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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「911」の現場近くでのモスク建設計画

わたしは7月23日に「朝日新聞」で少し大きめの記事が載ったときから興味を持っていたけど、なんだかんだでブログに書くのは遅れているうちに、問題も大きくなったね。オバマが発言したりとか、その内容がぶれたりとか。
 
一言で言うならその土地は私有地であり、建設を止める理由なんてひとつもありゃしない。ふたつだけ挙げるなら「遠慮せよ」「感情に配慮せよ」というマナー論ぐらいだろうけど、いかにも弱いわけだ。
例えばソウルのど真ん中に神社を建てたら、いささか感情的な反発はあるだろうが、それがダメだという根拠は皆無だ。それとほぼ同様の内容だということになる。

そして、これは私が以前から折に触れ言っていることだけど、その応用でもある。
■「グラウンド・ゼロ」の「モスク」論争はどうして政治問題化したのか?
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2010/08/post-185.php
というニューズウィークの記事に、わたしはこうはてなブックマークをつけました。
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.newsweekjapan.jp/reizei/2010/08/post-185.php

「他人にXXをさせない」は、「自分はXXをする」よりハードルが高いのが原則。

そして、こう続けた。

ムハンマド風刺画はイスラム教徒を傷つける」論や「靖国神社護国神社は私の父・夫を『英霊』として祀るな」もこの反対論と類似例

ムハンマド風刺画についてはしつこく書いて、書き過ぎて絞れない(笑)ので、このブログを「ムハンマド」や「風刺画」で検索して。
もしくは類似例としてこれを。


■「アラブ系が多い街に行って豚肉とワインで宴会しようぜ!」運動が国家権力の弾圧で中止(フランス)
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100617#p3

英霊クレーム論に対しては
靖国参拝−−平和を呼ぶ「サイキック・ウォーズ」?
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050813#p3
■サイキック・ウォーズ再論(笑)。靖国反対運動で宗教の衝突と、自由と慣習について
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20091226#p3

これらの論が、NYのモスク建設論を考えるときの参考になることを願ってやまない。

ある反対運動のプラカードを紹介

最初に書いた、朝日新聞7月23日の記事に添えられた写真だ。たしかネットには記事がそもそもアップされず、この写真も無かったね

左側のプラカードはキャプションで紹介されている通りだが、右の方も興味深い。
「(イスラムの聖なる土地である、サウジアラビアの)メッカにシナゴーグユダヤ教の寺院)を建てていいのなら、グラウンドゼロにモスクを建ててもいいよ」


どちらも反対論としては根拠薄弱だと思うが、レトリックとしては面白い。
というか、反対運動のプラカードにひねった文句を書くという文化は、知る限りアメリカや欧米はずいぶんと進んでいるなぁ、という気がする。これは数年前に盛り上がった反ブッシュ運動の時も感じたから、左右に共通する文化なのだろうね。バンパーに張るステッカーもしかり。

日本では…どうなんでしょうか。良くも悪くももっと表現はストレートっぽい。