数日ブログを休んでいた期間は、普段会わないいろんな人に会う機会だったのだが、そういう集まりで近年けっこう盛り上り、座もちがいい話題が「それぞれのケータイ自慢」。自慢というかそれぞれの機能を見せての情報交換やね。知らないような機能も沢山あるし。
そんで今回…とあるかたが「au携帯、シャープ製、アンドロイド内蔵」の携帯を見せてもらったんだが、いやいや驚愕いたしました。
携帯を近づけて「ちょっとしゃべってみて」というので「これはいわゆる、音声ワープロの機能でしょうか?」とかつぶやくと、たしか9割9分の確率で文字化に成功した。その後、固有名詞を入れたり「内閣不信任案」といったやや難しめの単語を加えると再生率はダウンしたけど、それでも例えば一部の誤字修正をすれば十分使えるし、twitter投稿などには十分そうでした。
いま、格闘技ファンの有志は会場から試合ごとに速報を流すことをやっているけど、どんなに携帯のキー打ちが早くても、このべしゃり文字化機能を使うこなす人が出てきたらそっちのほうが早いんじゃないかな。もう使っている人もいるのかな。
自分はよくここで週刊誌や新聞、単行本の重要情報などを紹介しているが、これもその一節を読み上げれば文字化できる、となればそれも非常に便利になるだろう。
一度、記者会見の発言が全文テキストになる、ならない…という話題から、機械で自動的に文字起こしが出来るようになるか?というテーマに発展、そこでこう書いた。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100305/p1
ただでさえ世界の情報量の総和は爆発的に増え続けているのに、もし普通に話している会話が、さっと機械を通すだけで読むに足るようなテキストに簡単に変換できるなら、さらなる大爆発が起きることは確実だ。
毎日朝礼をしたがるような中小企業の社長さんや、毎回話が長くなる校長先生なんかはどんどん話をテキスト化し、退任の時には革張りの豪華本が生まれることは必然だろう。
まあ、マイクに向かって音声を文字化するつもりでしゃべるのと普通のスピーチ、会見の文字化は違う。あるいは究極の目標として「朝生で生テレビ」の中継を機械を通せばそのまま座談会記事に…なんてことを設定すると、あと5年、10年かかるかもしれない。
ただ、実際に携帯内蔵の音声認識・テキスト化機能を見ると、既にこれは工夫次第で活用できるなあ、と思ったのも事実。
あと数年のうちに、自分が運営するこのブログやtwitterもまず喋って、それがテキスト化されて掲載されるようになるかもね(笑)
だれかこのブログの読者さんで、「もう、俺はまず喋って、機械で文字化した奴でブログやtwitterに書いてるよ」という人はいるかな?
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http://mobileascii.jp/elem/000/000/013/13665/
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