こんなメールを頂いた。いつもテレビ情報をくれる「野球とMSX」氏とは別。
、BS-Hiで過去の番組の再放送をしていて、「立川談志 71歳の反逆児」を見ました。これは前にも見たことがありました。
常々気になっているのですが、談志を評してみな天才といいますが、私にはどのへんが天才なのかさっぱり分かりません。単に落語がうまい、というだけじゃないんでしょう。
これは落語ではないのですが、「渡辺竜王対将棋ソフトボナンザ」という番組もたいへん面白く見ました。ボナンザを開発した人は将棋がまったく素人レベル、さらに応用化学が専門で将棋ソフトは余技でつくった、というのも面白かったですし、ボナンザのたった一手の読み間違いで渡辺竜王が勝った、というのも痺れました。
ボナンザは局面局面で自分が有利か不利かを点数化して判断するそうなのですが、渡辺竜王の怒涛の詰めの局面でも「自分が全然有利」と勘違いしていて、投了する2手前くらいに突然マイナス評価となっていく、というのがベルリン陥落寸前のヒトラーもかくあったのかなぁ、と思い笑えました。
ボナンザは、こないだ女流棋士に買った[あから2010]を構成する4プログラムのひとつにもなってますね。
ふーむ、談志のどこが天才か?と聞かれるとたしかになんか悩むわ(笑)。で、こういうのやってたと知らなかった。
もう三週目に入っていて
http://www.nhk.or.jp/bsbest/program/program_03.html
12月24日(金)午後6時15分〜
中継番組 きょうは一日パンダといっしょ 総集編
12月24日(金)午前10時〜
氷の王者 ホッキョクグマ 〜知られざる極北物語〜
などがある。また
http://www.nhk.or.jp/bsbest/program/program_04.html
では何度も紹介してきた
映画「選挙」や「民主主義 デンマーク風刺画事件を追って」
が放送される。
談志の天才については
自分が紹介できるのは
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20100129#p3
ぐらいか。
あと、いまだに覚えているのはテレビでほんの1分にも満たない時間だけ放送された談志の小話(まくら)。
「寒い冬の夜、小便をしに外へ出ようとしたら、雨戸が凍って開かない。仕方ないので小便を雨戸に引っ掛けたら溶けて雨戸が動いた。外へ出たが、はてすることがない」
という実に単純なお話で、しかも自分はこれを知っていたのである。
なのに、談志がこれを身振りつきで語ると実にね。
本当に寒い夜空を感じた、というと紋切り型過ぎるが、内容を知っていて嗤いに笑ったことはまちがいない。