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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

佐高信氏との対話。「総会屋というのは勝手」「自分の文章に矛盾はある」と認める(2012年6月20日)

現在、ジュンク堂でこういう催しがあり、
http://www.junkudo.co.jp/16sakka.html

その中で、こういうイベントがあった。


この映像は本編のみでおわっていて、このあとこのyoutubeでは未公開の質疑がありました。
んで、彼に聞いてみた。

佐高信氏  (週刊金曜日編集者の恋愛と結婚についてのゴシップから)はい、質問。
 
Q:佐高さんはさきほど「自分は『構造』じゃなくて『人物』で評価する」とおっしゃいましたが、佐高さんの人物論で、いろんな本を読むとあちこちで矛盾されてるんですよね。
たとえば 佐高さんの人物論だど「コマーシャルに出る人は信用しない」とか「はじめ左翼だったくせに 転向した人間・・・ 急に立場を変えたやつは信用しない」とか「創価学会の本に出すやつは信用しない」とか、たくさん人物評価ありますが、たとえばCMに出ないってことなら姜尚中とか香山リカ なんてのは完全にあれですよね、アウトですよね。
姜尚中はこんなふうに広告に出てますし
(※ここの画像を見せた)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090107/p4

住井すゑさなんかはあんな戦時中戦争礼賛の本を書いておきながら、あっというまに、それを口をぬぐってごまかしてるわけですね。 で、長谷川慶太郎とかが転向すると「お前は転向者だ」と言うのに、住井すゑには言わない。 猪瀬直樹に「CMに出てる、創価学会の雑誌に出てる!」と言うのに中島(岳志)さんとか、それからその姜尚中香山リカのときは口をぬぐっちゃて言わない・・・・、こういうやりかたはやっぱり総会屋雑誌をやってたときにそれは培われたんですか?

(会場の一部拍手。鈴木邦男氏 笑いながら「おおーっ。すごいな」)


で、さきほどのトークで認められましたよねさっき、総会屋雑誌だと(※下の注釈参照)、「現代ビジョン」を。そうするとえーと、週刊金曜日の巻頭・・・「風速計」で、「それは謙遜して書いただけだ」と言ってましたが、あれは虚偽ですね。総会屋雑誌ですよね、あれは。


Q:佐高信氏 って、人がいうっていうのは・・・どうぞ、と言ってる。


Q:いやあ、お認めになるでしょう?、ご自身で これははっきりさせましょうよ。総会屋雑誌だったでしょ。現代ビジョン。、これは認めたほうがいい。 わたしは総会屋雑誌であることを悪いとは言ってない。


佐高氏 それは自分でそういうふうに言うか、人がいうのかって話


Q:それは自衛隊は軍隊じゃないっていうと同じですよね(笑)。そのへんは本当に矛盾しているし、先ほど・・あと「松本健一氏は権力にべったり」って言っていました(※下の注釈参照)が、ご自身も土井たか子さんにね、べったりで。お父様のご葬式のときはまっさきに・・・(父親は)まあ直接の交流もなかったのに、( ※このあと「弔辞を読んでもらった」ことを言うつもりだったが、下の逆質問で中断した )
参考  http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20081126/p3
佐高氏  土井たか子は権力?

Q:国会議長をお務めになられましたね。 

佐高氏  土井は権力?
Q:はい。国会議員さまですよ。これが権力じゃなくて何が権力なのか?まったくわかりません。とまあ・・・


佐高氏 まったくわからないな。


Q:じゃあ、ひとつひとつおっしゃって下さい。ご回答をお願いします
鈴木氏  おお、すごいなー。


佐高氏 そのときそのときの、えーー、状況で、批判して、その全体として、矛盾してることは認めますよ。全然。


Q:それは、ご都合主義っていいませんか。


佐高氏  ああ。、あー、あなた言うのは勝手。


Q:じゃあ矛盾であることは認められるんですね。だからCM・・・


佐高氏  時評ってのは、そういうもんですよ。


Q:(笑)いえ、時評でも価値判断がきちんとご都合主義じゃなかったら、総会屋的な発想もしなければ、ちゃんと貫くものがあれば・・・


(ここで観衆の一人が乱入。マイクなしで、声を張り上げて割り込む)
割り込み者  質問は言い争いじゃないんだから、この場はさ・・・一回質問したらもうだまってくれよ、


Q:あ、そうなんですか?そういうルールならいいですよ?。


割り込み者  一回質問して答えたらたらほかの人が質問すると。 あなたと佐高さんの言い争いを聞きにきたわけじゃないんだからさ、われわれは、
(会場の一部拍手)


Q:(主催者に)そういうルールだということですか?


