わたしは、このブログで猪瀬直樹氏の道路公団問題に対するアプローチに相当好意的だったと思う。
民営化推進委員会が空中分解し、今は正式な会合も開けず「懇談会」になっている中で、それでも何だかんだいってそこでの活動が実を上げているではないか・・・というのが骨子だったが、今回映像で悪役(ということになった)内田を正義の猪瀬氏が追及する、という構図が何度も流された。その前に「名誉毀損だから会合には出ない」と出席拒否を内田容疑者がしていたことも合わせ、「猪瀬直樹はよくやった」という評価は高まるのでは。
(むろん、今回の逮捕の罪は法的には微妙らしいが)
猪瀬直樹にはよく「態度がなんであんなに偉そうなんだ」という声を聞く。それこそ前述のナンシー関も書いてたような気がする。
ここにも。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20040221
宝島30でも、実は猪瀬の著作「交通事故鑑定人S氏の事件簿」をめぐって批判と反批判、激突対談などを行っていたな。あれは町山氏が洋泉社に出向する前だろうか、後だったろうか、
これはまあ、それともあまり関係ない「悪口戯文」のひとつであって、ホントに「ムカムカさせた猪瀬のほうが加害者」とか「猪瀬の態度は不特定多数への侮辱罪として有罪」とかと考えているかどうかっていえば違うとは思う。
それより、おもろいのはあの「不遜」ぶりがなかったら、たぶん内田氏はああいう行動には出なかっただろうし、その場合、ここまで状況が動くことは無かったのではないか、ということ。
猪瀬の道路公団追及が自己顕示欲や支配欲などに由来するあっても、それを上手く使えれば、というか方向がこっちに向かわなければなかなかに有効な武器でありそうだ。
しかし、こお猪瀬脅迫事件自体は深刻なのに、動機が
動機なんで不謹慎ながら思わず笑ってしまうなあ。