「温暖化なんてのはリベラル野郎のプロパガンダだ」「原発推進の陰謀だ」とか、そういう「ゼネラル田母神か藤田幸久議員のとこへ行け」な話ではなくですね・・・
みなさんご存知の「スベンスマルク効果」です。あれだよあれ。
って、おれもよく知らない。ただモニターの前の一般市民の諸君らと違うのは、知らなくても平気でその話題を書くところだ(笑)。
このブログを「宇宙線」で検索した以下の結果を、下から上に呼んでいただければ、だいたいのことは分かるんじゃないでしょうか。
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/searchdiary?word=%B1%A7%C3%E8%C0%FE
そこから引用しよう。
おもいっきし要約すると、以下のような話になる。
きみは知ってた?宇宙線と雲が関係してるって説を。そしてこれは
「宇宙線が多く降り注ぐ時代は雲がたくさんできる。
雲が多いと光がさえぎられて、地球は寒くなる。
その逆に、宇宙線が少ない時は雲が少なく、温暖化する。
ゆえに人間の排出するCO2と最近の温暖化は因果関係無し」
と、やや生臭い政策論につながっていくんですが
そして「電脳補完録・別館」(http://nyt.trycomp.net/)経由で知ったのだが、
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2010/03/post-4aa8.html
そのスベンマルク効果を発見したスベンスマルクさんが、科学雑誌の編集長と共著の形で、自身の理論に関する一般啓蒙書を書き、それが和訳され、そして「極東ブログ」にて紹介されたというわけである。
しかし「不機嫌な太陽」というタイトルはかっこいいな。
- 作者: H スベンスマルク,N コールター,桜井邦朋,青山洋
- 出版社/メーカー: 恒星社厚生閣
- 発売日: 2010/03/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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しかし、このエントリのタイトルの煽りと思いっきり矛盾して悪いのだが(笑)、巨大な台風の目の部分は静かで青空ものぞくように、これが政治の場で、また”懐疑論”に変形される中で色がつき、拡大していくうちに入った雑音を除くと、その音は静かで、クリアなものになるらしい。
極東ブログのfinalvent氏はこう記す。
・・・スヴェンスマルク氏も地球温暖化懐疑論者に扱われることもあることから、本書もいわゆる地球温暖化懐疑論の一種のようにのみ読まれる懸念はある。この問題はしかしそう簡単に割り切れるものではない。理由は、スヴェンスマルク氏の仮説は、それこそ本書を読めばわかるが、基礎部分は科学的な実験によって裏付けられつつあり・・・(略)・・・二酸化炭素による温暖化効果への異説はその部分に過ぎない・・・
そして、これは同ブログから、共著者を孫引く。
できれば、政治のことは忘れて下さい。その代わり、次のことは忘れないでいただきたい。発見が行われるような最先端の領域では、そこで実際に起こっていることについては、科学者であっても、世間一般の人びとと同じように、正確には解らないということです。新しい発見が実際に予想外の驚きである時には、その発見は、既存の教育課程の範囲を超えているのです。
(略)
このような場合には往々にして、発見者は、学術上の手続きを省略して、その発見を一般社会に、できるだけ迅速に、しかも、できるだけ直接的に、知らせるのです。ガリレオ、ダーウィン、あるいはアインシュタイン・・・
私たちが毎日見ている雲が、太陽と星々から由来する秩序に従っているというヘンリクの驚くべき認識を、平易な言葉で紹介しているだけなのです。読者が、科学者であろうとなかろうと、この議論を比較検討して、我々に賛成でも反対でも、それが自分自身の意見を持ってもらえれば、それで充分満足なのです。
この宣言は、元科学雑誌編集者というポジションからの意見としては当然だろうし、逆に専門家から見れば「異議アリ!」といいたくなるようなものかもしれないが、個人的にはケイモウ読み物ファンとして大いに意を強くした。
おうい雲よ
ゆうゆうと
馬鹿にのんきさうぢやないか
君はなにから生まれたんだ
地球にふつた宇宙線からなのか
ああそうだ、「博士も知らないニッポンのウラ」を見てもらえばさらに概要は簡単にわかるんだっけ
パート1がなんか見つからなかったが、不思議なことにここからなら見られる・・・
http://niconicoyoutubeseizi.blog52.fc2.com/blog-entry-1618.html