INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「ドキュメント72時間」10年間のベストテン選出し放送/同時間には「ラピュタ」


歴代ベスト10スペシャル 視聴者投票 歴代10位
初回放送日: 2022年8月12日

レギュラー放送開始から10年の節目。これまで放送した320以上の回から、視聴者投票で選ばれた歴代ベスト10を2夜連続で一挙放送!山田五郎鈴木おさむ吹石一恵の3人が10年を振り返る。ノブコブ徳井ディレクターも追加取材で参戦。さらに番組ナレーターが選ぶオススメ回や、実は72時間ファンというあの人たちも登場。みなさんの心に残る「72時間」は入っているでしょうか。まずは、歴代10位!


www.nhk.jp

NHKのドキュメンタリーについてはこちらも。(「ダークサイドミステリー」入れ忘れてたな…あとで入れよう)
m-dojo.hatenadiary.com






ところが裏番組のひとつが




映像研には手を出すな!の作者さんがスペース実況とか




www.oricon.co.jp


kinro.ntv.co.jp


本日「まんが道」一挙再放送(NHK、11日も)/映画「ヒトラー最期の12日間」(BSP)

まんが道 NHKで一挙再放送

8/10(水)、8/11(木・祝) 総合にて全15回を再放送!
これからのエピソード
8月10日(水)午後11:45 ほか 放送予定へ
(1)
昭和27年春、富山・高岡の高校3年生、満賀道雄竹本孝之)は卒業を目前にしていた。無二の親友・才野茂長江健次)とともに漫画家になることが本当の夢だが、父亡き後、喫茶店に勤め続ける母の君江(冨士真奈美)のため、弟の鉄郎(磯崎洋介)の学費のため、就職しなければならなかった。道雄は富山の新聞社の試験を受けたが失敗。落胆して家に帰ると、なんと道雄と茂にとっては神様の手塚治虫先生からハガキが届いていた。

8月11日(木)午前0:05 ほか 放送予定へ
(2)
手塚治虫先生からのハガキには「上京したらぜひ寄ってください…」と書いてあった。道雄(竹本孝之)と茂(長江健次)は、すぐにその気になり、10日後に、自分たちの作品を持って上京することにした。原稿に没頭する茂と違って、道雄は、憧れの女性徒・霧野涼子(会沢朋子)に会って励まされて以来、原稿が全く進まない。涼子の顔がちらついてどうにもならないのだ。そこへ、伯父(久米明)から、立山新聞採用決定の電話

www.nhk.jp

この本推奨…今知ったが、kindleアンリミテッドで読める!!


1970年から2013年に渡って、掲載誌やタイトルを変えながら実に43年もの間描き続けられた藤子不二雄Ⓐ不朽の名作「まんが道」「愛…しりそめし頃…」を徹底解剖!!
少年・ 満賀道雄 が人との出会いを通じて成長し、夢を実現すべく“まんが道"を歩んでいく。いまでは人気ジャンルのひとつとなった(まんが家まんが)の元祖であり、まんが史を語る上で絶対にハズせない最重要資料でもあり、いまだに多くの読者を惹きつけてやまない名作中の名作の魅力に触れてみよう!!

CONTENTS
4 カラーイラストギャラリー
16 完全ストーリーガイド

まんが道」「愛・・・しりそめし頃に・・・」の世界
30 キャラクター紹介
36 大発掘! 秘蔵資料大公開!!
42 舞台大解剖1 これがトキワ荘だ!
44 舞台大解剖2 これが椎名町周辺だ!!
46 高岡&氷見大解剖
49 藤子不二雄Ⓐ ロングインタビュー
56 松野喜多枝 インタビュー
58 心に残る名言集
65 麗しの美女名鑑
67 名物編集者名鑑
71 「まんが道」担当 矢沢哲夫 ・ 留松孝 (週刊少年キング) インタビュー
75 「愛・・・しりそめし頃に・・・」担当 長崎尚志 (「 ビッグコミックオリジナル 増刊号」) インタビュー
78 心に残る結びの詩15選!
81 「まんが道」経済白書
84 「まんが道」グルメ


