今、へうげものでは「頭を下げて天下を取った」稀有の例として知られる「家康上洛(秀吉に臣下の礼)」というエピソードを取り扱っている。
- 作者: 司馬遼太郎
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この作品でも、印象的に語られている。
へうげものは、徳川家康が・・すなわち芸術にまったく理解がない(それも悪趣味とか俗物でなく、「芸術など贅沢」という、無骨で律儀な正論を心から信じている)設定になっている。
そして豊臣秀吉が、利休に命じ、上洛した家康のもてなしをさせるわけですが、その最後のあおりが、最後のコマの位置関係そのままに
秀吉
利休
家康
を
狐
鵺
狸
と表現。秀吉・家康を狐と狸の化かしあいに模すのはまあ凡庸だけど、その中の利休を「鵺」とは。おそれいった。
今日は次の号が出る(今回の、紹介遅れてすまん)。どういう展開になるか楽しみ。