あしたのジョー映画化
「伊達直人を名乗るタイガーマスク運動」
などでブームふたたび。○周年とかあったっけ?
でムックなどを通じ、おもに「あしたのジョー」中心(ちばてつやブームでもある)で盛り上がっていますがね。
twitterで推奨されていた
http://www.tbsradio.jp/kirakira/pod/
2011年02月17日(木) プロ書評家・吉田豪さん
きのうの「ニュース探求ラジオ・Dig」のテーマが「劇画一代・梶原一騎とは何者だったのか?」ラジオを聴いていた豪さん・・・「僕もはなしたーい。」ということで、梶原先生の奥様、高森篤子夫人とのエピソードを交えて改めて掘り下げてみました。
詳しくはポッドキャストをお聴きください。
んで、漫棚通信さんが新しいエントリで梶原一騎について書いているけど
■梶原一騎の「小説」は「原作原稿」そのものだ!
http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-6fc1.html
残念ながら当時の慣習で梶原原作の文章そのものは残っていないけど、梶原一騎が書いた「小説」が実は漫画原作そのものだった、という話題。
梶原一騎の物語にある、佐藤紅緑など戦前の熱血小説や講談の影響…というより日本のストーリーテリング全体への講談の影響というのは個人的にも再研究してみたいところだけど、それはおいといて、梶原小説のせりふまわしがすげえ。
ケンカは先手――これぞ極意!」
声なく息のみ、瞳みはる愛……
(中略)
「ますますもってウジムシめ!」
平然、きめつけて火野、
「目つぶしごときボクシングの堅固なブロックには通用せず、さらにきたないキンケリも…(略)」
「ますますもってウジムシめ」
こんな言語センス、だれも持てねぇよ(笑)。
……いや…ひとりだけいたな。
筒井康隆が、とある別の星で日本語教師になる男を描いたSF小説があって(うろ覚え)、その政府高官が最初に主人公に出した間違いだらけの手紙…という設定の中に
「ますますもって帆立貝」
というフレーズがあったはずだ。
狂気の天才が、知恵を振り絞って考えた「けったいな日本語」に、そのまま侠気の天才が自然体で到達していたという偶然!!(体言止めも梶原調)
しかし、その一節をば、さりげなくスッと出してくる漫棚通信の底の知れなさよ…(梶原調)
自分の梶原一騎系パロ
あ、そういえば自分がこの梶原調をパロった「仮面の皇太子!ドスカラスJr」が、最近のドスJrのWWEでの活躍とあいまってリバイバル注目され、検索でもよく来てくれてます。ありがとうございます。
ドスjrのほか、こっちも。
■科学者スーパースター列伝・元素の魔術師!メンデレーエフ
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20080919#p1
■科学者スーパースター列伝 電気の神様!マイケル・ファラデー
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101007/p4