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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

続モンテ・コックス。彼は大金持ちに。米国格闘技は「底辺」でも世界を制覇する?(kamipro)

モンテ・コックスの話を続けます。
今回は、競技性や底辺の育成のことを重点的に聞いたりして、なんとなくゴン格っぽい焦点の当て方だなあ・・・と思ったら、通訳したのはイナガキンスキーこと稲垣牧氏でやんの。


かつて、カール・ゴッチ翁は
プロモーターには二種類いる。
 悪いか、
  すごく悪いかだ

と喝破したが、モンテは翁の定義するのよりやや良心的な「ちょい悪プロモーター」らしい。

モンテはこう語る。

私のマネージャーとしてのやり方はシンプルで、選手の実力に見合った適正な相手を探すことだね。


彼ら(7人のUFCチャンプ)は私が一から育てたファイターなんだ。儲けるための手っ取り早い方法として、トップファイターを引き抜くということがあるけど、私はダイヤの原石を選ぶようにして選手を育てるのがすきなんだ。たとえばマット・ヒューズのマネージメントを手がけるようになったのは、彼がまだ2試合しかしていないときで、ジェンス・パルヴァーは4試合目だった。ショーン・シャークやリッチ・フランクリンに関しては、当時はまだ試合経験すらなかったんだから。


うん。UFCが、PRIDEに関して、競技性(とは言い切れないのだが)で上回っているというか、例えば高島学氏が評価しているのは、UFCは基本的に試合前の評価で、実力の拮抗した同士を当てていくということだ。ラスベガスの賭けがそうさせるのかとも思うが。それは、やっぱり選手を育てることにもつながる。
その半面、アンディ・オロゴンvs小比類巻貴やソクジュvsホジェリオのようなカタルシスはないんだろうけどね。

ま、実力に見合った・・・というのも言うほど簡単じゃないわけで、例えばチェ・ホンマンvsブロック・レスナーというのだって、こと総合格闘技においては1勝vsゼロ試合だもの。「見合っている」といえば言えなくも無い。

本当は修斗より大きいモンテ連合

−−まだ、大会を開催されたりしているんですか?

「やってるよ。年間に40大会ぐらいね」


−−40大会!DEEPの佐伯さんよりも全然多いですね(笑)


この後は、膨大なんで文章に直すと
エクストリーム・チャレンジ(全米で興行)=5000-7000人規模、
XFO(シカゴ)、カレッジ・ファイト(イリノイ)=1000人規模
ICE(シンシナティ)=1000人規模。
ウイークリー・ファイト=300人規模

このピラミッドを、すべてモンテ・コックスが仕切っているという。
このへんの規模の大きさもさることながら、特筆すべきはその数。

最後のウィークリーファイトは、「週二回」やっているそうだ。週二回でウィークリーッつうのかって問題もあるが(笑)まだか木村健悟vs藤波辰巳でもあるまいに一試合で興行しているわけもないだろう、多分6、7試合はしているだろう。面倒くさいので5試合で計算するけど、週二回で5試合やるとしてアンタ、言うちゃ悪いけど年間500試合だよ!(ドンッ)
なぜ理由無く井上調になるのだ。


で、ほんの1、2年前、どこかの誌面で、また引き合いに出すけどタカシマンボが、「修斗こそ、実は世界最大なのである!」とぶっていた。それは何でかというと、「公式試合数を観よ。修斗はXXX試合、2位のパンクラスは○○○試合。ゆえに、試合数という視点で考えれば修斗が世界最高峰なのである」という理論。


当時、なるほど!とこちらも膝を打ち、それが今でもPRIDEにおける煽り映像につながっている。
修斗のドラゴンマークと共に立木文彦の声で「世界 最大・・・ 格闘技コミッション」というあれね。


しかし、このレオパレスみたいな「ウィークリーファイト」が現実に私の想定した規模だとしたら、「世界最大」のカンバンは、やはり太平洋を渡りアメリカ帝国に帰着することになる。なんとも由々しきことよ。


