朝日新聞から。
華氏911・・・は異例のハリウッド作品、ドキュメンタリー作品という特徴はあるが、広く言うと大統領選の年に民主、共和の、もしくはAnybody But…の立場で出る多くのメディアのひとつともいえぞうだ。
NYタイムズベストセラーリストの政治関連ノンフィクション 1.指揮官失格 2.マイライフ 3.ブッシュの世界 4.帝国の傲慢 5.マイケルムーアはデブでマヌケな白人 6.人格問題 7.右翼が間違いを犯した点 【註】番号は便宜的にふったもので、この順番だというわけではない。
他の報道を総合すると、「指揮官失格」というケリー本は非常に効果的なもので、同候補の失速を促したという(TV-CMふくめ)。
「ブッシュの世界」はケリー・・・といってもキティ・ケリーという、噂の真相をタチ悪くしたようなゴシップ伝記作家がスキャンダル満載の本を書いたんだそうだ。
たしかずっと前「ナンシー・レーガン 公認されざる伝記」という本を書いて、シナトラとナンシーが不倫関係にあったとか書いてた人のはずだ。
で、「マイケルムーアはデブでマヌケな白人」は・・・もう邦訳がでてるんだよ!!(爆笑)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4893679686
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4893679686
序文を書いてるのはデーブ・スペクターで、「今まではムーアのうさんくささを説明するのが(膨大で)大変だったけど、今後は『この本読んで』と言えばいいようになった」てなことを書いてる。
その他の内容は未読。
しかし、この機動力はなんじゃろか。
華氏911がパルムドールをカンヌで受賞し、単なる映画の枠を超えた社会現象になる予感はあったが、そっから翻訳が商売になると踏んで翻訳出版事業に取り掛かり、今完成させる(奥付は9/11(笑))というのは・・・
「出版とはいかさまの才である」とは山本夏彦翁の言だが、
このいかさまバクチ、まさに才能である。
同社のパチンコ必勝ガイドはそれ以上に信用できないけどな(笑)