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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

近藤有己は、その地位を降りねばならない。戻れるかは自分次第(10月興行より(6))

http://www.sky-a.co.jp/prgsports/martialarts.html?i=p35&m=0

◆2009/10/25 K.O.P.T ライト級
11/9(月) 22:15〜24:15   11/13(金) 25:15〜27:15
11/19(木) 25:15〜27:15   11/24(火) 24:45〜26:45

来週放送なので、映像を見てもらったほうが手っ取り早い(しかし戦極、SFネット放送、格闘秘宝館パンクラス放送と来週も集中してるな)。有名選手の落日というのは何度も見ているが、派手な敗北より、こういう結果(実績落ちる選手とドロー)のほうがその落日をむしろ浮き立たせるかもしれない。
久松勇二もイケイケのころの三崎和雄と一度は引き分ける(再戦は完敗)など、同階級のパンクラス現参戦者の中では相応の実力者ではあるが、本業は接骨医の兼業格闘家。近藤にとっては、なんにしても勝たなければいけないクラスの選手だった。

放送されるかどうか分からないが、両者一歩も譲らない打撃戦の末、全員がドローの0-0となったあと、両者は肩を組んで一緒に花道を引き揚げた。
ノーサイドは一般的には美しい光景だが、しかし・・・いやらしい書き方だが、格闘家としての「格」の面から、そもそも肩を組んで花道を一緒に歩くような状況になった時点で近藤の負け。本来なら相手には「セコンドの肩」もしくは「担架」を借りて退場させるべきであった(笑)。


田村潔司桜庭和志も、落日と見えるところ、落日となったところで「カムバック戦」に勝利し、今の地位をなんとか 保っている(田村ならミノワマン戦や瀧本誠戦、桜庭ならまさにこの前のゼルグ戦など)。


パンクラスは、ここは意地でも近藤有己をメインの試合にするのをやめるべきだと思う。その結果、砂辺????(下の名忘れた。調べるのも面倒なのでこのまま)とかそーいうのでメインを補っても、まあ、やむを得ないというか我慢するしかない。

ただ、あと一回だけチャンス・・・というかケジメがある。
当然、竹内出とのミドル級王者統一戦だ。そもそも王者の試合って全部タイトルマッチにすると言ってたし、竹内は眼窩底骨折からの復帰戦がタイトルマッチ、近藤は復帰後2戦ともノンタイトルというのも問題。
現在の正王者・暫定王者の並立は階級をネバダ標準にあわせて変更した際の処置ということでまあ納得はできるから、早急にやってほしい。これは当然メインイベントでいいだろう。
それで竹内に勝てば、上に挙げたような、桜庭vsゼルグ戦のような「カムバック戦」と言っていいし、先ほどの話は前提を失う。近藤は堂々、パンクラスのメインイベンターであっていいし、戦極から再度お呼びがかかってもいいと思う。
負けた場合は・・・「けじめ」が着いたとしていい。
横綱はそこで引退だが、私は前にも書いたように、「落ちたトップ選手は、その落ちたランクの中での勝負論がある試合をするべし」なので、慧舟會やチーム・アライアンスの同階級選手と普通に第4試合あたりで戦ってくれればいい。
金原弘光、それに団体内に伊藤崇文というお手本がいるじゃないか。



会場に行っておらず、上の話にぴんと来ない方はひとまず9日の初放送、近藤有己の試合をご覧いただきたい。

久々に会場へ行って感じた、考えたこと(10月興行より(7))

