INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

アンディ・オロゴンvs元プロ野球選手が決定

http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20101221#1292918891

http://twitter.com/k1_jp/status/17120780026388482

Dynamite!!追加カード【DREAMウェルター級ワンマッチ】アンディ・オロゴン×古木克明 決定! #Dy2010 ※77kgキャッチウェイト

ごめん、
特に論じることないわ。ベイスターズは売却しないのかなぁ。とか。ベイスターズもPUJIに投資してもらえばいいのに、とか。そんな感じで。

24日は修斗新人王がサムライTV放送。暴力が支配する「東海地獄地帯」に現れた救世主、佐々木憂流迦を見よ

http://www.samurai-tv.com/program/shooto.html

「THE ROOKIE TOURNAMENT 10 FINAL」
【放送スケジュール】 2010年 12月24日(金)午後11:00〜深夜 1:00
門脇英基×矢地祐介猿丸ジュンジ×ATCHアナーキー徹肌ィ朗×山内慎人●柳澤雅樹×田中半蔵
<2010年度新人王決定トーナメント決勝 ライト級>
●齊藤曜×佐々木憂流迦
(略)

「暴力が支配する東海地獄地帯」とは、要は
■【画像あり】現役警官がプロ格闘家と対戦→警察官が圧勝
http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51576732.html
とか
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20101107#p2

「(相手の腕が)いい音してましたよへへへ。バリバリバリーーーッって。ははっ。気持ちいいねえ。練習じゃさほら、ぶっ壊せないからさぁ。こういうときにね、思い切って。」

いや、このふたつで十分東海破滅地帯のバイオレンスっぷりはつたわるだろ。ダメ押しとして「浜名湖の恐怖」を。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1111944596

ウナギは生きた人間を襲えるでしょうか?

いま読んでいる、ある小説(イギリス人の作家の翻訳本)で、
湖に釣に行ったら、大きなウナギが釣れ、(気味が悪くて)針を抜こうとしたら針が指に刺さり、鮮血が水に落ちたとたん、沢山のウナギが集まってきたかと思うと、ウナギの大群に足を取られ、あっというまに水中に倒れこんだら、ウナギがどっと襲ってきて、顔や体を噛んで襲おうとした。
 
という描写が有ります。

そんな混迷の東海に現れた救世主伝説。 あー適当だ。

日本では犯罪加害者の家に抗議や脅迫が殺到。一方アメリカの大量殺人犯の母「私に届いた手紙の大半が励ましでした」

ではこっから真面目な話。
■『加害者家族』になったら人生オワタ\(^o^)/です
http://d.hatena.ne.jp/michiaki/20101219/1292759610
にて、

加害者家族 (幻冬舎新書 す 4-2)

加害者家族 (幻冬舎新書 す 4-2)

という本が紹介されています。

……実は加害者家族も凄惨な生活を強いられる。身内の犯罪を機に失職や転居を余儀なくされるだけでなく、インターネットで誹謗中傷され、写真や個人情報まで流出される。そんな過酷な現実を受け止められず、自殺する人も多い。

加害者の家族が「世間にお詫びします」といって自殺したり、名前を変えたり・・・という話はよく聞く。確実な話では1989年に犯人が逮捕された幼女誘拐殺人事件の家族がそうだったはずだ。

