http://www.inosenaoki.com/blog/2010/04/post-6412.html
・・・議論の末、2作同時受賞となった。
上原善広著『日本の路地』は、はじめはおもしろくない感じがしたが、後半から、しり上がりによくなっていく。最後の沖縄の「京太郎芸」の記述で、この人は書きながら成長できる、と思ったので推した。
川口有美子著『逝かない身体』は、脊椎の病気「筋萎縮性側索硬化症」、略してALSという難病がテーマである。この著者は、文章力もあり、死生観に対する哲学的な思索も独自性があり、世間に広く伝える意味でも受賞が望ましい、と判断・・・
- 作者: 上原善広
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/12/15
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逝かない身体―ALS的日常を生きる (シリーズ ケアをひらく)
- 作者: 川口 有美子
- 出版社/メーカー: 医学書院
- 発売日: 2009/12/01
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ぼくとしては候補作のひとつ
同和と銀行 三菱東京UFJ“汚れ役”の黒い回顧録 (現代プレミアブック)
- 作者: 森功
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/09/04
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