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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「分かっている」人が選んだ?銀英伝CMにちょっと感動(ファミリー劇場)

この前、CS放送ファミリー劇場ををつけっぱなしにしてたら、今、同局で放送している「銀河英雄伝説」のCMをやっていたんですね。
それはそれで何の不思議も無いですが、そのチョイスが素晴らしかった。
たしか1分程度のCM時間、何の注釈もナレーションもなしに、「ビュコック提督(及びチュン・ウー・チェン参謀)の最後」の場面を切り取って放送していたんだよ。
いや、名シーンですよ。コレヲ読ンデ泣カザルハ人ニ非ズ、の名場面ですよ。
だが、ラインハルトはちょっと出るとはいえ、一方の主役のヤン・ウェンリーは別の場所にいて、ここには出てこない、そんな場面だ。
その部分をチョイスして、そのまま切り取ってCMに使う・・・・そうとう「分かってる」担当者の、ついでにいえば一般受け、マスへの効果など気にせず「この場面をみんなに見せたい!」という、そういう情熱・・・ここをチョイスした人の個性、やる気がにおってくる、そんなCMで受け取ったこっちがちょっと「やりおる」と感動したのでした。

しかし、いいエピソードだねえあすこは。


放送予定を見ると、あの場面は来週月曜、15日深夜(16日未明)かしら?タイトルだけでは類推は出来るが、確実には分からんので断言はしません。
あ、あと。ビュコックの声ってよく映画の吹き替えとかでも聞く声だが誰でしょうか。調べる手間はかけませんが。
この作品の参加声優も、かなりの数が鬼籍に入られたときく。


以前も「銀英伝では同盟の敗北過程が一番好きだ」と書いたっけ。
同盟は大阪冬の陣、夏の陣のように、最初の敗北で不利な和約をのまされ、再侵攻で完全に滅亡するのだが、そのとき自分の命惜しさにみっともない行動をするものもいれば、これが国民のために最善と信じつつ、客観的にはみっともないことをする人もいる。逆に英雄的に命を散らすものもいれば、英雄的な死を欲しつつも「おまえには別の使命がある」と説得される人もいる。さらには、派手な玉砕ではなく、「自分の職務がもつささやかな義務」を果たす、見えない英雄もいる。


SFに限らずフィクションのなかで「ひとつの国が滅亡するとき」それ自体をテーマというか詳しく描写した作品というのを、あれだけおもしろく書いたもの自体貴重なんじゃないだろうか。