だが。

その実態は、想像を超えて悲惨でした。ただ、なんとなく、それを、やっぱりそうなるんだよな、そういうものだよな、という覚めた目で見ている部分もあった。

ですが、下記の記述を見てショックを受けました。

 1998年にアーカンソー州の高校で銃乱射事件が起きた際、高校のキャンパス内で発生したという事件の重大性に鑑み、マスコミは加害者少年の実名や写真を掲載した。
 このとき、加害少年の母親に対してアメリカ社会がどのように反応したのか、ジャーナリストの下村健一が驚くべきリポートをしている。
 実名が報道されたことで、母親のもとにはアメリカ全土から手紙や電話が殺到した。手紙は段ボール2箱に及ぶ数だった
 だが、その中身は、本書でこれまで見てきたような日本社会の反応とはまったく異なっていた。加害少年の家族を激励するものばかりだったのだ。
 TBSの「ニュース23」で放映されたリポートでは、少年の母親が実名で取材に応じ、顔を隠すことなく登場した。下村が、受け取った手紙の内容は何かと聞くと、母親は「全部励ましです」と答えたのだ。
 下村は自身のブログでその手紙の内容をいくつか紹介している。
「いまあなたの息子さんは一番大切なときなのだから、頻繁に面会に行ってあげてね」「その子のケアに気を取られすぎて、つらい思いをしている兄弟への目配りが手薄にならないように」「日曜の教会に集まって、村中であなたたち家族の為に祈っています」等々。
 下村は、アメリカでの取材生活の中で「最大の衝撃」を受けたという。

ちなみに下村健一という方は、今菅内閣の広報官をしている、あの下村健一氏のことだ。
自分が、これにつけたブックマーク。

gryphon 「日本の治安の良さは『罪七族に及ぶ』との発想・感覚がいまだ因習に残り、家族に累が及ぶ抑止力が働くことと裏腹なのだ」と、山本七平も2、30年前に指摘してたね。連合赤軍の親をモデルにした「食卓のない家」も推奨

twitterより少ない100字なので意を尽くせてないが、ここに書いた、「食卓のない家」を紹介させてください。

呉智英の書評を孫引きする形で。

これは、連合赤軍事件の”戦士”を息子に持つ会社員を主人公にしたもので(※この原稿が書かれた当時の)4年前に出たものだが、今でも版を重ねている。初め新聞小説だったものだから、物語展開にいくつか無理が見られるが、ここに描かれた父は(略)立派である。
『食卓のない家』に描かれた父は、息子に対しては、獄中に面会にも行かず、弁護士の斡旋もせず、世間と会社に対しては、過激派の父という非難に少しも屈することなく、自分は自分、息子は息子、息子の思想は思想、刑罰は刑罰、という徹底的に毅然たる態度を貫き通す・・・(後略)。

この書評は

バカにつける薬 (双葉文庫)

バカにつける薬 (双葉文庫)

に載っている。

沢木耕太郎「テロルの決算」も”テロリストの親”のその後と世間を中心に読み直したい。

のだが、手元にない。
有名な本だから、もし手元にあって、上の話題に興味があるなら、特に主人公の山口二矢少年が実際に事件を起こしたあとの両親の記述に集中して読み直してほしい。
実は、山口の父親は自衛官なのだが、それで思うような「右翼思想を父が子に伝えた」みたいなことは全然なく、リアルに上の「食卓のない家」のような、毅然とした個人主義を実践する人だった、と若きルポライター沢木は取材の上で結論しているのだ。しかしそれだからこそ二矢の行動に関係がある、ともいえる。同時に母親は典型的な日本人?で「こんな大それたことをしたのだから、二矢は死んでくれればいい」と・・・このあとの展開をうろ覚えで書くのもなんなので、実際に読んだ人に任せたい。

新装版 テロルの決算 (文春文庫)

新装版 テロルの決算 (文春文庫)

BSハイビジョンでNHKドキュメンタリーの「ベスト・オブ・ベスト」を放送中

こんなメールを頂いた。いつもテレビ情報をくれる「野球とMSX」氏とは別。

BS-Hiで過去の番組の再放送をしていて、「立川談志 71歳の反逆児」を見ました。これは前にも見たことがありました。
常々気になっているのですが、談志を評してみな天才といいますが、私にはどのへんが天才なのかさっぱり分かりません。単に落語がうまい、というだけじゃないんでしょう。
 
これは落語ではないのですが、「渡辺竜王対将棋ソフトボナンザ」という番組もたいへん面白く見ました。ボナンザを開発した人は将棋がまったく素人レベル、さらに応用化学が専門で将棋ソフトは余技でつくった、というのも面白かったですし、ボナンザのたった一手の読み間違いで渡辺竜王が勝った、というのも痺れました。
ボナンザは局面局面で自分が有利か不利かを点数化して判断するそうなのですが、渡辺竜王の怒涛の詰めの局面でも「自分が全然有利」と勘違いしていて、投了する2手前くらいに突然マイナス評価となっていく、というのがベルリン陥落寸前のヒトラーもかくあったのかなぁ、と思い笑えました。
 
