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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

ブログの書き手にライブドアが”奨学金”を出す

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1005/26/news044.html

ブロガーに最大300万円の援助 ライブドア奨学金」でアルファブロガー育成 [はてなブックマークで表示] [コメントビューワーで表示] [はてなブックマークに追加]
ブロガーに最大で年間300万円を返還不要で支給する「ブロガー奨学金」制度をライブドアがスタートし、“奨学生”の募集を始めた。生活費の援助でブログ運営に没頭してもらい、アルファブロガー予備軍を育てるのが狙いだ。
2010年05月26日 14時27分 更新
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 ライブドアは5月26日、ブロガーに年間最大300万円の資金を返還不要で援助する「ブログ奨学金」の“奨学生”募集を始めた。金銭的な援助だけでなく、アクセス向上講座といった参加者向けセミナーも予定。影響力のあるブログを書くアルファブロガー予備軍を育て、メディア力の強化を目指す狙い。

 応募条件は、月間1万ページビュー(PV)以上のブログを1つ以上運営し、「得意分野・専門分野の情報を発信することで、世の中に役立つちたいブロガーであること。同社で審査した上で受給種別を決め、「特待生」には年間300万円を支給。「第1種」には年間120万円、「第2種」には年間60万円、「第3種」には30万円を支給する。返還義務はない。

 ブログの将来性や成長性を現在のPVや内容、奨学金受給後のビジョンなどから審査し、「今後のブログの未来を背負うと判断」したブロガーに支給する方針だ・・・

へえ、当方にはあんまり縁の無い話ではありますけど、ただ以前、そういうふうな未来を想像したことがありました。
■ポスト新聞・雑誌のITメディアのあり方は?ネット新聞・雑誌の可能性
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20090705#p3

頭をひねっても、ネットで言論なり文字なり、またはぐっと広げて表現(エンターテインメント)で稼ぐとしたら、少なくともこのネット時代では

1・広く薄い、有料で見てくれるネットの大衆の投げ銭を待つ

2・連動した書籍やDVD、商品を売ったり、ライブを開いて入場料で稼ぐなど、もっと金をやり取りしやすい別の場所を持つ

3・広告を入れる形のスポンサー。

4・運営資金をそのまま出してくれる形のスポンサー。

この四つしか、わたしゃ思いつかなんだ。で、どれもまあ、いい悪いはない。それぞれ形式が違うだけで、ある。

ただ、自分はその後、この「4」は、経済的な損得を超える”政治”がらみで登場するだろう・・・(つまり保守派の金持ちが保守言論ブログを支援するとか革新派の組合が左派言論ブログのスポンサーになる形)と予想。出所がライブドアということは、ライブドア全体のアクセスが増えて、それが広告効果などに跳ね返ることを期待しているのだろうから「3」にも関係しているのかな。

まあ、こういう試みが出てくるのはいいことです。これが10年、20年、一生の仕事になるかはだれもいえないけど、逆に1年間、こういうお金をもらってフルタイムの、プロのブロガーとなったときに、どんな仕事・・・たとえば週刊誌や新聞に負けないような事実の発掘や報道、評論が出来るか?という結果の監察は興味深い。

というかこれ、1年300万円もらえるって条件、すでに数冊の本を出したり賞をもらっているようなプロのノンフィクション作家にとっても魅力的な条件ちゃう?あの人やあの人のことも思い浮かぶのだが、そういう人に応募してもらって、大型ノンフィクションをどーんとブログで連載してもらう、という形が将来はあってもいい。
(※今回の形式だと、1日1万PVとかをかせがねばいけないからそういうノンフィクションは難しいだろうけど)