まんが道」「愛・・・しりそめし頃に・・・」を愛する
88 特別再録1藤子不二雄の1/2について 吉行淳之介
91 特別再録2「まんが道三浦朱門
94 星野泰視 インタビュー
96 トリビュート「まんが道」1星野泰視
97 トリビュート「まんが道」2井上三太
98 トリビュート「まんが道」3松田奈緒子
99 トリビュート「まんが道」4西村ツチカ
100 トリビュート「まんが道」5川島よしお
101 ドラマ「まんが道」対談 竹本孝之×長江健次
106 単行本未収録作品特別再録「ぼくたちの夏休み絵日記」藤子不二雄


トキワ荘大解剖
112 トキワ荘の住人の歴史 稲垣高広
116 『漫画少年』を読んで清く正しく伸びよ!! 川口貴弘
120 トキワ荘写真館 向さすけ
124 トキワ荘手塚治虫 松谷孝征 インタビュー
126 さいとう・たかを ロングインタビュー
132 楽しむための参考図書
134 デジタルコミックで読もう!!


※以下はアンリミテッドじゃないです



ヒトラー ~最期の12日間~ 午後1時から!!

BSプレミアム8月10日(水)午後1時00分〜3時36分 

独裁者ヒトラーがベルリン地下の要塞で過ごした最期の12日間をドキュメンタリータッチで描く歴史ドラマ。「ベルリン・天使の詩」などで知られるスイスの名優ブルーノ・ガンツヒトラーを熱演、強烈な印象を残す。歴史家ヨアヒム・フェストの同名ノンフィクションとヒトラーの個人秘書ユンゲの回顧録をもとに、ドイツの映画監督オリバー・ヒルシュビーゲルが、ヒトラー人間性を真摯(しんし)に描き論争を巻き起こした問題作。

「熱々、ねっとり」な食べ物を早食いすると、食道内に「たこ焼き潰瘍」ができるらしい【漫画小ネタ集】

月刊モーニング・ツー 2022年8月号に掲載された
「高度に発達した医学は魔法と区別がつかない」より。

ん?何このタイトル?というかどこかで聞いたな?と思いますかね。

おーっといま、無料開放中やがな。(※2022年8月9日現在)
comic-days.com


てか、これから引用する回も無料かよ…
comic-days.com


まあ、軽く紹介すると、「異世界もの」ですな。
・医者が異世界転生(異世界遷移、だっけ?)した。
・医者は高度な医療技術を持っているが、当然現在の医療機器や治療法、最新薬品がそのまま使えるわけでは無い
・そこを魔術や当時…例によって中世レベルの技術をうまく組み合わせて、医は仁術を貫いていく、

的な話。ちょっと骨格に「JIN-仁」が入ってますかね。



この原作は現役医師で「なろう」出身の作家さんである、という話を聞いています。たしか連載開始時「なろう」出身、みたいなことが宣伝文句に在り、いまではそれが売りなんだな、と実感しました。

natalie.mu
津田彷徨(ツダホウコウ)
1983年生まれ、兵庫県出身。医師、作家。内科医として勤務する傍ら、執筆活動を開始。小説家になろうにて発表した「クラリス戦記」は、改題・改稿を経て「やる気なし英雄譚」として2014年に商業デビュー。主な著作に「やる気なし英雄譚」「ゴミ箱診療科のミステリー・カルテ」「ネット小説家になろうクロニクル」、「ロンドン黒死病事件」(「FGOミステリー小説アンソロジー カルデアの事件簿 file.02」収録)などがある。

ついでにいうと、講談社小学館集英社秋田書店……メジャーな漫画出版社、とくに週刊誌系が、文学運動?たる異世界ものにどういう距離感を持っているか、ってちょっと気になるところです。やっぱり連載数や、それがどこに掲載されているか、一番のヒットは何か、王道かパロディか……などなど。

ただ、それは手に余るので本題…というか、「小ネタ」に戻って。

いま、進行中の章は、「ドラゴン」の治療。それも等身大の人間体から、巨大な龍に変身できる一族のひとりが、胃に病気があるらしいー--とわかったので、主人公の医師が「じゃあ龍に巨大化してもらい、その消化器内に人間サイズの自分が入って、内視鏡手術のように治療しよう!」と提案するという話。

その中で、食道を歩いている時に「潰瘍の後が多いな。たこ焼き潰瘍みたいに何か変なもの食べたのかな」とつぶやくのだけど、そこに注釈があった。

熱々で粘り気の多い食べ物早食いすると「たこ焼き潰瘍」が食道に


なにこれ
怖いよ!!!