ゲートマッチ、オープニングマッチの時間って明記できないのか

最近はすっかりどこの団体も、第一試合のその前に、プロ未満選手の試合(ルールや防具を変えて安全強化するところも)をやる。
底上げ、競技性強化にもいいことだし、どうせリングを組み立てるというコストから言っても特に負担が目立って増えるわけではない。そして何より、そこの出場選手の家族と親戚と友人で計15枚のチケットが売れるなら、一試合の両選手で30枚売れる。普通の客は第一試合から来ればいいし、たまたま早めについた人は時間つぶしになる。さらに暇で貧乏性な、バイキングだとおなかいっぱいでも無理して食べるようなタイプの人は全部見る・・・と四方八方にいいこと尽くめなのでどこにも広がったわけでしょう。
ただこの前のパンクラス、ゲートなら通常の開始の1時間前ぐらいでしょー、とめどをつけて行ったらもう3試合ぐあいやってた。俺はその日、たまたま時間があり、そして最後の貧乏性タイプだ(笑)。たいそう損した気分でした。
ケージフォースもそうだったのだが、あれってチケットに「本戦前の試合はXX時から」と書くことはできないのかな?ぴあ発給だと様式が統一される・・・ってこともないよな。
試合が何試合になるか、ぎりぎりまで決まらないとか、そういうアレでもあるのかしら。
可能であれば、「本戦前の試合は何時から」はチケット、雑誌の大会日程コーナーに入れて欲しい情報だし、最低でもサイトやブログのトップに載せて欲しいですね。(今回載ってたら失礼。)

「客出し音楽」は結局、あまり広まらないですね

別にあったって無くたってどうでもいい話なのですが、以前も書いた、興行が終わった後に客が出て行くときに音楽を流す・・・という演出は、これはゲートと違ってなかなか広がらず、定着しない様子ですね。個人的には好きなんだけど。お金がかかる話でもないから、撤収に忙しいとかそういう何かしらの理由があるのでしょうか。
そろそろ、この時期だと世界最強タッグリーグ戦のことを思い出し、そうすると全試合終了後に流れる山下達郎「クリスマス・イブ」を思い出したのでふと書いてみたです。


「Noahを作った男」には全日、ノアの「客出し音楽」へのこだわりについて載っていたな。

以前書いた「客出し音楽」についての文章
http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20060410#p3

もっと3つぐらい、会場で思いついた話があったが忘れてしまった。

格闘秘宝館(8日)のゲストは川尻達也と柴田勝頼

http://d.hatena.ne.jp/aohoshi/20091102

大変遅くなってしまい、誠に申し訳ありません!ついにゲスト第二弾が決定いたしました!

ゲスト第二弾はDREAMやDEEPで活躍する柴田勝頼選手です!!


当日はご自身の今後、そして桜庭選手や船木選手などについても大いに語って頂く予定となっております。
(日時などは先日掲載の記述、もしくはリンク先の通り)

キック大会「Krush!」が盛り上がったらしいから、この大会だけでも見ようかな、という人はGAORA。1カ月945円。

http://www.gaora.co.jp/kakutogi/kking/index.html?PHPSESSID=7299b650f054dbb1a85cf0bdb652a19c

Krushライト級グランプリ2009 〜決勝戦 Final Round〜 11.2後楽園ホール 11月27日(金) 21:00〜23:00
11月30日(月) 14:30〜16:30
Krushライト級グランプリ2009 準決勝 K-1ルール3分3R延長1R
山本真弘(藤原ジム) vs 山本元気(DTS)
Krushライト級グランプリ2009 準決勝 K-1ルール3分3R延長1R
“狂拳”竹内裕二(菅原道場/MA日本&WMAF世界スーパーフェザー級王者)vs 石川直生(青春塾)
Krushライト級グランプリ2009 決勝 K-1ルール3分3R延長2R
▼60kg Fight K-1ルール 3分3R延長1R
前田尚紀(藤原) vs 上松大輔チームドラゴン
Krush 70kg Tournament 2009 〜Road to MAX〜決勝 K-1ルール3分3R延長2R
中島弘貴バンゲリングベイ・スピリット) vs 廣野祐NPO JEFA)

ま、PPVの一種と考えれば(2時間編集だけどさ)妥当な値段だわね。
今月はRISEもおまけで見られる。Krushのこの前の大会は、残念ながら今月は2日深夜に放送済み。

