先週の水曜日、アイオワ州Council Bluffs の Harrah's Casino で、モンテ・コックスが主催する「Extreme Challenge」の第200回目の興行が行われたのだそうだ。Extreme Challengeは15年前……旗揚げしている。
…(略)第1回の Quad City Ultimate を手がけてみたのは1996年1月20日のことだった。チケットを8000枚売り上げ、売り上げ金額は数十万ドル、手元には当時の年収以上が残った。第二回イベントでも6000枚が売れた
いやー、プロモーター、儲かるなァ。
実際、モンテ・コックスは数年前にkamiproでも登場して「庭に川が流れている」ような豪邸を購入したと話している。またウィークリー・ファイトなんてのを手がけ、「底辺拡大でも、日米が逆転した」と当時話題になったもんだ。
そのときは「50歳ぐらいで引退して悠々自適になるよ」とか言ってたが、リンク先によるとその引退宣言は撤回、まだまだやると。
初めて輩出したスター選手はパット・ミレティッチ。そのあとを、ジェレミー・ホーン、マット・ヒューズ、ジェンズ・パルバー、ショーン・シャーク、ティム・シルビア、リッチ・フランクリンらが追いかけ……ファイトマネーはさほどよくないが、ステップアップするための経験と舞台を与え続けてきた。
修斗、ZST、パンクラスがこういうふうになれば、と思う。ステップアップ先がUFCかDREAMか、それともDEEPかは分からないが。
そういえばモンテは「アドレナリン」なんて名前のメジャー的イベントにも色気を示して…しかし諸般の事情で、エースがティム・シルビアになってしまい……いまどうなったんだろうね(笑)?
そして、このとんちを記録しておきたい。
・・・ 時には反対派を利用することもあった。あるイベントは、大会まで1週間しかないのに、チケットが500枚しか売れていなかった。そこで彼は「アルティメット・ファイティングをやめろ!」とかかれた看板を用意し、何人かの人を雇って、反対運動をさせた。もちろん、メディアにも連絡し、議論をあおった。そして、それでもどんなものか見たい人は、この日にこの会場にきてみてくれと案内した。その1週間でチケットが3000枚売れたという。
さて、懐かしい名前が。
…15周年の証として、元UFCのタイトルコンテンダー、ジェレミー・ホーンが花を添えることになっている。ホーンは第一回大会にも出場していた
日本だと一番有名なキャッチフレーズは「前田日明vsパンクラス尾崎社長」をリングサイドで目撃した人、であろう(いや、ちがうって笑)。
でもヤマヨシをフルボッコにしたり、田村と接戦を演じたりとリングスのトップとは一通りファイトしたな。そして「アメリカの金原弘光」と言ったけど、その金原ともハードファイトを展開していたなあ。
ともかく、アメリカではこういう中小プロモーターも頑張っています。というか大成功しています。いーい話だ。