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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

細野不二彦「電波の城」が格闘技を扱う&五味隆典が漫画化?

ひさびさに現在進行形の漫画を扱おうです。
細野がビッグコミックスピリッツ不定期(だっけ?)連載している「電波の城」は、権力志向、上昇志向の強い謎の美女(といっても、本当にそれが目的なのかは微妙)が、テレビ局という欲望の渦巻く魑魅魍魎の城に独立プロダクションからの派遣(お天気お姉さん)として乗り込み、陰謀や媚や脅しなどを適度に使いながらのし上がっていく・・・というストーリーを描いたピカレスク物です。
「謎」を伏線に盛り込み、それをハンドリングしていく形式だから、実は最後の最後にそのへんの説明がついた時点で評価されるのが筋かもしれない、そこがグダグダになったらあんまり意味が無い・・・かもしれないけど、少なくとも現在まではきわめていい感じで推移しています。
はっきり言うと浦沢直樹と比べても、ロングストーリーの作り手としては細野不二彦のほうが上なんじゃないか?短編作家、その週の1作1作をショートストーリーとして捉えるならば、浦沢が少し上だけど。「電波の城」ももう数年連載しているが「この漫画がすごい!」とかの1位にはなっていない。実はもっとも”過小評価”されているのが細野なのかも。


さて、某テレビ局内でお天気お姉さん、体当たりバラエティ、クイズの出演者、ドキュメンタリースペシャルのゲスト・・・とのしあがっていく主人公・天宮遥ですが、さて藤原紀香とか小池栄子とかのポジション、格闘技番組「ソルジャー・コロッセウム」のマスコットガールに今はなっております。
この作品の中ではいまだ格闘技が大人気、大晦日の格闘技番組はだれもが注目する大一番なんだ。うらやましい(笑)
しかし、著者はよく取材しておられるようで、「格闘技のTV中継は闇の社会と、一応は”公共”のものであるテレビ局の接点である」という視点からストーリーを練っています。実にどうも説得力がありますね(笑)。
その中から
「巨大な製作費がかかる格闘技番組のスポンサーと、そこに見え隠れする思惑」
「大人気番組を担当する”旬”のプロデューサーが局内で持つ権力」
「お涙頂戴のストーリーの強調など、選手のキャラ付け」


そして・・・「八百長」まで踏み込んでいます。
というか今週、その八百長の絵が明らかになるっぽいんですね。
で、「3試合」とかの構図が、どうも力道山vs木村政彦をいろいろ研究したっぽい(細野氏はまちがいなくプロレス通で、デビュー当時からギャグでもシリアスでも、プロレスに対してリスペクトを持った上でネタにしてくれていました。この場を借りて感謝したい)んです。

そういう点では増田俊也氏にも、ぜひ注目してほしい。
この漫画で、格闘技を扱った「ソルジャー・コロッセウム」編については以前から紹介したかったが、伸び伸びとなっていたのでこの機会に紹介したというわけです。

うわー、何にも考えず、資料なしでのアドリブでこの一編を書いたんだが、けっこうまとまったなあ(笑)

電波の城」は3月末に10巻発売。まとめ読みには手ごろかも?

電波の城 10 (ビッグコミックス)

電波の城 10 (ビッグコミックス)

のようですね。
つまり今月でちょうど10巻、現在は9巻。まとめ読み派にはちょうどいいぐらいにたまった、といえるかも。

電波の城 1 (ビッグコミックス)

電波の城 1 (ビッグコミックス)

電波の城 2 (ビッグコミックス)

電波の城 2 (ビッグコミックス)

電波の城 3 (ビッグコミックス)

電波の城 3 (ビッグコミックス)

「格闘技編」とでもいうべき話は、どうも8巻ぐらいからのようです

虚像・実像、誘惑・疑惑、欲望・絶望、現代人を映す鏡の城…テレビ局。いま、その階段を昇り始めるひとりの妖女、その名はフリーアナウンサー・天宮詩織! メディアを揺るがすサスペンス巨弾
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAY05184/
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お天気アナから人気クイズ番組のサブ司会者にまで出世した天宮が、次に狙いを定めたのは格闘技番組『ソルジャー・コロッセウム』。だがそこは、大手芸能事務所の“縄張り”で…?

ライバルの栗田アナを爆破テロから守り、一躍時の人となった天宮。局内でも彼女の評価は急上昇し、打ち切り寸前だった番組の視聴率も盛り返し始めた。だがテロで狙われた本人・栗田は、事件のショックから自宅にこもりきりに。そんな栗田を見舞った天宮は、言葉巧みに彼女を自らに心酔させて…!?(第75話)

電波の城 8 (ビッグコミックス)

電波の城 8 (ビッグコミックス)

五味隆典の漫画は紹介する暇がないや。

NHBニュース( http://blog.livedoor.jp/nhbnews/ )のほうを見てちゃぶだい(死語)(死語ってつけるのが死語)。