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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「ウルトラマン」の著作権(タイ人との粗相)をめぐる諸問題を日経新聞(3月10日)が書く。

スイッチオン・マンデーという特集記事。
円谷プロとあるタイ人企業家の間に訴訟があったことは何度も書いているが、いろんな争点や現状をまとめてみると…

■タイの最高裁円谷プロ勝訴、タイに賠償を命じた。
判決理由で「契約書は無効」と認定。筆跡鑑定、契約書の中身にシリーズ名の間違いその他が存在するほか、そもそも無期限独占利用権の譲渡ってありえない。
■円谷側弁護士「総合的に判断すれば当然」タイ側弁護士「筆跡鑑定は当てにならんし、業界体質上そんなこともあり得る」
■現在、タイ側は日本で勝訴の確定判決を受けており、06年には12億円の損害賠償を求めている。逆に日本側は「タイ側国内で個別の訴訟をできる」と話す。現在30件のタイ国内訴訟、2件の日本国内訴訟がある
■問題は、タイでも日本でも無い国でのウルトラマンのビジネス展開。どっちにライセンス契約払えばいいか分からんのでね。
■矛盾解消のため「最高裁判決」をひっくり返す「再審請求」はできないのか?
ところが条件がちょっと難しい(なぜ難しいかは書いてあるがよくわからんので(略))
■96年以降、円谷プロは海外展開を控えるようになった。専門家の一人は「確定判決が2国で交錯している現状なら、和解したほうがいいのではないか」と話している。