INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

やはり日本はハイテクが命。その中での大勝負の結果は?

まず山形浩生ブログ。
http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20070211

所得水準は、社会の平均的な生産性で決まる。これはしつこいくらい理解しておいてほしい。プログラマとかは、自分たちの給料が高いのは自分たちが高い生産性を実現しているからだ、と思っている。銀行員は、自分たちが高給取りなのは自分が優秀で高い生産性を実現しているからだと思っているだろう。多くの人は、たとえばフィリピンや旧東欧諸国にでかけて、店員の手際が悪いとか、官僚の仕事が遅いとかいう話をして「あれじゃあ所得が低いのも仕方ないね」なんてことを得意げに語る。「日本なら絶対あんなことはない、だから日本は先進国の仲間入りができたんだ」と。

でも実はちがう。あなたたちの給料が高い理由の大半は、あなた自身の優秀性なんかとは何の関係もない。店員の手際が悪くたって、せいぜいが倍ほど悪い程度のもんだろう。あれやこれやで不満はある。でも大差はない。あなたにとってのはした金で、途上国の人々は奴隷のように働いてくれる。それも嬉々として。でも、それはあなたがえらいとか優秀だということを意味するものではまったくない。あなたがサービス業/第三次産業なら、あなたの生産性はスーパー貧困なカンボジアの同じ業種の人と大差ない。所得水準ほどの差があるわけがない。



あなたの給料が高いのは、社会全体の平均的な生産性が圧倒的に日本のほうが高いからだ。そしてそれを引き上げているのは何だろう。床屋でも官僚でも管理職でもプログラマでもない。トヨタが、松下が、帝人が、すさまじい大量生産によってすさまじい生産性を実現しているからだ。こういうところの工場労働者たちは、後進国に比べて一人あたり数十万倍以上の生産性を実現している。


さも、ありなん。

以前、こう書いたのよ。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20050810#p4

今日も楽しく日本が 

経済大国保つのも

技術屋さんのおかげです



ま、それはそれとしてだ。
(話がこの後は大きくそれるので、山形ブログ自体の話に興味ある人は読まなくても結構です)
その日本の、もちろん世界の優秀なる技術者たちがニ陣営に別れ、久々に関ヶ原の戦いにいどんだのが、新世代DVDの規格戦争であったのだろうが・・・そして、両陣営とも技術者どころか営業、広告、首脳陣も含めいろんな計算の末、勝算ありと見込んだはずなのだが・・・

http://www.sankei.co.jp/keizai/kseisaku/070127/ksk070127000.htm

次世代DVD、ブルーレイ圧勝 勝因は安価なレコーダー

 平成18年の次世代DVD対応機(ゲーム機を除く)の国内販売で、ソニー松下電器産業などが提唱するブルーレイ・ディスク(BD)が、東芝が推進する別規格のHD DVDに圧勝したことが26日分かった。市場調査会社BCN(東京)によると、BDのシェアは77.7%と、HDの22.3%を大きく上回った。

 このうち、主力となるレコーダーとプレーヤーの合算シェアは、BD82.7%、HD17.3%。対応ドライブ(駆動装置)を搭載したパソコンのシェアは、BDが68.0%、HDは32.0%。

 東芝は次世代規格の主導権争いを優位に進めるため、レコーダーのみに絞ったBD陣営に対し、3月にプレーヤー、7月にレコーダーを先行発売。しかし、プレーヤーが主流の米国に対し、日本はテレビ録画用のレコーダーが需要の中心のため、プレーヤー販売が伸び悩んだ。レコーダーも発売時価格が約40万円と高額で、2社で4機種をそろえ価格も24万〜30万円に抑えたBD陣営の松下(シェア64.3%)やソニー(同18.4%)に敗れた。

 このほか、BDを再生できるソニー製の新型家庭用ゲーム機「プレイステーション3」を加えると、BDのシェアはさらに拡大する。

 ただ、次世代DVD時代「元年」はBDが圧勝したが、本格普及は今年からとの見方が主流。出遅れているHD陣営は、東芝が低価格のレコーダーを発売し、巻き返しを図る方針だ。

(2007/01/27 08:51)


ここまで一方的な差が付くとはね。

おなじみ「プロレススーパースター列伝」調で言うと

HD対ブルーレイは実現した!!
ああ、ところが−−
HDファンのみならず、ブルーレイファンにとっても、信じがたい結果に終わっている!


ですな。技術の進歩もはかりがたいが、同時に「市場」というのも本当に予測しがたいものであるよ。


ところで技術というのは知らないうちに進歩していて、気づかないうちに便利になっているよね、という話をしたい。


つづく