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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

民主革命の旗手が腐敗醜聞。早っ!

Mypopニュースより

ウクライナ全閣僚ら解任 (更新時間: 9 月 8 日 21 時 41 分)
 【モスクワ共同】ウクライナのユーシェンコ大統領は8日、ティモシェンコ首相ら全閣僚と、汚職の疑いが指摘されていたポロシェンコ安全保障国防会議書記、トレチャコフ大統領補佐官を解任した。「大統領周辺の汚職」に抗議したジンチェンコ大統領府長官の辞任は、政権内の対立激化と政権幹部の総入れ替えに発展。昨年末の「オレンジ革命」で誕生したユーシェンコ政権の弱体化は必至。


コラムニストとして、卓越した箴言を残している山本夏彦氏の言葉より。


帝王の堕落は一人の堕落にすぎない。貴族の腐敗は何千何百人の腐敗にすぎない。
上流が堕落すれば、末流から身をおこした志士仁人が上流を倒せばいい。
革命して旧弊を一掃すればいい。そして今度はその末流が上流に居すわって腐敗する番である。そしたら再び有志が倒せばいい。
こうして、この世は健康をとりもどした。


この本は膨大な氏の著書からの箴言アンソロジーだが、たしか記憶によれば上の箴言は、おおよそこういう感じで続いていたはずだ。

「今まではそうやって、王の座にあるもの、権力にあるものが腐敗して、それが追放されて世が健全さを取り戻していた。しかし、民主主義の世は、われわれみんなが主権者だということになっている。おやおや、じゃあ今度は誰が誰に代わればいいのか・・・・」


あれ?
とするとこの一文、遠い北の国より、数日後に選挙を控えたとある島国の方にあてはめてこそ、意味がある箴言なのかも?