ZSTが10周年です。早いものだ。自分も旗揚げ大会には足を運んだっけ。
旗揚げ日の11月23日は毎年記念興行を開催しており、こういう「歳時記」的な取り組みというのもいいものだな。
同団体はリングスの崩壊と同年、後継団体という形でルールもKOKルールを援用した。その後のトーナメントは海外からも後にPRIDE、UFC、HERO'Sに出場する強豪を呼び、日本でも頭角を現していた新鋭、個性派をリングスの流れから確保。
その後1回目や2回目のトーナメントほどのインパクトは正直与えたことはないが、逆にいえば本当にムリをしないで、規模が縮小したなら縮小したなりの態勢をとったことが一番すばらしいことだと思う。
オーナー、スポンサーもその方針を支持し続け、その結果が、10年という結果だ。
ひとつだけ不満をいうなら、サムライTVで放送さえしてくれればもっと触れる機会が多いのだが・・・
「小谷直之」をいま、日本70kg級選手のどこに順位付ける?そして今後は?
小谷直之の、上の動画での発言。
もうベルトを巻くつもりで・・・巻いたあとのことを考えているんですよ。
パンクラスのトーナメントに出場したのに、減量失敗で失格になったときはなまじ名前と舞台が大きかった分、「超特大のことをやらかしやがった!!」と正直、大大がっかりしたものだが、その後減量失敗の有名選手も増えた(笑)。そしてその後、思わぬ取りこぼし?で同トーナメントを退場した同士とはいえ、こちらも名と実績、メジャー経験のある井上克也との生き残り戦に完勝!
順番は前後するけど、現DEEP王者・中村大介にも勝っている。天突頑丈にも勝っている。永田克彦にも勝っている。ホルヘ・マスヴィダルには1-2のスプリット・デシジョン。金原正徳にはドロー。
対日本人に限ると、あまりレコードは傷ついてないのだ。
今回、ZSTトーナメントで優勝しベルトを持ったら、やはり肩書き的にも大きなパスポートになる。
さて、そんな小谷直之、だれと戦って欲しいですか?
自分は、以前の勝利を看板にして中村大介との再戦=いきなりDEEPタイトル挑戦(もしくはZST・DEEP統一戦…あ、ルールの差でダメか)、
あるいは菊野克紀戦!!
があっても、おかしくないと思うんですよね。
とはいっても、やはり団体の関係上、リングスへの出場もあるし、リングスとの義理に基づく制限もあるか・・・もし今日以降、大晦日へのスクランブルオファーがあっても(日程的にありえない、と言い切れないところがアレだ)2013年にDREAMが再起動しても、ちょっとそこには上がれないかな?(だから北岡悟とはやれないっぽい気が)
UFCやONE FCも悪くないけど・・・今回これを書きながら記録を見ると、やはり対日本人でいい勝ち星を挙げているのが目につく。それを担保に「日本最強・再挑戦」を目指してほしいと個人的には思う。
というかすでに、上位につけている・・・ただもうZSTが10年だからキャリアはそれ以上、若手からの挑戦を受ける立場なのかもしれないなあ。岸本泰昭とか・・・って、まさに今回のGPがそれじゃん。
案外こういうところで大物・小谷を食う若手が、日本MMAの未来なのかも。
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