高阪剛のコメントを要約。
・青木真也は意識がまず変わっている。非情に相手をつぶすという意識が高くなり、そしてそこに至る過程が丁寧になった。
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・一本までアラをつくらない。寝技で返されそうになるときも、自分の攻撃をゼロにしない。
・北岡はタックルをがむしゃらに繰り返すのでなく、フェイントやペースチェンジをするようになった。
・ともに「相手にプレッシャーをかけ続けて自分の技を効かせる」、というのを理想としている。だが手足の長さ、リーチの差を考えると、やはり北岡がしつこくタックル、それを青木が切り続けてもさらに繰り返す・・・という形になるのではないか。
「リーチの差」…これはどうしてもポイントになるだろうなあ。
まあ北岡は青木と比べなくても、たぶんこれまでもリーチで相手を上回るということはなかったはずだ。ただ、当然ながら70kgという体重制限がある以上、手足が短い分そこに筋肉を詰め込めるわけで、北岡は「熊将軍」などというあだ名がつくほどマッチョな体になっている。それで相手の首や足首をねじ切るように極めてきた。
ところがその一方、あのひょろっとしたように見える青木は、練習相手や試合相手が「パワーがすごい」と口をそろえる、「関節技的怪力」の持ち主だともいう。
大晦日はその「パワー合戦」も見ものか。