「透明人間ができても、網膜まで光が素通りするから目が見えなくなって云々」という、初歩的なSFおもしろウンチクももう語れなくなってしまったかなあ。1章 「透明人間」になりたい
古典・小説・映画・漫画の中で描かれ続ける「透明人間」
昔話や童話、映画、漫画に登場するさまざまな「透明化」技術
映画『プレデター』の「擬態ヘルメット」
アニメ『攻殻機動隊』の「光学迷彩スーツ」
ドラマ『スタートレック』の「遮蔽装置」
姿が消えたときに心がさらけ出される
透明人間になったら何をしますか?2章 生物世界は「透明人間」だらけ
透明タイプと擬態タイプ
生物界の擬態名人たち
戦術に利用される生物の「擬態」特性
人工的に作られた透明生物3章 夢ではない「透明人間」の科学
SFではなくなった「透明人間」
光を迂回させる「メタマテリアル」
メタマテリアルが作り出す「負の屈折」
電磁場を制御する?
ところで、透明人間はそもそも発想としては本当に体をクリスタル、透明にするっていう話だけど、これを、聞いてもよく分からない屈折がどうのこうの、という方式で見えなくします・・・というやり方のほうで最初に説明したのが、私にとっては、例によって藤子・F・不二雄の
「ミラ・クル・1」
という作品でした。ただそんな作品が存在するのかどうか、めちゃくちゃ記憶が曖昧です。
唯一覚えているのが、主人公のすむ街で「化け猫が出る」という噂があったのだが、それは粗大ごみとして路上に捨てられた三面鏡に、小さな子猫の影が反射、拡大して・・・・というようなものです。でもやっぱり、記憶があいまいだなあ。
ミラが少年、クルが少女、ワンが犬だったような。
・・・と書いたところで、検索によって分かるのが今のいいところ。
検索したらあっさり30000近いヒットがありました。しかも一昨年の「コロコロ伝説」2号で一部再録されてたそうな。
http://yaplog.jp/erisama/archive/1063
男の子+女の子+子犬が昭和の近未来的な服装に身を包んで空飛ぶスケボーに乗ってる絵
とあるんですが、ここもTPぼんに似てるよね。
だがTPぼんは目撃者の記憶を消去する「フォゲッター」によって秘密を守るが、ミラクルワンのボードが、上記の話にあるように「光を屈折させて見えなくなる云々」というようなものだったというふうに、おれが記憶している次第。