INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

、「日本のメディア芸術100選」

踊る小人 『スイマセン。軽く時機を逸しましたが、「日本のメディア芸術100選」についてのご感想を是非伺いたいのですが。gryphonさん、ご存知でしたか? (自分は投票しました)

http://plaza.bunka.go.jp/hundred/hundred.html

ご意見を求められるのは光栄の至りです。これは選出された際に、一般の新聞でも記事になっているので自分も読みましたが。
「まあ、限界を考えればこんなものだろう。及第」という感じです。
というのはまず、一般投票も受け付けている以上、仮にオールタイムで選出する規定であっても、どうしても「いま、ここ」の作品に票が行くのは、これは仕方が無い話なんですね。
そこを広い目がいく専門家が補うにしても、逆にその補正が過ぎると、今度は一般の人たちから不満が出てくる。
最大公約数でかくあるのでしょう。

以前BSマンガ夜話で「鋼の錬金術師」を取り上げたとき、ファックスで10代の青少年から「こんな深いマンガはほかに無い!」「私の人生の指針です!」「バイブルです!」という情熱的な絶賛が殺到。岡田斗司夫はそれに対し、にこにこしつつ「この作品は凄いし、今、そう感じるのはよく分かる。そして、それをとっかかりにして、その前の作品にもこれに優るとも劣らない、先駆けとなる作品があることを知ってほしい」と話していた。
いま、ここ、で人気を博する作品というのは、それだけですばらしいし、同時代で読んだ物語に、思い入れがあるのも当然だ。
自分だってそうだし。




あとは、前もちょっと書いたけど、新規な、革新的な試みをした荒削りの作品を、その先駆性ゆえに評価するか、そういう開拓者の遺産を受け継ぎ、完成度を高めて「集大成」を成し遂げた作品はどっちが評価されるべきかという問題もあるな。今日、上にあるように、いろいろな作品が模倣した「七人の侍」見ていたから、余計にこの問題を考えてしまう。


あと、「アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガ」から選ぶということは実質25選で、こりゃ足りないと思うね。
個々の選出については・・・いろいろ語りたい部分はあるが、むしろ批評するよりは自分なりの「ベスト100」をつくることを薦めたい。自分はこの主の選出は好きだから、その都度入れ替えたりして自分なりのをよく頭の中ではまとめているよ。一度、このブログのネタが切れたらやりはじめようとも思ったが、あいにくブログのネタが切れないので(笑)。

あとは、こういうものなら、やはり「勅撰集」が欲しいな(笑)。一般人におなりになられた、あの方に(笑)