自分も熱いものを結構好んで食べるし、相当に早食いをする。

なんとなく、そのアツアツの熱を、食道を通る時に感じることもあったー--!!

でも、それで食道に潰瘍ができるとしたらこわっ!早く言ってくれよー-!!

患者:28歳,男性。
 主訴:胸骨後部痛,発熱。
 既往歴:特記すべき事項なし,精神疾患なし。
 生活歴:独身,一人暮らし。
 現病歴:夜にたこ焼きの1個目を摂取したところ熱かったため丸飲みをした。その後より胸骨後部~心窩部痛が出現した。翌日より37.6℃の発熱を認め,疼痛が増強し食事摂取不可能となったため近医を受診。上部消化管内視鏡検査にて食道熱傷を認め,当科紹介受診となった

https://www.jstage.jst.go.jp/article/pde/81/2/81_76/_pdf

友人達と食事をしていた時、白子の天ぷらを食べました。

友人の一人が、一口で食べてしまって口の中をやけどしてしまいました。

でもそれで良いのです。

そんな時は焦って飲み込まず、手元にある冷たい飲み物で口の中を冷してしまいましょう。

飲み込んでしまうと、食道が広範囲にやけどしてしまいます。

内視鏡で見ると食道熱傷と診断され、ひどいと食道潰瘍になってしまい難治性です。

治療は胃酸を抑える薬と液体の粘膜保護剤の組み合わせが有効です。

原因となる食べ物は、たこ焼きや湯豆腐が多いです。

www.matsuonaika.jp


という感じで、マンガを読んで知った医学知識をシェアする次第です。




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余談 モーニングツーは「WEBで再創刊」らしい

モーニングツー再創刊オンラインで

いや、あっしゃこれ「モーニングツーはもう紙では刷りません。ぜんぶオンラインに移行します」って意味かと思ったが……ぶっちゃけ、説明がわかんねーよ!

モーニング・ツーがWEBで再創刊、毎週木曜更新に。「モーニング・ツーWEB」本日オープン、人気作・新作の無料開放続々!

22/08/04
月刊「モーニング・ツー」は、週刊モーニング増刊「モーニング2」として2006年8月10日に創刊されました。
あれから16年を経た本日2022年8月4日(木)、「月刊」ではない「モーニング・ツー」と名前を変え、「モーニング」本誌と同様の毎週木曜日、昼12時に更新されるWEB漫画サイトをオープンいたしました。
キャッチコピーは、「あなたと旅に出る木曜日」!

morning.kodansha.co.jp

まあとりあえず、同誌の人気作品がオンラインで読める様になるっぽいことは間違いなさそうだが……????

施川ユウキ「バーナード嬢曰く。」電子版が50%還元(残り3日)~関連過去記事リンク集

えーと、ちょっとAmazonポイントとかの関連がよくわからん
本当に半額還元のところに飛んでいるのか、終了してないかは慎重に確認してね。
はてなの、Amazonとの連携がちょっと不十分なのよ!)


自分は紙版を持っている。だが、この機に買い直した。
これは、この時に表明した藩政改革を実行した、ということである。
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しかし、これは電子書籍を買った分だけ、その旧紙版を棄てるか売るかすべき、ということになるのだが、それをできない場合はどうすればいいのか。答えは出ていない。


ニコニコ静画」でも、だいぶ遅れて一話ずつ配信されている…と、埋め込みできないんだよななぜか
URLで
https://seiga.nicovideo.jp/watch/mg662548



==過去の関連紹介記事==

「読書好き…のふりをしたい子」vsSFファンの名勝負…そして「SFファンがいかに危険か」を描く名作「バーナード嬢曰く」(施川ユウキ

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「ニンジャ」や「パンをくわえて登校する女の子」と同じく「偏狭なSFファン」もどこかにいてほしいもの(そうか?)

