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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

辻結花、V一に敗れる。中井りんは「チカラ・キムラ」で一本。

昨日はメインに「猪木祭り2003」で活躍した辻、同興行でのデビュー戦としてパンクラスなどで活躍した中井りんが登場したため?か、私が知っている中では意外なほど、女子格闘技はあまり会場ではみない人が集まっていた(私を含め)。

さてカイブツ中井りん、実は相手も丸々とした体形ながら身軽に側転や逆立ち歩きをこなす「女バンバン・ビガロ」のような選手。中井は鳴り物入りで初登場だから、北尾光司みたいな立場だなあ。すると東京ドームのあの試合を思い出す・・・とかしょうもないことを考えているうちに、相手の”女ビガロ”はけこう先手を取って中井を殴っていきました。
中井は引いて距離をとる動きを見せたこともあり、そう一方的に強さを見せるような試合にはならず、スコット・コーカーも「うーん、こりゃ獲得は保留だな」と言ってたかもしれない(俺想像調べ)。
ただ、3Rのアームロックは「え?もう時間ないの?じゃあ極めなきゃ、よいしょ」という感じでバタバタと極めており「えーと・・・これ最初から、やろうと思えばできたんじゃ?」と思わないでもない。

「柔道部物語」で「おれの内股は芸術的」と自分だけは思っている選手が内股を仕掛けてはピンチになり、なんとか他の技で逆転して、周りから「内股を狙わなきゃもっと楽に勝てるんだよ!」と非難されるってシーンを思い出した。

あと、中井のコーチ、ワイルド師匠のセコンド指令が実に楽しめた。よく通る声で、変幻自在のアドバイス(1秒前とどう考えても正反対だったりする)を与える。ときどき疑問系が混じるところなどは絶妙。また中井がそのアドバイス、思いっきり無視するのでなんかこっちがいたたまれなくなりました(笑)
いやー、でも「でかくて千円」風に価値を割り振るなら、ワイルド師匠のセコンドが聞けた、というのは350円ぐらい払えた(笑)。WWFが日本人悪役マネージャーのオファーをしてもおかしかない。

あ、あと最後はひねりを加えたバク宙や、バック転3連発を披露。
ルーチャからのスカウトが繰るかも。

んで辻敗北

最初にタックルをポーンと決めたときに「あー、こういう展開になるのね」と思い、一回V−が立っても「ふーん仕留め損ねたか。まあいつやってもテイクダウンは奪えるんだろうな。ちょとピンチになっても辻がタックル、それで局面は動くんだろう」と思っていたら、あれよあれよとVの腕がスタンドで首に絡みつき、そのまま寝技に移行して辻のタップとなった。
会場で見ていたのだが、あれは今後も起こりえるようなひとつのパターンなのか、出会い頭とかアンラッキーと呼べるような偶然の産物なのか、柔術を長年やっているような人に聞いても答えが出なかった。
まあどっちにしても完全勝利、完全敗北は間違いないところなのでV−、おめでとうございますということ。

次にリターンマッチ(ラバーマッチ)が組まれることもあるだろうが、それはいつなのか。王者や前王者は、その前にだれかと戦うのだろうか。


もう一人、禅道会の細身の空手家が強かった。