ボナンザは、こないだ女流棋士に買った[あから2010]を構成する4プログラムのひとつにもなってますね。

ふーむ、談志のどこが天才か?と聞かれるとたしかになんか悩むわ(笑)。で、こういうのやってたと知らなかった。
もう三週目に入っていて
http://www.nhk.or.jp/bsbest/program/program_03.html

12月24日(金)午後6時15分〜
中継番組 きょうは一日パンダといっしょ 総集編

12月24日(金)午前10時〜
氷の王者 ホッキョクグマ 〜知られざる極北物語〜

などがある。また
http://www.nhk.or.jp/bsbest/program/program_04.html
では何度も紹介してきた
映画「選挙」や「民主主義 デンマーク風刺画事件を追って」
が放送される。

談志の天才については

自分が紹介できるのは
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100129#p3
ぐらいか。
あと、いまだに覚えているのはテレビでほんの1分にも満たない時間だけ放送された談志の小話(まくら)。
「寒い冬の夜、小便をしに外へ出ようとしたら、雨戸が凍って開かない。仕方ないので小便を雨戸に引っ掛けたら溶けて雨戸が動いた。外へ出たが、はてすることがない」
という実に単純なお話で、しかも自分はこれを知っていたのである。
なのに、談志がこれを身振りつきで語ると実にね。
本当に寒い夜空を感じた、というと紋切り型過ぎるが、内容を知っていて嗤いに笑ったことはまちがいない。

来年は「マハディー戦争」「アラービー・パシャ戦争」の130周年だね。

自分の中では、高校教科書で強い興味を抱きつつ(両方とも、出てくるぐらいの事件)、その後は山内昌之ウィキペディアをちょこちょこ見るぐらいで体系的に学んでない。しかも後者は、ウィキペディアでも非常に記述が少ない。
ヨーロッパの植民地が、脱植民地運動を本格的に始めた時期であり、しかも宗教性も持ちつつ、明確に近代の「ナショナリズム」に近いものも持っていた。
やっと混乱と内乱(西南戦争)も鎮圧し、うちには自由民権運動、外には朝鮮・清国との緊張や条約改正を控えた明治日本では、共感や同情(小説「佳人之奇遇」を見よ)の一方、西洋と感覚を同一視しての偏見もあったらしい。
自分としてはパシャのほうがすきなのだが、規模としてはマハディ運動(「マハディの乱」)のほうが大きく長く、英国の大物軍人をやっつけたりして映画になっている。

http://shisly.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/post_036c.html
とか、下のとか。
http://ww1.m78.com/topix-2/mahdi1.html
http://ww1.m78.com/topix-2/mahdi2.html

ムハンマドは回教のなかのサマニヤー(Sammaniyah)教団に学び、厳格な修行を実行した者として頭角を現した。

1880年ごろサマニヤー教団の主席神学者となった。ムハンマドの説教は次第に多くの聴衆を集めるようになり、マフディ(Al Mahdi al Muntazar)と自称するようになった。マフディとは正しい道への導者の意味で、マホメットの後継者とされるカリフより高位にあるとする。すなわちオスマン帝国の首長より自分は上位にあると主張した。そして内容は激烈な反トルコ・反エジプト主義でスーダンの独立を訴えるものだった。

この意味でイスラム原理主義の特徴の汎イスラム運動とは異なり、国家主義的でありよりスーダンの民衆を引きつけるものとなった。この時代のアフリカの暴動指導者のものと比較してマフディの主張は普遍性があり、時代が異なれば独立の英雄たりえたと思われる。
(略)
1885年1月28日、前哨部隊がハルツームに到着、そこで見たものはイギリスのハルツーム守備隊全滅の光景だった。アンサルは1月ナイル川が最も水位の下がる時を狙い一斉攻撃をかけたのだった。ゴードンの首級はマフディに届けられた。