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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています 

「作品にコンプラ描写を盛り込むとまぬけになる」…カレー沢薫氏が語る

www.gentosha.jp


まず、冒頭に触れられているアメコミと日本漫画の売り上げの話は、本人も「真偽は別にして」と書いているように、要素が複合的で以下の議論を参照されたい。
togetter.com



重要なのはここであります

コンプラ的に必要な行為」をフィクションにイチイチ描くと、作品内がまぬけだらけになってしまい、読者は「そのくだりいるか?」となってしまうのである。

だが、そこを省略して描くと「どれだけ金持ちでイケメンでもあいさつ(隠語)しねーとかどういうことよ?」という苦情がきかねない世の中なのだ。
そうなると、壁ドンや、反論しようとするヒロインの口をキッスで塞いでくるような「強引な男」は登場させるのすら難しくなってくる。
「俺から逃げられると思ってんの?」と強気なことを言いながら、部屋のドアは全開、常に最低2メートルのソーシャルディスタンスを取っており、もちろんフェイスガード装着というまぬけな絵面になってしまうのだ。

このように、表現の自由と倫理やコンプラは昔から相性が最悪なのである。

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カレー沢薫の「壁ドン」論


文章の正当性を「誰が書いたか」で左右されていいのか、という問題はあるのだが、この主張をしているのが「女性の創作家」であることによって、何か変化はあるだろうか。

という話は、既にここで語っている。

togetter.com

m-dojo.hatenadiary.com

…これはねえ…このイラストから「女性を殴りそう」と連想した人がまずあっぱれというかスゲーな、だけど、ただ理がある話ではありますわな。
なんでしたっけ、イラストにつけられた台詞。

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https://togetter.com/li/1480705 参照 物議を醸した「この後何かが起きる」イラスト
これはまあ、実際に女性に対して発言したら、と想像してみればわかるですが、『このあと何かが起こる』というキャッチコピーと合わせると、”少し、欺瞞的なアプローチを交えた性的な誘惑行為”を、少なくとも連想させ得るようなシチュエーションと考えてもおかしかないだろう。
そこから連想を発展させていけば、「暴力に至るかもしれない」、…そこまでは、かけ離れているようでそれほど距離はない。一歩間違えば、とはいわないが、2.5歩ぐらいか(笑)。

イラストは、そういう内容だったという部分は、それほど意見が分かれる話でもないと思う。

だから、ポリコレに反しているか、いないかでいえば、ポリコレ違反っすよね。これ。
(略)
ただ。
重要なのは、もし、このイラストを描いた方の属性が言われている通りのものだとするなら、
『想像の世界では(この大前提は重要)、そういう形でのアプローチを男性からされることに、一寸した憧憬やロマンを抱く女性も存在するかもしれない』という、ま、そりゃそうだの話だ。

てゆーかそれ、「壁ドン」の時点で周知の事実やん。
これ、この前のハコヅメでやってましたやん。

ここから抜粋して再紹介ね。
m-dojo.hatenadiary.com

壁ドンを警察が「犯罪事実」として描写したら

…47号。解説するより、読めばわかる

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2019年47号モーニング ハコヅメ流「壁ドン」
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2019年47号モーニング ハコヅメ流壁ドン

(略)……「壁ドン」はブームのときから、法律的、論理的に、要は合意なしでの脅迫的、強要的な何かじゃないか、とは言われてました。
そういう話もかいたことあるし、韓国の新聞は「猟奇的」とまで書いている(笑)
m-dojo.hatenadiary.com

今回のコラムは、これをカレー沢薫という、実績ある女性創作者が、文章の形で追認したにすぎない。

乙女ゲーには、俺様、ドS、ヤンデレというような、あまりヒロインの都合には興味がないタイプが結構出てくるし、そういうキャラほど人気だったりする。ヒロインはそういうキャラに戸惑ったり怒ったりはするが、はっきり拒否ることはないし、拒否るとバッドエンドになってしまったりする。
つまりクリアしたかったらそういう奴らを受け入れるしかないシステムなのだ。