割り込み者  まあ それはまあ 良識というもんだよ(※でもこの後の質疑で、佐高ファンがファンの立場からやり取りを何度も繰り返す形に。その時はこの人、文句いわなかった(笑))


Q:わかりました、じゃあ次のやつ(回答)をお願いします。総会屋雑誌ということでよろしいですね?


佐高氏  だからそれは。 人がいうのは勝手ですよ。


Q:うん、へへっ。わかりました、あとは権力については、自分もやっぱり土井たか子さんとべったりで・・。


佐高氏 土井たか子を権力だとはおれ思わないな。


Q:ああ「(思わ)ない」。わかりました。


佐高氏 あと時評は、矛盾点っていうのは・・・矛盾するのは、時評だから。


Q:矛盾してないとは言わないわけですね。矛盾はしてるということですね。ありがとうございました。

ありがとうございました。
自分としてはたいへん、たいへん楽しく、大満足の質疑(と成果)でした。



注釈  トークショー本編内の発言で 「松本健一は群馬の出身でしょ。中曽根からお呼びがかかってもへいこらして行くし、今は仙谷の召使いでしょ。東大の同期で。右だか左だかわからないやつ。権力が好きなやつだよ、猪瀬とか松本は

「9割9分9厘9毛、広告で成り立っている雑誌」
「『創』の篠田は(総会屋雑誌的にしたくないと)きれいごとばっかりでだめ」
などの発言があった。ついでにこれは個人の感想だが、鈴木さんは、どう考えても佐高氏の雑誌編集者時代のことを知りつつ、その話題を振っていた気がする(笑)

佐高信氏への批判は、シリーズとなっています。
上に少々引用しましたが、過去の記事はこちらです。
質問に盛り込んだ「住井すゑ」「CM出演」「創価学会の雑誌」「土井たか子とべったりで、父親の葬儀に・・・」などはすべて出てきます。
 ↓
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/searchdiary?word=%2A%5B%BA%B4%B9%E2%BF%AE%5D

追記。おもしろいシーン(47分ごろ)

流しで上のジュンク堂トーク本編映像を見直したが
鈴木「吉村昭が好きですね」
佐高「だけどね、あえていうと吉村昭のファンは三菱重工とかの大企業のエンジニアに多いんですよ(※これは佐高信さんがよく使う論法で「XXの本が好きなやつに○○がいるが、彼は悪い奴。だからXXの本も悪い」という不思議論法です)」
鈴木「それがどうしたの?関係ないじゃないそんなの。僕は吉村昭が好き。それをが好きな人と・・・だからって、僕が好きになっちゃならない理由は無いじゃない。だいたい自分が(佐高信書店の)推薦図書に加えたんじゃないか」

さてこの議論、鈴木邦男佐高信のどちらが勝ちかはそれぞれの判断に任せよう(笑)

こんなやり取りが本当にあったのか?捏造じゃないのか?と疑う人は?

鈴木邦男氏に直接リプライかなにかで尋ねてくれ
https://twitter.com/SuzukiKunyon
もしくはそのトークショーで話題に佐高・鈴木両氏がしていたが、きていた週刊金曜日の女性編集者に・・・・おめでとうございます(その場面、本編映像にあるかな?)



資料の追加

護憲を貫いた女性初の社会党党首
土井たか子の正義
http://diamond.jp/articles/-/63266?page=4
土井が私の父の葬儀に、わざわざ山形県酒田市まで来てくれたのは2003年春だった。私はそれを酒田警察に知らされた。当時、社民党党首だった土井の警護のために、警察はいろいろ手配をしなければならないのである。

 それで来てくれることを知った私は、土井に弔辞を頼んだ。急のことでもあり、父とは面識のない土井は、さぞや困ったことだろう

<謹んで佐高兼太郎先生に哀悼の思いを捧げます。

 私はとうとう佐高兼太郎先生にお目にかかることができませんでした。しかし、不思議なことに一度もお目にかかることがなかったにも拘らず、ずーっと前からよく存じ上げているような気持ちを抱いておりました。(後略)>

ぶわははは。
俗物というのは、こんなにムリをしてでも、「エライ人」に身内の葬式で弔辞を読んでもらって、えへんぷいしたいんだねえ。

佐高兼太郎氏も教育者で、さまざまな教えを受け、多くの思い出を持った関係者はたくさんいただろうに…