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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

河合克敏が「書道マンガ」に挑戦(ヤングサンデー)

優れた柔道マンガ「帯をギュッとね!」を描き、その後競艇マンガ「モンキーターン」を成功させた作者が、またおもしろいジャンルに挑戦を(笑)。題は「とめはねっ!

・・・・・・廃部寸前の書道部の救世主は、まったくのド素人!? 書道初心者のボクと、運動神経抜群の彼女が墨と筆に青春を捧げます!! 『帯をギュッとね!』『モンキーターン』の作者が描く文化系青春コメディー!巻頭カラー38Pで書き初め!!

キーワードを経由すると、反響は量的にはやや微妙といったとこか。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a4%c8%a4%e1%a4%cf%a4%cd%a4%c3%a1%aa

「文科系青春コメディー」といえば「げんしけん」の大成功があるのだが、あの場合マンガ読者にとって馴染み深い?ジャンルなわけで、逆に「なじみの無い珍しい世界」を見せる形になるであろうこんどの作品とは正反対。商業的な意味での成功が得られるかはやや?だ。
ただ、逆に「学校をお騒がせする、愛すべき奇人変人集団」を描くという、究極超人あ〜るや近頃のライトノベル(注:断片情報による推測)的な方面に進んで人気を博すかもしれない。
どっちに進むかでとりあえずの方向性は決まるが、やりようによっては二兎も追えるな。
なにしろ専門技術を分かりやすくドラマにすることでは天才だ、彼は。最初のデビューにして長期連載「帯ギュ」が終わったとき「これは彼の柔道体験の賜物だろ?次回作は大丈夫かなぁ」と思っていたが大丈夫だった。技術解説は応用が効いたのだ。

そういえばアフタヌーンに天文部を描いた漫画があって最初ちょっと読んでたが、これはもう少し星星に関する技術や科学、薀蓄を織り込んで欲しかった。まだやってんだろうか。


あとひとつ残念なのは、これも何度も書いたが「最高級の総合格闘技漫画を描けるのはこの作者しかいない!!」と俺が勝手に認定しているにもかかわらず、それが遠のいたこと(笑)。またいつか機会があったら頼むわ。

ちなみにいまヤングサンデーでは竹原慎ニを原作にボクシング漫画が始まったばかり。
これは海のものとも山のものともつかん。