確かに日本人の目からしても乙女ゲーには「『通報』という選択肢を出してくれ」というシーンは多々ある。

しかし、乙女ゲーのヒロインというのは一応「プレイヤーの分身」なのだ。
(略)
物語の推進力が「個性的な男の都合に振り回されること」のみになってしまうので、それを拒否ると、もはや乙女ゲーとして何も動かなくなってしまうのだ。

このように、コンプラとフィクショョンの折り合いは描く方もだが、読む方もなかなかつけることができない。

まずは

「強引な男が、強引に迫ってくる」物語、創作物を
「女性の側が、好んで読む、消費する」という現実がある時、そこに矛盾はある訳で


「創作、物語においてはそういうこともあろう」と許容するか
「そういうことはあってはならない」と許容しないか、
許容しないとしたら、「そういうのを好む女性は、無明の闇、蒙昧な状態に置かれているので、啓蒙によって打開できる」か「好むにかかわらず、外部から規制する」となるか、でありましょう。

別に創作物において「強引に迫る俺様男」が滅びるかどうかってわかんないというか、利害関係的には果てしなくどーでもいいのだけれど、少しく興味はございます。

「じゃあハンセンとホーガンの本当の仲は?」と重ねて聞かれたのでこれも答える/実は梶原マジックにはウラの意図が…?

m-dojo.hatenadiary.com
という記事…これはLINEの返信をそのまま載せたものだが、こんどはこんなやりとりを、したなりよ。

Q:ごめんやけど、ハンセンとホーガンの関係はどうだったのか?「ハルク、水に流そうや」とかあったんかね。


A: 鋭意準備中


Q: 問題意識としては、梶原マジックと言えど口から出まかせではなく、針小棒大主義であるならば、どの部分までが事実だったかを知り、あらためてセンセイ・カジワラの偉業を偲びたい、ということ。


A: 自分の仮説としては、梶原氏の……さらに壮大な戦略がありそうなのです

これについても私は自分なりの見解があるのでこの機を利用して述べさせていただきたいと思います。
実は、プロレススーパースター列伝のハルクホーガン編は、ある意味でブルーザー・ブロディ編以上に梶原マジック度が高い。


ただその梶原マジックに、隠された、大きな意図があったのではないかと私は考えております。



その上で最初にハンセンとホーガンの関係はどうだったのか?と質問されれば、「列伝での激しい対立関係からの和解というのは大いなるフィクションで、現実的には極めて良好な友人関係でした」というのが身も蓋もない回答となります。
良好というより基本的には二人が新日で行動を共にしていた時、スタンハンセンはなんといっても押しも押されもせぬ絶対的エースで、ハルクホーガンはその下のもっか成長中の若手、 という扱いでした。
その枠の中で、ぶっ殺すとか 口にチャックしなとか、そういう関係にはなりようがありません。ビールジョッキを傾けて「ワン・モア(おかわり)」の方が正しいのです。

ではなぜ梶原一騎はああいうストーリーをつむいだのでしょうか?
まず同作品の掲載された期間が、非常に重要な意味を持ちます。「週刊少年サンデー・1982年32号 - 1982年49号」でした。

