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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

サントリーが「生ビールの缶」を開発した(浅草キッドの第二アサ秘ジャーナル)

水道橋博士ブログ
http://blog.livedoor.jp/s_hakase/archives/50892063.html

・・・貯酒されて熟成されたビールは酵母が生きているために、
どんどん味が変化してしまう。
瓶に詰めた後で味が変化すると飲む時期によって味が変わるので、
同じ商品にはならない。
そこで、ビールの酵母を取り除かなければならない。

当時多くのビール会社は、酵母の働く力を取り除く方法は、
加熱殺菌をしていたが、加熱殺菌することでビールの旨味を消してしまっていた。

そこでサントリーは、
NASAがロケット燃料に混入する不純物を取り除くために使っていた、
ろ紙のミクロフィルターに目をつけた。
この、ろ紙を使うことで、加熱処理をすることなく酵母を取り除き、
ビールの味を保つ"生ビール"を販売することが出来るようになった。

生ビールの缶ビールって、サントリーが最初だったんだあ。
そしてウィキペディアの「生ビール」を見ると、この話がちゃんと載っているからおそろしい。

「熱処理をせず、酵母菌の入った生ビール」が一般的な認識であったが、サントリーが「熱処理をせず、酵母菌を除去した生ビール」を発売したことにより、「酵母菌の有無」をめぐって『生ビール論争』が勃発した。「熱処理をしないビールはすべて生ビール」というサントリーの主張と、「酵母菌を取り除いたビールは生ビールではない」という他社の主張は平行線を辿った。
(略)
1979年、公正取引委員会が「生ビール・ドラフトビール」の定義を「熱処理をしないビールのすべて」と公示し、生ビール論争はサントリーの主張が認められた形で終結した