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おっかけ報道も、反論の動きも読んだ直後に予想したよりは大きくないが、逆に言うとこれ単独でのインパクトが大きかった、というところがある。
さて。
意見を申す。
これについては、書簡をわざわざ字体が分かる、手書きの手紙を写真で掲載したこともあり、またそれに対して「この字は別人の偽造だよ」との指摘が、一番彼女の字体をよく知っている小沢一郎氏と小沢事務所から出てこない(ついでに本人からも)のだから、手紙の存在自体は事実なのだろう。
ただ、それが法的になされているかは別にして、別居・離婚を当人がつづるまでになった以上、感情的なもつれが無いわけではないだろう。ならばその当事者は、小沢氏の名誉、評価を毀損したいという動機自体はあるわけだ。手紙の「存在」自体は否定できなくても「内容・および事実関係」がそれにそってゆがめられている可能性があるか無いかといえば、それは分からない・・・という反論は想定しえる。
そこで。
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「XXXX年の○○○○」
と、ある時期を特定し、そこに集中して、そのときの人物を描くというやり方は定着してますよね。少なくともここの読者にとっては(笑)
そして、今、2011年の東日本大震災に関しては、原発事故を中心に
「あの時、あの場所で、あの人は何をしていた??」を丁寧に追ったドキュメントが多数競作するように出ている。
- 作者: 朝日新聞特別報道部
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そして国会事故調査委員会
http://www.naiic.jp/
これらは現在の政治や政策に影響を与えるものであると同時に、政治を越えた後世にのこすべき歴史の記録として、必要になるものだと思う。
そして・・・
公式には「一兵卒」だということとはベつにして、与党の中で大派閥を率いる実力政治家が、2011年3月11日の東日本大震災の発生から「どこで、何をし、何を語ったか」は、普通にどこかの記録に残るべきだろう。
さまざまな政治工作や政治行動は秘密にする必要があるものも多いことは分かるが、仮にふつうに震災救援・復興関係に収まる範疇の動きだったら、1年以上を経過した今、公にしずらいものがあるとは考えにくい。むしろ今後の参考にするために積極的に語る必要すらあるのではないか。
今回の(前?)夫人の書簡(私信)による記録が大きなインパクトを持っているのは、その空白を埋めるピースとして期待されるし、実際に本人・側近が証言しないのなら、「不戦勝」によって、この夫人の手紙の記述が、事実として歴史に記録されてもやむをえない。
何も理不尽なことはあるまい。
実際に小沢一郎事務所のほうから「週刊文春と前夫人?からデマ攻撃がされているので、3月11日以降に小沢一郎が採った行動を詳細にお教えします」とし、それを補強する書類や証言、証人をずらずらと揃える。
これ最強。そうすべきだと思いますが・・・。
有田芳生さんは民主党議員だが、ジャーナリストとしての活動もまだしている。小沢一郎議員とも会合であったり話したりしている。そして今回「陰謀説」を展開している。
彼に「2011年3月の小沢一郎」を書いてもらえればいいと思うのだが・・・
ということで、
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20120616/p6
に続く。