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読書好き…のフリをしたがる、彼女が帰ってきた!「バーナード嬢曰く」2巻、毒や風刺も含んで堂々発売

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「ファン漫画」の歴史を年表化してたどってみる【創作系譜論】

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「図書館」「図書館員」「図書委員」「愛書家、蔵書家」イメージについて【創作系譜論】

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「ネタバレは法的にも賠償責任がある」って本当かねえ?だって「言論・表現の自由」があるでしょ?

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【完全版】「2016年マンガ10傑」を選定します。「特別功労賞」もあの作品に

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「関係性ショートコミック」に関して、あらためて一から考えるのでお付き合いのほどを。
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「バーナード嬢曰く」4巻発売。「1976年のアントニオ猪木」がネタになる中で「プロレスvsSF」の危険な接近遭遇!!

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「孤独や孤立を抱えたキャラ」が「ある種の”図々しい(無遠慮)”キャラ」に絡まれて、いい方向に変化する…という話が、最近多いような気がする

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とり・みきが、いしいひさいち新作「ROCA」を絶賛。『間違いなくオールタイムのフェイバリットの1冊』~いしいの自費出版本らしい

いしいひさいち「ROCA」表紙

そんな本があるのか、検索…あれ?Amazon商品紹介で、でないな…はてなはダメだな、直接検索で…出ない…???

これ???

www.ishii-shoten.com
(笑)いしい商店

単行本通信販売コーナー
いしいひさいち自費出版本を販売中です。

2022年8月2日から『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』(1冊税込1000円、詳しくは特設サイトをご参照ください)の発売を始めました。

ウェブサイトでの新作連載をまとめた『スクラップスチック それがどうした1.』は2021年11月の発行で、1冊税込500円です。

コミティアに出品するため制作してきた『ドーナツボックス』は全巻在庫がなくなり、紙の本の販売は終了しました。AmazonKindleの電子書籍は全巻発売中で…(略)

いしいひさいちですら、自分が版元になって作品を発行・販売することをやりはじめたのか。…いや、いしいぐらいの地位を確立した人だからできるんかもしれないな、逆に。とにかく。「ROCA」とは??



ROCAについては、2019年にこのブログ記事で紹介されている
要は「ののちゃん」の中で、少しずつ話が進んでいた、ストーリー内のサイドストーリーというか、外伝というか…そこから、完全新作につながったそうなのだ。
goldhead.hatenablog.com

画像を孫引くと

ROCA あらすじ いしいひさいちののちゃん内のサイドストーリー)


ここにも、創作に至る経緯の、作者本人の弁が詳しく述べられています。
www.ishii-shoten.com



いしいひさいちといえば、致死量をはるかに超えた猛毒を含む風刺か、あるいは「ただの言葉遊び」「繰り返しのマンネリ」などを極めつくしてナンセンスの極致に至るような笑いが中心だが、それでもときどき「文学的」としか言いようのない作品を読むこともある。
ここに収録された、めちゃくちゃ弱い高校野球部の話とかね。



にしても、あのとり・みきに「間違いなくオールタイムのフェイバリットの1冊」と言わせる作品は、それだけで只者ではない。

【資料】赤塚不二夫が「面白人間を集めた」時代、周囲はこう見ていた(我乱堂氏ツイート)/まんが道ドラマ再放送(NHK)

ひとつ前の記事からダイレクトに繋がります(一括して一本の記事にすることも考えたけど、膨大なので…)

再論【あだち勉物語】~赤塚不二夫と弟子の「愉快ないたずら」は、一種の「大人のおとぎばなし

m-dojo.hatenadiary.com

こちらを受けて、こういうツイートをいただいた












一読してやはり思うのは、個人的にそのへんの情報・資料収集が足りないだけで、「(トキワ荘以後、マンガの超売れっ子にして芸能活動にも入っていった)赤塚不二夫先生の想い出」に関してはおそらく周囲の人間も筆達者・口達者な人たちばかりだから、膨大な資料があるんだろうなと。

