まだ極真空手が「大山道場」の時代、道場に道場破りが来たときは「あっさりKOしちゃいかんぞよ、人間を相手に本気で試せることはまたとないから、この機にありとあらゆる技を研究するように!!」と、KOしない程度にずーっと痛めつけたそうです(ソース・「男の星座」。)
今回のGSPの、5分5Rにわたるコスチェック拷問劇もやっぱりそのテイストが入っていたのかしら、と思ったりしました。GSPはテイクダウンを覚えて(というか五輪選手級になって)、試合がつまらなくなった…とか言われて、まあ実際にここ数試合はそういう展開になったといえばなっていたのだが、打撃勝負の封印を解くとこうなってしまうとは。
どーしたもんかね。
YASUBEI榎本も中村K太郎も、ウェルターで牙城を脅かせそうな選手は他団体にもいないや。
今回の因縁試合の発端となった「TUF12」は空前の面白さらしいよ。
今回の大会のGSP対コスチェックがある意味「決着戦」で、結末から見るような展開になってしまったが、1月からWOWOWで始まるTUFは、今大会が超盛り上がったことから分かるように、10本以上を数える「ジ・アルティメット・ファイター」でも最高傑作との前評判が高い。
それもこれもGSPのマジメぶりとコスチェックの不良ぶりが、ランペイジvsエヴァンス以上に際立っていたからだそうだ。要はコスチェックがコーチとして・・・というより社会人として最低最悪だったらしい(笑)。
メイン前の試合がよかったね
選手に何の予備知識もなかったけど、単純にフィニッシュが衝撃的でよかった。今はUFCに上がるレベルの選手なら、「こいつは足関が苦手っぽい」「こっちは柔術系」とかカテゴリーしても通じない。つうか柔術的な動きを見せる若き天才児(らしい)に足関で一本取った人もヘンゾの弟子らしい。そのほか、マウントから三角絞めで買った人はヒクソン・グレイシーの弟子らしいし、オランダからすごく若いのっぽ君も登場してたし。