・・・第55回ベルリン映画祭で女優の桃井かおり(52)の出演作「太陽」(アレクサンドル・ソクーロフ監督)が、最高賞の金熊賞を争うコンペ部門の21作の1つとして上映された。
映画はイッセー尾形(52)が昭和天皇を演じ、1945年の終戦前後の天皇の苦悩を描く。桃井は皇后役を演じた。
朝日新聞の2/24の記事によると、「敗北迫るヒトラー」「心身とも衰えた晩年のレーニン」に続く権力者三部作の最後だそうだ。
しかし、「戦争を平和に導いた人間味ある人物」として描かれたため、独紙は「第二次大戦がひとつの微笑で終わってしまう。それは全くおかしなことでは?」と書いたとか。
また同紙によると「隠し剣」をあるデンマークの記者は「社会主義リアリズムのサムライ映画なんて見たことがなかった」と評したとのこと。