つまりハンセンが移籍して翌年のことなのですね。

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プロレススーパースター列伝 ハンセンが移籍した蔵前事件

そしてホーガン編の始まる前にやっていたのは、まさに現実とファンタジーを行き交いながら、そのチューニングを自由自在に作者が行うという「タイガーマスク編」。その数年後梶原一騎アントニオ猪木新日本プロレスは絶縁し、逮捕監禁だ脅迫だというようなトラブルになるわけですが、 この時期はまさに一心同体、二人三脚!!!
梶原一騎自体はジャイアント馬場が主役となる「ジャイアント台風」の原作も手がけ、列伝の「猪木/馬場編」はまさにバランスの妙と言うべき両者を共に巧く”立てた”ストーリーを見せるなど、基本的には日本のプロレス界で、公平かつ超党派的な関係を保っている……、 という建前ではありましたが、実際には時期、時期によってやはり関係の濃淡はあり、しかもアントニオ猪木新間寿とはその前の「猪木vs 熊殺しウィリー」以来の”共犯関係”にあったと見て間違いないところです。
(それに加えて、やはり梶原一騎には純粋な強さへの憧れもあり、当時はやや衰えもあったとは言え、ゴッチの弟子・シューターとしての実力が猪木に備わっていたことも影響していると思います。馬場はその一方で、既に動きや肉体が笑いの種になっていた時期でした)

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プロレススーパースター列伝 梶原一騎

完全にガチなレスリングウォーであったといわれる、昭和の両団体の大物引き抜き抗争。その決定打は、やはりスタン・ハンセンの全日移籍でした。
新日本プロレスはそれを受けて、ハルク・ホーガン(彼も全日と仮契約まで済ませ、引き抜きれる寸前だったというのが皮肉ですが)を「外国人エース」、それもハンセンに匹敵する地位にまで「育てる」必要がありました。
非常に幸いなことに1982年は世界的に大ヒットした「ロッキー3」 出演という、ホーガンの世間的な格を引き上げる大きなトピックもあり、また本人のセンスも向上して、「ハルク・ホーガンを超一流のエース格に引き上げる」という新日本のプランはかなりスムーズに行われました。


ちなみにこの時期からホーガンはアックスボンバーを使用するのですが、実はこの時、ホーガンはプロレス界の仁義として、ちゃんとハンセンに許可を求め、ハンセンの方も「それを君が使ってくれたら嬉しいよ」とと快くOKしたといいます。うん、確かにこれは梶原が好みそうなストーリーではない(笑)


そして…おそらく…これは自分の推論ですが、おそらく梶原一騎新日本プロレスサイドは綿密な打ち合わせの上で「ハルクホーガンはスタン・ハンセンと五分五分…いやむしろハンセン以上の実力や将来性があり、それをハンセンは恐れ嫉妬した!」というストーリーライン に落とし込んだのだと思うのです。

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プロレススーパースター列伝 ハンセン移籍への新日のプロパガンダ

この「アントニオ猪木(談)」は、猪木本人は何もかかわってないとはいえ(笑)露骨に「ホーガンはハンセン以上なんだよ、だからハンセンは全日本に行ったんだよ」というプロパガンダ
ロシア大使館もびっくりですが、どうせならあそこのツイートも「プーチン(談)」にすれば・・・・・・あれ??けっこう似合いそうだぞ!!!


もちろん梶原一騎ですから「そういうふうに新しい才能を抑え込むのは、プロとして当然の態度!」みたいなエクスキューズも、また様々に仕掛けていて、ちゃんと全日本プロレスとハンセンに対してももフォローはしてるのですが、逆に言うとそういうフォローをしなければ、やはりハンセンを悪者、ホーガン以下に貶めてる…と言われても仕方ないストーリー展開でした。


その辺の意図的な演出が明らかなのはハンセン対ホーガンの後楽園シングルマッチの描写で…ホーガンはハンセンのラリアットを見事に場外でかわしたが、 なんかひん曲がった椅子が砲丸の腕、及びフェンスと絡まって「泣いても泣ききれないリングアウト負け!」を喫したことになってるんですけど…実はまともにラリアットを食らってる写真を俺見たことあるんです(爆笑)。というか、今でも覚えているけど「ビッグレスラー」に掲載された読み物では、ホーガンが「俺はハンセンと親しいからできれば戦いたくない」→新間「だが君たちは友人である前にプロフェッショナルレスラーではなかったかね」→ホーガン「……」→新間「だが、君の気持も分かる。よし!試合は行うがノーテレビマッチにしてあげよう!」
これはこれでぜんぜん信用し難い(笑)。
おそらく、(旧)タッグパートナー同士の対決って、確かに興味もひくけど、その後のアングル的にはあまり大きく扱いたくない、というのもあるし、その後の成長株たるホーガンが負けて黒星がつくのも大きな扱いにしたくない、とかあったんだとおもいます。ただ、あまりにもプロレススーパースター列伝との扱いが違ったのでね(笑)。この記事にハンセンのラリアットを場外でもろにくらうホーガンの写真があり、まだプロレススーパースター列伝を信じていた子供心に衝撃だったゆえ、こんな無名の読み物を覚えているのです。