「著作権を緩めろ!自由に使わせろ」的主張は政治勢力を作れるか・・・ドイツ「海賊党」の事例から

先月の「The Journal」にあった記事。書いた水島朝穂氏、サンダーバード貢献とかそういうアレを書いてた人だが、ドイツの複雑な選挙システムのことは新聞記事のスペースとかではわからないので、この記事は面白い。
で、枝葉の話として紹介したこんなくだりがある

http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/10/post_386.html

・・・5%に満たない小政党(ドイツでは「破片政党」と呼ぶ)の得票をゼロカウントして議席配分を行う仕組みも、問題がないわけではない。今回、ネオナチの共和党やNPDは得票を減らしたものの、それでも、計83万票(1.9%)を得た。そのほか、ドイツ家族党、動物保護党、連帯市民運動、ドイツ中央党、環境民主党など20以上の政党が選挙に参加した。これらの小政党の合計得票は、第2投票(比例部分)で約260万票(6%)に達する。このなかで最も「健闘」したのが「海賊党」である。プライバシー尊重、著作権法改正、特許制度廃止、インターネット規制反対を掲げた政党で、845904票(2.0%)を獲得した。もし、5%阻止条項がなくて、完全比例代表制議席配分をすると、「海賊党」は11議席を獲得することになる。だが、実際は「海賊党」を含む小政党に対する投票は、すべて死票となった。

ふーむ。今はてなキーワードつくろうとしたら、既に作成されていた。それによるとスウェーデンにも同名政党があるようで、ヨーロッパをこの海賊が徘徊している、ってわけか。
で、この「海賊党」なるものの全体像がいまひとつ見えてこない。もう少し情報を得たい。
ちょっと前のニューズウィークで特集してたかも

・・・・と思ったらあらやだ奥さん、ネット時代よ。
例によってすでにウィキペディアの「海賊党」できちゃってるし、ウィキペディアより今は上位に位置するこんな記事もあるのよ。

■「著作権は5年で十分」--欧州議会議席獲得した海賊党、主張の根拠を語る

http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000055954,20397501,00.htm

つうか、すでに10カ国に党が生まれているじゃないか!どこのインターナショナルだ!
倭寇の伝統もつ国・日本になぜ「日本海賊党」がないのやら。名前だけでも政治団体として届けちゃう人いないのかね。ちょっとしたマイナーメディアの、プチスターぐらいには出オチでなれそうだ。

もともと多数派?「著作権使う側」

しばしばインターネットと著作権というといろんな対立関係が生まれているけど、私はたとえばWinnyの問題とかでも、非常に狭く、難しく複雑な法律解釈以上に、「それはオッケー」というのを新たな立法としてやってけばいい、と思っていた(以前書いたかも)。
非常に単純な話で、著作権に関してはどう見積もっても「使う側」のほうが多数派で、松本零士とか(名指しするな!)は少数派。ダム建設とかも地元はともかく、全国レベルに持ってくと「つくらんでいい」が多数派になるのと同じ理屈だ。あるいはかぜで休んでいる子に「学級委員長はXX君がいいと思います!」と押し付けるというアレだ(笑)

だから、本来著作権に関しては、潜在的には「緩めろ」派が「厳しくしろ」派に負けるわけがない・・・のだが、厳しく派は東京ぼん太的にいえば「生活かかってからね」ってことで真剣で、団結している。緩めろ派は幾万ありとても、すべて烏合の勢なるぞ、ってやつだから、連戦連敗している。それだけだ。


でも、本当に「著作権ゆるめろ」や「ネットに更なる自由を」が政党の形をとり、政治イッシューのひとつとして登場するなら・・・化けるかもわからんかもしれんよ。


何年前だったろうか、あるいはつい最近かな。岡田斗司夫氏が「日本オタク党を結成したら、国会に議員送れる」というシミュレーションをしていたはずだ。
私は「そりゃいくらなんでも」と思ったが、それは善悪の部分での拒否反応で、実現可能性は認めざるを得なかった(笑)。というのは実質「プロレスファン党」みたいな形で、アントニオ猪木をよりによって国会に送るという悪い前例があるから。(弁明しておくが詳しいファンほど、当時も今も猪木とか大仁田厚を政治の世界に送っちゃいかんと思っていたはずだ、と信じる。長崎県はだいじょうぶか・・・)


