負けた選手もおもしろい
大阪ご当地大会ということで知名度や核の低い選手が多い中、大石幸史選手と前田吉朗選手はさすがのインパクトを見せてくれたが、今回は、他の選手も、そして負けた選手にもなかなか見所があった。
中でもちょっと面白かったのは、稲垣組の藤本直治と闘ったP'sLAB東京の島田賢二選手。
東京道場の流れを汲む「ハイブリッド・ボクシング」の使い手だが
「寝技あんまりできないんで、高橋さん・・・高橋義生選手のようなスタイルでやってます。それしかできないんで」
というのは正直すぎる自己および他己紹介なのではないか。
つーか失礼な気がするが。
ただ、実際いうだけあって相手のタックルはかなり切っていたし、的確なパンチも見せていたのだが、相手が何回かの失敗ののちにようやくテイクダウンに成功すると、そっからはあまり対応できず(それでも本家よりは上だった?)、相手のパウンドをグラウンド・ヘッドスリップでよけてはいるものの、3発に1発は当たるんでダメージは蓄積されるという、まことにあっぱれな高橋イズムを。
でも、けっこう期待できそうな選手。
あと、武重選手にやぶれたコブラ会選手は、そのいでたちや外見にイロモノ臭がぷんぷんしてる(註:コブラ会のデフォルト)んだが、かなりの筋肉量を誇るパワーファイターっぽいし、ノゲイラばりのがぶりの切り返しも見せていたのでもう少し試合を見たいと思った。
65kgファイター、武士道に死す?・・・前田吉朗(の体重)に不安
タクミ選手とスパーを重ねた成果か、十字固めでコンバットレスリング優勝選手からタップを奪うという、今回もいい勝ち方はしたのだが、やっぱりテロップに記された体重の数字を見るとね・・・武士道プロでューサーの佐伯さんは、「武士道には残念ながら73kg級しかないのです」とかヒトゴトみたいに言ってる場合じゃない。
それ、作ればいいじゃない。つくれば逆に集まってくると思うンだけどなー。
需要無いのかなー。いや、KIDがこれだけ人気者なんだから。
そこだけ、DEEPの独壇場にするってのもアリだろうし。