もう多くの読者にとってはいまさら(次号発売で店頭から消えるまであと10日だ)なのだが、ちょっと諸君!に目を通す時間んばなかったのでいまさらやっと読めたのですよ。
アンカテ
http://d.hatena.ne.jp/essa/20080910/p2
天漢日乗
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/09/10essa-1662.html
私も格闘技雑誌、「ゴング格闘技」や「ガチ!」の座談会に呼ばれてお邪魔したことがあるが、やはり生来の無口と緊張で、なかなか十分に喋ることが出来なかったものだ(いやホント)。だがこの二人のアルファブロガーはさすがに要点を抑えた話をしてくれている。
雑誌の年齢層が年齢層なもんだから(笑)ブログとはこーゆーものですというところから説明する部分もあり、そのへんをまだるっこしく感じる人もいるでしょうが、イチから考えるのも悪くないでしょう。
ちょっと面白い話を箇条書き
■天漢日乗で一日三万のアクセスがあった、反響の大きかった記事は「中越地震のとき、マスコミの取材が被災者にとっていかに迷惑だったか」を記したもの。
■アンカテも天漢も、きっかけ、論点を2ちゃんねるから得ることが多い。
■佐々木俊尚がネットに発表する記事に(上)(下)が多いには
『「上」に対する読者の反応をチェックして、若干の軌道修正をした上で「下」を出す。「炎上」のリスクを避けるためにもそうする必要がある』※あ、ずっこい(笑)。でも天漢日乗氏も「たぶんみんな同じようなことをしている」と言ってる。でもいーいアイデアだなあ。俺もこれからDREAMとか石井館長とかについて(上)とつけて書こう(笑)。
■ロスジェネ世代は、バブルから「失われた十年」につづく時代の変貌を見ているから、どこかさめた、ある種の諦観がある。それは身動きの取れなさにつながってもいる。
■論座に赤木智弘氏が「丸山真男をひっぱたきたい」を発表した時、アンカテ作者はショックを受けた。「物理的にぶったたく」、というのにびっくりしたという。佐々木氏は同誌の後追い記事で「斎藤貴男や森達也が『人を殺してはいけません』とかの的外れな批判をしていてそっちに衝撃を受けた」という。
■「天漢日乗」氏は女性。
詳細は同誌で。
しかし佐々木連載以前に、まともに2ちゃんねるを正面切って論壇誌でとり上げる「麹町電網測候所」もつくったことのある、なかなかロックンロールな諸君!であるが、天漢女史の感想によると
…ところで、『諸君!』編集部は
電子入稿できない
という、今時珍しいところでした。なんでも
手書きの原稿
が、いまでも幅を利かせているとか。91年に最初の入稿をしたときから電子入稿以外は経験のないわたしにとっては、驚きでした。
うーむ(笑)