http://twitter.com/#!/sasakitoshinao/status/101791012506173441
顔認識テクノロジを使ってロンドンの暴徒を特定。国家による監視ではなく、市民による自警団的監視。難しい問題。/「正義」とクラウドソーシング http://j.mp/odESGr
Google Groupに最近、「London Riots Facial Recognition」というグループが加わった。週末にイギリスの首都を荒らし回った暴動に対応するものだ。グループの目的は顔認識技術を用いて、写真に写った暴徒を特定しようというものだ。
(略)
しかし、こうした振る舞いに気味悪さを感じてしまう人も多いことだろう。大勢の人が集まって、法的機関の関与なしに顔認識技術を正義の実現のために使おうなどというのは、まるで勝手な自警団を組織して権力を行使しようとする考えのように思える。昔の怒りの松明がプログラムへと姿を変えたというわけだ。
(略)
もちろん、暴徒による犯罪行為に与する気持ちはまったくない。しかし、こうしたオンラインでの行動については慎重であるべきだと思うのだ。
(略)
グループの行動自体は合法的だ。また、写真も合法的に入手できるものを対象にするとは言っている。しかし「正義」をクラウドソース化することには、さまざまな疑問を感じてしまうのだ。
自分はグーグルストリートビューから顔認識技術に至るような・・・IT技術の発展によって「群集」が解体され個人をどこまでも追えるような時代になることについての問題を、ジョージ・オーウェルのアンチユートピア小説から言葉を借り
という名前で追ってきた。興味のあるかたは上のリンクで過去記事を。
「となりのビッグブラザー」の再定義
(1)技術が進歩しまくり、
(2)そして普及しまくることで、
(3)「フツーの人」にかつては権力機関や専門家など少数の人しかできなかったことができるようになり、
(4)その一方で、そういう少数限定の時には可能であった歯止めやブレーキがなくなってしまう・・・
最近またあった「有名人がホテルに泊まってるよなう」とか「有名人が和解女の子と食事してるよなう」だってある意味この範囲だ。
自分用メモ。ニューズウィーク日本語版に最近この関連記事アリ
誰もが顔写真で検索される日−顔認識アプリの時代は目前
誌名 : ニューズウィーク [ 2011年08月03日号]
http://www.hankyu-com.co.jp/
ページ : 48
発売日 : 2011年07月27日
カテゴリ : 経済
キーワード : ウォールストリート・ジャーナル 、 BI2テクノロジーズ社