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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

中盤迎えて面白くなってきたWOWOWのTUFヘビー級。ランペイジひでぇ(笑)

どれぐらいの格闘技ファンが見ているのかね。シーズンの中でも熱心なファンは逆に放送時点で結果を把握しているから見てないかもね。
ラシャド・エヴァンスとクイントン"ランペイジ"ジャクソンの両コーチ(最後は闘うことが慣例)の相性がシーズン屈指の悪さだとか、キンボ・スライスという知名度抜群のごつい大男が普通に一員として加わっているとか、ロイ・ネルソンがでぶとかウェス・シムズが狂ってるとか、いろんな役回りについては断片的に知っていたけど、それが4話とか5話になると有機的につながってくる。


キンボは地上波でメインも張った男だから「俺様キンボ」的にふるまって周囲から浮くかと思いきや、意外に謙虚で練習も熱心、チームランペイジの仲間からもけっこう好かれている様子だ。その相手、ネルソンは逆にIFLだっけ?そのキャリアから来る自負心でチームラシャドの練習にすんなり溶け込めない。この二人が闘うと、あっさりネルソンが勝っちゃうのだけど(笑)。


そのほかにもマジメすぎるやつ、怪我で練習ができないことがきっかけで周囲から浮くやつ、いじめの標的になるやつ、そのいじめを煽るやつ(ウェス・シムズ)が出てきて、なるほどこれはアメリカのライト層も毎週見るわいな、というのは分かる。
ただ、やあっぱりガチンコはコントロール大変なもので、気まぐれなランペイジのせいか彼のチームは4連敗(笑)。で、5試合めについに2メートル8センチでUFC本戦経験もあり、というか俺でも知っているウェス・シムズが登場。ストーリー的にはここでランペイジ組がド派手に勝たないと…とここだけは放送作家の立場に立ってみたら結果はあの通り…。
こうやってみると、どこかの番組の「ガチンコ!」はその欠陥をTBS的に克服してたのかなあと。いや見てないから偏見だ。
そしてランペイジの下品さ、気まぐれ、気分屋ぶり…そして自分の欠陥も含め、その個性を豊かに表現する力は吹き替えごしでも伝わってくる。なんでこんなんヤツにコーチを、と思わないでもないが、人格円満統率力抜群のコーチは番組的においしくないものな(笑)。やっぱり彼を選んでGJだったんだよ。
ラシャド・エヴァンスも厳しいことは厳しいし感情むき出しになることもあるが、一応チームの指導においてはアスリート(体育会)的なふるまいに何かしらの筋は通っている感じ(長州力的?)。
このラシャドとランペイジの言い争いが吹き替えでもひどいしピーピー効果音うるさいし(笑)。たしかにフたちの直接対決はドル箱になりそうだったから、ダナ・ホワイトがご執心だったのもわかるのう。


さてTUFはこの後から後半戦、まさかのXXX復活とかがあるかもしれない。
あまり英語を知らず、結果をうろ覚えでよかった(かすかに知っているから、逆にさらに楽しめる)。アメリカ・ドラマ好きの皆さんもどうぞ。