ノンフィクション映画『ハーブ&ドロシー』とは・・・・
http://d.hatena.ne.jp/takase22/20130208
郵便局勤めをして引退したハーブとその妻ドロシーの自宅アパートには、若い頃から買いためた美術品のコレクションが所狭しと並ぶ。いずれも今や巨匠となったアーティストの無名のころの作品で、巨匠たちは若い頃に自分たちを認めてくれた夫妻に今も感謝の念をもつ。また、彼らの才能と将来性を早くなら見出したことで、その目の確かさゆえに大きな尊敬を集めている。
買った当時はとても安かった作品だが、いま売れば夫妻は大金持ちになれるのだが、二人は惜しげもなく全作品を美術館に寄付してしまう。つましい暮しをしながら、ひたむきに美術を愛する二人の人生に、人はどう生きるべきかをしみじみ考えさせられる。
この続編製作のために「クラウドファンディング」を行っているとか。
http://motion-gallery.net/projects/herbanddorothy5050
クラウドファンディングは、まさに『ハーブ&ドロシー』のスピリットでもあります。・・・世界的な景気低迷が続く今、公共、民間を問わず、 真っ先に予算カットされるのが文化プログラムです・・・・・・このクラウドファンディングというメソッドが、日本でも現実的なレベルで広まり、 アーティスト、音楽家、映画監督、演劇、あらゆる種類の表現者がアイディアを実現し、発表するための手だてとして広まれば、どんなにすばらしいだろうと思います。
「清兵衛と瓢箪」の主人公が将来、うまくいけばこうなることも可能だったんだろうな。そうはなりそうもない、のが哀しい話だったが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%85%E5%85%B5%E8%A1%9B%E3%81%A8%E7%93%A2%E7%AE%AA
- 作者: 志賀直哉
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清兵衛は12歳の小学生。瓢箪が大好きで毎日瓢箪のことばかり考え、しきりに瓢箪を磨いては、飽きずに眺めている。しかし父は「子どものくせに」と快く思っていなかった。清兵衛は古瓢に興味はなく平凡なものばかり集めるので、父はもっと奇抜な瓢箪を集めろと言い、馬琴の瓢箪をほめる。それに対し清兵衛はあの瓢箪はおもしろくないと反論し、父を怒らせてしまう。
ある日、いつもは見慣れない場所に屋台が出され、瓢箪が20ほど売られているのを見つける。その中に震えるほどの見事な瓢箪を発見した清兵衛は・・・・・・(後略)