まあまて、もちろん佐藤大輔やタカシマンボ(←みんなで流行らそう!)が「世界最大」というのは単純に数だけではない。クラス分けやランキングなどを、可能な範囲できっちり整備、ルール化し、健康診断やライセンス登録を義務付け、そして何より、これも「可能な範囲で」と但し書きは付くものの興行を打つ側と「コミッション」を分離する仕組み。

これらをひっくるめて世界最大であり、また結果を残す選手が頂点に生まれている、のだろう。


モンテも、儲けているくせにスタッフの充実には興味が無いらしく

これまで350の大会をやってきたけど、ホテルとの取引や、選手との契約、それに交通の手配などを全部自分でやってきたんだ。あと、試合のタイムキーパーもね(笑)

つう、それだけ有能なのだろうが(若林太郎氏みたいだね)、どうしても疎漏はあるだろう。
モンテの話ではない(?)が、やるほうのあるローカル総合選手は、こう語っているし、日本のほうが優れているという。


以下、
パンクラスのメインに出たこともあるダン・セオドア談。聞き手は、昨日付けエントリでも触れたPoet氏


http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050226#p1

−−− 2月と5月にニュー・ジャージーで行われたUFCを見に行ったんですよ。思ったより運営がしっかりしていました。ズッファが買収してから、運営がプロフェッショナルになったんですね。アメリカのローカルMMA大会はどうですか?日本のファンは、そういった大会にも興味を持っているけど情報がないんですよ。ローカル大会は、どのようにオーガナイズされているんですか?


(Dan) オーガナイズなんかされてないよ(笑)。ひでぇもんだ。あらゆる事が直前になって伝えられるんだ。日本に来て、パンクラス、シュート・ボクシング、大道塾で見たのとは全く違う。アメリカの大会では、日本みたいに、各セクションに責任を持つ担当者がいないんだ。プロモーターが一人か二人で、全てを取り仕切るんだ。問題なのは、どうやったら勝ちになるのか、ドクター・チェックがあるのかないのか、何時、何が行われるのか分からないんだ。



−−− 対戦相手やルールは、いつ頃知らされるんですか?

(Dan) 俺自身は、何度もメイン・イベントも務めたけど、アマチュアの大会で、多くのB級、C級選手と戦ってきた。そういった大会では、修斗みたいに3ヶ月前に試合が決まって、ウエィト・クラスも決まって試合に向けた練習をするなんて不可能だ。

ただし、やや贔屓目に見るとモンテ・コックスという一個人が、もし本気を出せば数年で修斗に追いつき得るような、ピラミッド構造を作り上げつつあることだけは確かなようだ。それに「ネバダ州アスレチックコミッションのような、さらに公的な外部の目があるから自分らでコミッションを作る必要なんて無いんです」てなからくりかもしれない。


このへん、もう少し念入りに調べてレポートして欲しいところだ。
というか、週二回、年500試合?やってるような「ウィークリー・ファイト」なんてシステムの存在自体、全然報じられてなかったぞ(ガンツ・稲垣のスクープだな)。ひねリンさんは聞いたことあるのかな。


「稼ぐが勝ち byモンテ・コックス

これが最重要!!

「おかげさまで私もリッチになったよ。・・・8万スクエアフィート(2エーカー)の土地と家を買うんだ。そこは敷地内に川が流れていて、小さい山もある。たしか、ここシーザーズパレスと同じぐらいの面積なんだけど。」


「みんなからは”ファイター御殿”と呼ばれているよ(笑)。もし、あのまま新聞記者をやっていたら、この家は手に入らなかったろうね・・・・」


「私はかつては55歳でリタイヤしようと思っていたんだけど、いまはちょっと早めて50歳でリタイアしようと考えているんだ。つまり、それはあと4年ということだね」


あと四年したら、敷地内に山があり、川が流れるような豪邸で何も仕事をせず悠々自適で暮らすんだって。
あのZST会場をうろうろしていたデブがだ(悪意むき出し)。


どうも、プロモーターというのはやっぱり「悪いか、すごく悪いか」の二種類らしい。
というか、たぶんプロモーターはみんな儲けているんだな(偏見)。
金が無いカネがないというのはギミックで、みんなウラで豪邸を買っているようだ。

うん、間違いない。国税さん、よくこのブログを見ておいてください。
神様は見ているよ!!(和田良覚風)