日本の戦後史の一部を過ごしてきた人間なので、「ある国の一部を実効支配しているゲリラ組織」というものが感覚的につかめないし実感できない。(日本だと西郷隆盛の薩摩私学校や五稜郭、秩父困民党ぐらいにまで遡るか?)
90年代で、その種の団体(半国家)が壊滅されたというとアルベルト・フジモリが「センデロ・ルミノソ(輝く道)」を滅ぼしたことを思い出すな。
ああ、そういえば上の両組織は「なんか名前がむやみにかっこいい組織」としても個人的に印象に残っている。
ちょっと気になるのは「勝ちに不思議の価値あれど、負けに不思議の負けは無し」の伝で、イーラム解放の虎も、この時期に根拠地を失い、軍事的に壊滅するのは何かしらの理由があるはずなのだと思う。何ゆえに、数十年活動し、実行支配地域を持っていた半国家ゲリラ組織が、いまこの時期に破れるのか。
なじみの薄い地域ではあるが、だからこそ知りたいものだ。