上のイベントのゲストは。
http://d.hatena.ne.jp/hurricanemixer/20070619/1182251131
いきなり串田アキラ御大の「キン肉マンGO!FIGHT!」の生歌からスタート。串田さん、もう60歳(!!)なのに見た目も若いし声量もすごい!客席も一緒になって「私は」「(ドジで!)」「強い」「(つもり!)」のとこを歌う。これだけで完全に客はできあがりました
ふむ。
たしかに「キン肉マン」の合唱は楽しかろう。
その他の曲も、海外でも受けている。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20080402
しかし、私が一言で足りるという主張は、「串田アキラの最高傑作は『強さは愛だ』(宇宙刑事シャリバンED)である」ということである。
アニメや特撮の歌というのは、その作品の主人公の名前や必殺技が80年代まで入っていたが、その後徐々にそういうものが減り、というか歌謡曲がそのままOP、EDに使われることが多くなった、と聞く(断言できるほど、実は知らないのだが)。
これに関しては「やはり作品と一体化するのこそ本道!」「いや、やはりポップス化したことは進化なんだよ」という両方の議論があり、どちらもまあ正しいのだろう。そして、感覚で言うとアニメより特撮のほうが、まだキャラクターや必殺技や擬音(笑)が歌詞に組み込まれているような気がします。ブロロロロー、ズババババーン。
だが、「強さは愛だ」は「宇宙刑事」も「シャリバン」も一言も出ない、
しかしこの歌詞のテーマからは、真っ赤に赤射した彼の勇士がはっきりと浮かぶのだ。
全部読まないとだめだな
http://www2.kget.jp/result/index.aspx?t=%8B%AD%82%B3%82%CD%88%A4%82%BE
そのテーマ性、抽象的な言葉から具体的なイメージをつなぐ力、起承転結、歌詞の平明にして力強い響き。
まさに比類なき、奇跡の傑作と申せよう。
宇宙刑事シリーズはその三作において、OPのほうはなんとなくテイストが似ているが、EDのほうはそれぞれ工夫を凝らしている。
ギャバンの「星空のメッセージ」はこれと同じくヒーロー名を入れないが、バラード調。シャイダーのほうは、名前が入っていて明るい調子だ。
というわけで串田アキラの最高傑作について、誰も異論はあるまい。
あるまいと思うが、あればコメント欄にて。