それを整理整頓してきちんと系列にまとめていけば、おぼろげながらも全体像の…これまた一端が浮かび上がるのではないか。



最近、おしくも鬼籍に入られた古谷三敏「ボクの手塚治虫せんせい」は後半がまさに赤塚不二夫の手伝い、アシをした時代の想い出になり、同じ部屋で布団を並べながら「兄弟でも夫婦でもないのに、俺たちが一番こうやって一緒に長い時間を過ごしているよな」としみじみ回想とかしてたと思う。




そんな赤塚不二夫の若き日も登場する、ドラマ「まんが道」がNHKで一挙再放送

藤子不二雄A先生追悼ということでもあるのでしょうか…

amass.jp

藤子不二雄”となる二人の青年が手塚治虫に憧れて漫画家を目指す物語『まんが道』。1986年にNHK総合で放送されたドラマ版(全15回)がNHK総合で再放送決定。8月10日(水)と11日(木・祝)の2日にわたり一挙放送。

■『まんが道

藤子不二雄の始まり、人生を変える出会いと別れ、そして漫画家として生きる覚悟が語られる…漫画好きは必見の青春物語

NHK総合
2022年8月10日(水) 午後11時45分から 第1回から第8回
2022年8月11日(木・祝) 午後11時45分から 第9回から第15回
19分30秒×全15回を2日にわたり一挙放送

再論【あだち勉物語】~赤塚不二夫と弟子の「愉快ないたずら」は、一種の「大人のおとぎばなし」

とりあえず第一報として書いた「最近の『あだち勉物語』19,20話が面白いから読んでくれ」は、やはり途中からネット連載漫画を読み逃した層などにそれなりに響いたか、反響もあった。読んでくれた人も多いだろう。

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www.sunday-webry.com

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その時は、時間が無くて論評に手が回らなかった。その捕捉をこれから

【19話】赤塚不二夫は誰とでも仲良くなって「遊びに来なさい」と声をかける。その結果…

あだち勉物語 ホームレスの取材
あだち勉物語 ホームレス取材

ぶっちゃけ、この時代「ホームレス」なんて言葉は使われてたはずがなくて、別の単語だったと思うが…それはさておき、いやそれとも繋がるけど、実際の所この取材が本当に創作活動に必要だとかではなく、やはり悪趣味な、冗談半分、興味半分のホームレスとの接触だったと判断するしかない。
そういうアティチュードが、今どのように評価されるかといえば、非常に怒られというか、糾弾されるように思われる。
しかし実際に交流すれば、赤塚不二夫は凡百の知識人や名士ではおそらく不可能なほどにホームレスと意気投合し、そして「いつでも遊びに来なさい」と手書きの名刺を渡したり、高級腕時計を友情の証としてプレゼントする。
その結果としてリアルな「レ・ミゼラブル」あるいは「ジョジョの奇妙な冒険 第一部」状態が発生する。お巡りさんの余計な手間が増える(笑)

あだち勉物語 リアルなレ・ミゼラブル
あだち勉物語ホームレスとも仲良くなる赤塚不二夫


「雑誌に載ってる『ファンレターのあて先』は、作者のリアル住所だった」という時代もあり、電話帳その他、「居住地へのアクセス方法、そこを公開する意味」は確かに昭和はいまと全然違うけど、それを差し引いても赤塚不二夫があんまりにもオープンマインド過ぎることは間違いない。
いまでは、いや当時でも、普通ならマネジャーや編集者がブロックする。
それを可能にしたのは、赤塚不二夫が「みんなと酒を飲んでバカ騒ぎする」が好きなことが第一だったろうし、そこで「面白いやつを積極的に仲間に加えたい!」という変な時代精神があったのも間違いなさそう。そこから「タモリ」が生まれたのも間違いない訳だろうが……

たとえば、ここで、単に声を掛けられたのでフジオプロに遊びに来て、伝説の赤塚作品を手伝ったあんちゃんたちって、年齢的にはご存命の筈だ。
市井にいるであろう、「この当時の、飲み歩いていた赤塚不二夫とどこかで関わり、交流を持った人」
の証言が、もっと発掘されていい筈なんです。