同時に、最終的な結果はともかくとして、首相になるまでの麻生太郎の人気を「マンガ好き」のPRが後押ししていたこと、「アキバ人気」があったことは既に平成政治史の中の事実として刻まれている。
また、海賊党的なイッシューといえば「児童ポルノ」にまつわる表現規制論議もネットニュース議論の、掲示板上位の常連だ。ヨーロッパの海賊党がどういうふうにこれを取り上げてるかはしらんが、もし日本でやるなら、このへんの層とも連合していくかもしれない。

自分たちが議席をとらなくても「なるほど、この問題では業界より、消費者側に媚びた発言をすると票が取れるかもしれない」と思えば、政治家なんて節操ないからね。流れていくさ。もっとも性表現云々はモラル・マジョリティ勢力も強いからそう簡単にはいかないだろうが。

欧州議席獲得後の、スウェーデン海賊党党首の談話。

・・・・最大の成果は、問題の存在を政治家に知らしめたことです。われわれが1議席を確保したということよりも、この問題を理解しなかったために他の政治家が議席を失ったということ。これは、すべての政治家への強いメッセージです。政治家はファイル共有などの問題に気が付き、理解しようとするでしょう。でなければ、先に理解した対抗勢力に支持が流れるということが実証されたからです。

日本海賊党」の旗揚げ機運は熟した?じゃあだれが党首?

以上、つらつら考えるに、とにかく欧米10か国で既に成立している海賊党」。
日本にも現行著作権法は厳しすぎるぜ!とかネット規制は御免だ!という層もおり、またヨーロッパで流行っているものはなんでも真似するという層もある(笑)。おドイツがえりザンス。「あなたが楽しむカラオケは、著作権緩和で安くなる!」を宣伝文句にすればオバさん層の支持を得るかも。


そういうわけで、上にもかいたけど、やっぱり最初にフランチャイズ権をとったものが有利だと思う。
やりたいひとは一刻も早く「日本海賊党」「海賊党」で政治団体を届けておくといいと思う。そこから拡大していけばよろしい。まあできるとなったら、いろいろ生臭い話もあるだろうけどさ(笑)


さて、で党首はどうしようか。
オタク党が多少の修正を加えて実現したということなら岡田斗司夫氏がいいかもしれない。なんとなく引き受けてくれそうだし(笑)。著作権を緩めろ!という主張ならカラサ・・・ごほんごほん。
海賊党なら、その名にふさわしく尾田栄一郎さんがなってくれれば、資金の心配は無いのだが、自分で海賊版を増やしそうなことをだれがするものか(笑)。
金子勇さん・・・ぴったりな気もするが。

服部さん・・・は党首を固辞されて、カレーの得意なコック長になってしまいそうだし。



ああっ、真面目な論考だったのに最後にネタに走ってしまいました。
とりあえず本日は、「海賊党」の名前だけでも覚えて帰ってください(新人の漫才師かよ)。
というか

・「ネットの規制や著作権を緩和する『海賊党』とその政策がある」
・「欧米10カ国で既に結成されている」
・「欧州議会選挙で議席獲得、ドイツでも単純比例なら11議席獲得(特殊な同国の制度で無効)の支持を得た」
・「日本海賊党旗揚げに向け、絶賛党首募集中」(嘘)

・・・なことを覚えて帰ってください。

あとは「それは法律上できない」「それは違法だ」といわれたら、「いや違法ではないはずだ」というほかに「じゃあ、その法律のほうを変えちゃおうか?」という方向性も考えることの大切さ、みたいな教訓。

清原・新庄の超ミラクル野獣コンビによる野球解説

日本シリーズ第2戦での清原・新庄スペシャル解説コンビが自由すぎた件。
http://blog.livedoor.jp/vitaminw/archives/52366643.html

見ればよかったな。残念