http://www.angle-j.com/archives/2007/09/11_1506.php
ハリトーノフは言わずと知れた元PRIDEトップファイターの一人だが、現在はリングス・ロシア内にあのヴォルク・ハンが新たに作ったチーム“CLUB VOLK HAN”に所属。PRIDEとの契約も終了し、何と立ち技・K-1への挑戦も視野に入れて、HERO'S参戦を決めたという。当日、イリューヒン・ミーシャと共にセコンドにつくというハンからは「ミスターマエダの要請を受け、うちのチームからまずはハリトーノフを送り込みます。いずれはHERO'Sをロシア勢が支配します」というビデオメッセージが送られてきた。
(略)
オランダのゴールデン・グローリーに立ち技のトレーニングを積みに行っているというハリトーノフだが(そのため一部で「ハリトーノフ、ゴールデン・グローリーに移籍」という報道があったようだ)
キム・ミンスが「リングス・コリア」、その他もろもろの今では無かったことになっている設定のように、今回の「クラブ・ヴォルク・ハン所属」というのも、それ自体が話題や人気につながるとの読みから来た演出なのかもしれない、という気もしないでもない。
しかし、それが演出であるならリングスコリアよりはよっぽど気の利いた演出だ。ヴォルクが何年ぶりかで来日したら、HERO'Sでは一部ファンが、だろうがそれなりにメディアも騒ぐだろうし、kamiproは幻想を振りまき、GONKAKUは「ハンが教えるMMAサンボテクニック」記事を創るだろう(笑)
ただ、ハリトーノフとパコージンの関係とか、そのへんはどうなのかな。内臓疾患が報じられたヴォルク・アターエフはどうなっているのかな。専門メディアに置かれてはそのへんも報道頼む。
しかし、未経験者からすぐにリングス初期の闘いをマスターしたヴォルク・ハンが、さらに総合格闘技の場に踏み込んだ「西暦2000年の奇跡」はいまだに語り草だ。
リングスに関して、やれ向こう側だこっち側だ、それがあいまいなのがいかん・・・というのは確かに正論だが、よく言われているこのジョークが案外面白いかも。
「近頃は、女子大学生がキャバクラで働いている、まことに嘆かわしい」
「いや、見方を変えよう。キャバクラ嬢が大学でも学ぶと考えれば向学心のあるいい話じゃないか」
どっちがどっちだとかどっちが上だとかは無いと念を押した上でいうが、リングスKOK以後の(全体的には負けが込んでいたが)一部選手の活躍、健闘を
「ふだんプロレスをやっていたプロレスラーが『お前ガチやって来い』と命じられたら『ウイッス』の一言で平然とその場に向かい、しかも勝って帰ってきた」
という、リアル餓狼伝的な目で見てみたい(笑)。同様の視点を花くまゆうさく氏や堀江ガンツ氏も言っていたような気がする。
本当は、新日本プロレスがそれをやりかたったんだろうけどなあ。