あだち勉物語 赤塚不二夫が誰にでも「遊びに来い」と言った結果


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一方で漫画家の仲間からも一部では「赤塚は飲み歩いて有名人とつるんで…なんか無理してるんじゃないか?」みたいな心配や、冷ややかな目もあったという。
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ここは実際によくわからないので、タモリの笑っていいとも終了の時に、巷間にあふれた「タモリ伝」からの再構成も含めて、やはりもう一度「巨匠となった赤塚不二夫周辺の『面白』人脈の歴史」に関する決定版の記録が欲しい、と再度要望しておきたいです。


過去記事で引用した記事の、さらに再引用。

11.杉江松恋の『芸人本書く派列伝』
============
【プロフィール/杉江松恋

1968年生まれ。ライター、文芸評論家、書評家。
ミステリー小説の書評を中心に雑誌やWeb上で執筆活動を行う。
また、映画や漫画などのノベライズ作品も執筆。



山本晋也『カントク記 焼とりと映画と寿司屋の二階の青春』(双葉社)から以下の情景を引いていく。

 197×年某月某日、新宿2丁目にそのころあった、ひとみ寿司の座敷で怪しい集会が開かれていた。
 怪しいといっても過激派・カルト集団というような物騒なものではなく、漫画家・赤塚不二夫を中心とする「面白グループ」の人々である。これは赤塚の交友関係から自然発生した親睦集団で、当時としても豪華な面子が顔を揃えていた。NHKの演芸ディレクターでありコント55号の育ての親としても知られる滝大作放送作家兼評論家の高平哲郎、ピンク映画監督の山本晋也、ジャズマンの山下洋輔坂田明、コメディアンの内藤陳、歌手の三上寛といった面々である。そこに九州から上京してきたタモリが迎えられ、デビュー仕立ての所ジョージTHE ALFEE坂崎幸之助といった後に名をなす人々が加わっていった。山本晋也も自身の監督作品常連であったたこ八郎柄本明らを伴っている。
 寿司屋といってもそこでは誰も寿司は食わず「ブッカキ氷の上にキャベツの千切りを載せて、塩と胡椒と味の素を混ぜた赤塚先生特製の香辛料を付けて食う」だけ、酒は焼酎「白波」の番茶割りだ。つまりグルメや贅沢とは程遠く、大のおとながどれだけ馬鹿なことだけを言い合いして時間を浪費していけるか、ということを競う場だったのである。

 面白グループが残した足跡については、まだ未評価の部分が大きい。私的集団で表立って行ったことが少ないのがその一因だろう。赤塚という庇護者をつけてタモリを世に出したことが最大の功績であるのは間違いないが、タモリだけではなく、所、坂崎らにオールナイトニッポンのパーソナリティを持たせ名前を周知させるなど、グループが人脈を駆使して行ったことは決して少なくなかった
 その一方で赤塚不二夫は、面白グループに熱中していた時代が、人気が頭打ちとなって下降する時期と重なっている。
(略)
決して順風満帆な時期ではなかった。1974年に「週刊少年サンデー」で連載していた『レッツラゴン』が終了…
(略)
 見ようによっては、少年誌では発揮できなくなった才能を面白グループという集団の中で発散することでバランスをとっていたようにも思える。…(略)赤塚の弔辞でタモリが「私もあなたの作品の一つです」と読み上げたのは、正鵠を射た言葉であった。この時期の赤塚が、タモリという創作物を世に出すために力の多くを使っていたことは事実だからである。

この話、そして次の記事、ここにつながる。
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かつて銀座などで消費された「有名人の面白悪戯」~フジオプロの遊びに「飲み屋で『お仕事は?』と聞かれたら相手に当てさせ、最初に言われた回答の職業になり切る」があった

あだち勉物語 飲み屋で職業を当てさせ、最初の回答の職業になり切る
『お仕事は?』と聞かれたら相手に当てさせ、最初に言われた回答の職業になり切る」 あだち勉物語


これもまた、飲み屋での「いたずら」である。コンプライアンスとポリティカルコレクトの概念からいえば、こういういたずらも「よくないこと」とされる可能性もありそうである。いや、さすがにこれはギリギリ、いまでも許容されるかな?


