伝説巨神イデオン」を今の大人に自信を持って見せることができるよ。でも「NARUTO」や「BLEACH」に関して同じことは出来ない。「デスノート」ですら30代の人間に薦めるのは難しい。キャラクターはみんな女性のように見えるし、話も単純で子供っぽい(略)
でも僕は今でもいい作品があることを知っているよ・・・ネットで「スカイ・クロラ」も見たし・・・(原注:以後、延々とさまざまな作品を上げて批評していく)
 
―「進撃の巨人(Attack on Titan)」という日本の新しいアニメシリーズをごらんになったことはありますか?
 
「ああ、聞いたことあるよ」
 
―(略)原作者の諌山創氏はMMAの大ファンで、現実のMMAの映像を参考にしてアクションシーンを描いているそうです。
 
「そうなんだ!(略)ぜひ見てみたいね!・・・『Attack on Titan』だね。見てみよう・・・僕はサイバーパンクのアニメもこよなく愛していて・・・(原注:さらにさまざまな作品とその批評・感想が続くが今回は割愛)」
 

(※254号P59・・・ちなみに、ほぼ丸々1Pがこの話題)

 

いや今引用して気づいたけど、
この雑誌格闘技雑誌だよね
この1P、格闘技雑誌じゃないよね
答えるほうも答えるほうだが
訊くほうも訊くほうだよね。
ついでに進撃の巨人に至っては
訊いてるんじゃなくて
「おすすめ」モードに入ってるよね(※上引用では割愛してます)


・・・と銀魂」丁寧口調のつっこみ風になってしまったが、まあこれはお約束みたいなもので、上に反論するとしたら「今さら言ってもはじまらん」「もうずっとこんな感じだから」なのである。既得権益だ(笑)。

そういえばジョシュといえば、以前も「ドラゴンボールは評価しない」と語って大論争を巻き起こしたことがある。ジャンプの「四番打者」的作品はあまり評価しないのだろうかな・・・いや「ジョジョ」と「キン肉マン」は好きなことは有名だ。
まあ、そんなこんなで、ジョシュ・バーネットの本格復活は8月末日、フランク・ミア戦との対戦如何だ。だがまずその小手調べとして、「日本アニメの現状」をぶったぎってきたと。
そして「富野由悠季松本零士に帰れ!」だ。
つまりは「ガス灯時代のキャッチレスリングを蘇らせる」という神話的復古運動とも連動しているのではないか?(※してねえよ)

参考資料リンク集

★”青い目のケンシロウジョシュ・バーネット----新世紀最強オタク伝説!!(※下の「秋葉原ツアー」のプロローグです)
http://www20.tok2.com/home/gryphon/JAPANESE/UG/joshUG.htm
 
ジョシュ・バーネット秋葉原オタクツアー(2002/9/4)
http://park11.wakwak.com/~cosmication/josh.html
 
★漫画「がんばれ!バアネットくん!」
http://www20.tok2.com/home/gryphon/JAPANESE/UG/Joshmanga.htm
 
★青い目の北斗神拳伝承者・ジョシュインタビュー(※ドラゴンボールが嫌い、はここでの発言)
http://journal.ocn.ne.jp/people/vol19/people01.html
 
ジョシュ・バーネット、お奨めは「シグルイ」など(通常運転)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20110802/p1