稲葉振一郎という人のブログ
http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20041221
『諸君』をほめてたらなんと2月号に書く羽目になった。宮崎哲弥の差し金か。朝日学芸部の村山に「これでおまえもう岩波から注文は来ないぞ」と笑われる。
それにしてもリベラル・左翼メディアも『諸君』に対抗するような芸というか、立場を超えた討論とは言わないまでも情報流通の場をつくる度量を見せるところが出てこないとダメだ。
昔、福田和也が「諸君!の編集長が、かつて浅田彰らに執筆させて幅を広げたら、売り上げ下が低下。すぐに純保守に戻ってしまった」と述べていた。
これはちょうど筒井康隆断筆のころ。
文芸春秋社は、よくも悪くも編集長カラーが強く傘下の雑誌に反映される。今の編集長で、リベラル化が進んでいるとは感じなかったのだが、一見わからないように隠し味で入れてるのかな。
3月号の編集後記はすごいぜ。
あと、立場の違う寄稿者を呼ぶという点では、「論座」も頑張っている。ただここは、パンクラスIsmなみにホーム側の選手がダラシないのだが(笑)
関連リンク
http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20041221/p1