ただ、これ読んでふと思ったのは
遠藤周作を起点として…北杜夫とか阿川浩之とかそのへんかな? またSF作家周辺とかも、「飲み屋や旅先で〇〇のふりをして……」みたいな体験記やエッセイを、70-80年代だろうか、いろいろ書いていた気がするんだよね。
というか、自分は小説家ってのは、原稿用紙に創作の物語を書く人というより、みんなで集まって飲み会をして、大騒ぎの中でこういういたずらやなりきりゲームを、現実社会の中で演じて、それをエッセイのかたちで面白おかしく報告する……というひとだと思ってたな、最初は(笑)


で、俺的な個人の感想では、その最後に位置するのが「中島らも」だったと思うの。

上のあだち勉の「相手に当てさせた「自分の職業」になり切るゲーム」で思い出したのが、何かの文学賞の選考帰りに、年齢不詳の風貌を活かして同乗者と「頑固な老作家とその担当編集」になりきり「今の文学はどれもこれも…」「やはり、大陸からの引き揚げを経験した先生から見るとそう思いますか」「うむ、あの脱出行こそ儂の文学の原点じゃ」とかなんとか適当にやりとりして、タクシー運転手を感心させた……みたいなエピソードでした(かなり記憶曖昧です)

ま、その延長で、天下の朝日新聞紙上で「死を呼ぶみそじゃがいも」事件というのを起こしてしまうわけですが(笑)
www.cataloghouse.co.jp
note.com



自分の知ってる範囲でいうと
遠藤周作などを中心とする「面白エッセイも書く文学者集団」
・SF作家集団
赤塚不二夫と「面白グループ」
・ジャズメン

のようなひとたちが、上にあるような、半分ぐらい現実と関わるような罪のない?いたずらジョークを、酒宴と共に行って、それを「芸のこやし」にしていた。
その上で、何しろ銀座赤坂というふうに場所が重なるし、ホームレスやラーメン屋店員とまで「こんど遊びにおいで!」になるぐらいだから、そういう有名人同士だって当然顔を合わせ、交流を生んだ。


たとえばそういう中で「大橋巨泉藤子不二雄Aが無二の親友となる」というような、不思議な交友関係が生まれたりもするんですね。


いや、もっとそういう集団はあちこちにあったと思うんですよ、
ただ「こういうことをしました!おもしろかった!!」と語る語り部がいなかっただけで。



あだち勉物語」は、トキワ荘と同様に重要かもしれない、「赤塚不二夫が大成功して「日本の顔」となった後、彼と彼の周辺はどのように「おもしろ」を模索したか?」を、交友関係や実際の酒場での遊び方などを含めて記録してくれる。
ここが図らずも貴重なので、そういう点からも連載が長くつづいてほしい。


そしてそれは日本の漫画史のみならず芸能史、お笑い史などの空白を埋める、貴重なミッシングリンクになるかもしれない。


いまはもうできないか、実はそれでも続いているのか…「大人のおとぎばなし」。


調子がよくてイマイチ信用できない、でもなぜか懐にはそれなりのゼニがある…という人が雀荘や飲み屋で、周りの人間にちょっとうるさがられながら、何とも面白い話をしている。
それの悪友というか兄貴分は、誰でも知ってる超有名人!! 「いつでもうちに遊びに来てよ」と仕事場の名刺を渡され………なんてことは、治安もマナーもよくなった令和の御世にはちょっとありそうもない。
といいつつ、我々の把握できないどこかで、こういう関係性はまだあるのかも…どうだろう。



「いつでも遊びに来たまえ」と鳥山明尾田栄一郎が名刺をわたしてくれますかっ。
板垣恵介が…これは、「武」や「侠」を鍛えた漢なら、まぁほんのちょっとは、あり得るかもしれない(笑)
藤田和日郎島本和彦は微妙にありそうなので、周囲が止めてあげてください(勝手なイメージ)




でも、そんな出会いが、それでもどこかに生まれているかもしれない。
あるいは、20話のように、飲み屋で不思議なトークをして帰っていったあの男の自称や半生の記は、単なる与太話だったのかもしれない。


そういうことをひっくるめて、「あだち勉物語」の19話、20話は【大人のおとぎばなし】と認定したい。
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【大人のおとぎばなし】 ※準タグです。この言葉でブログ内を検索すると関連記事が読めます

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