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プロレススーパースター列伝 ハンセンvsホーガン後楽園、この結末はホントか?

今は「ハンセン対ホーガン」とゆーと、その後のビッグマッチ「日米レスリングサミット」での映像になってしまい、その写真や記事をネット検索などで見つけることも困難なわけですが…証言は発見できた。

そんなこんなで実現した夢の対決は、最後は場外でホーガンのイス攻撃を交わしたハンセンが間一髪に(昭和的表現!!)ラリアットをぶち込んでリングアウト勝ちし試合後まだ熱くなってるふたりが最後は握手して健闘を讃え合い先にリングを降りて控室に戻るハンセンを指差しながら余韻に酔いしれて拍手喝采を浴びせる観客に向かって「スタンはさすがだよ」というような仕種とポーズを見せるのがまた胸を熱くさせられるわけですが
https://ameblo.jp/orixlovers/entry-10992091362.html


逆に言うと梶原一騎が「調子に乗っていた」時代…… 実はこの辺から、原作者としての梶原一騎はそれほど世間を揺るがすような大ヒット作品を出してはおらず、こういった映像や興行、出版にまつわる「フィクサー」的なことで存在感を示すことが多くなってきました。


プロレススーパースター列伝はある種、逮捕後の「男の星座」を別とすれば「最後のスマッシュヒット作品」とみなされることもあるほどで……。

しかしまだビデオも未発達、マニアが声をあげてもその声がメディアに載るようなことは少なく… SNS などは影も形もない時代。

「俺の原作で真相はこうだと書けば、たった1年や2年前の話でも、メディアが多数詰めかけた後楽園の試合で写真が残っていようとも…俺が書いたことが事実になるんだ!」という自信と言うか強引さがなおも梶原一騎にはありました。

そんな梶原一騎の…いやセンセイ・カジワラの「虚と実」を楽しむ上でも、実はハルクホーガン編は重要かと思われます。

なお蛇足ですが、先ほど少し紹介したハンセンとホーガンの2回目のシングルマッチ…すなわち東京ドームで行われた 1990年の試合で、両者は再会します。

しかしこの時は WWFはすでに超巨大なメガ団体に成長しており、そこのエースであるハルクホーガンは、もはや絶対的に価値を傷つけるわけにいかないスーパースターとなっていました。
だから勝者もホーガン、それもピンフォール勝ちということになるわけですが…それでもホーガンはハンセンを軽んじることなく、敬意を払ってフレンドリーに接したということです。
まあ今で言えば、 ゴールデンタイムの番組は三つも四つも持ち、主演映画も大ヒット、書いた本もベストセラーというお笑い芸人が、かつての先輩芸人に「いやーほんとに演芸場ではお世話になりましたわ。あの時はもうほんと会場をドッカンドッカンと先輩わかせてましたもんねー。それ見て私ら必死にメモしてましたよ!!」みたいなもんで、先輩芸人もそのリスペクトに感謝しつつ、今ステージの中心にたつべきなのはその時の若手なのだろう、と納得してる…といった感じなのではないでしょうか。


ハンセンの自伝を抜粋しているかたがいらっしゃったので、そちらを。

ホーガンとは、新日時代にとても仲が良く、ツアーを回るときは
いつも一緒だった。

その後ホーガンはWWF(当時)に入ると、世界王者に就き、ア
メリカン・プロレス界の顔的なレスラーとなり、「リアル・アメ
リカン」と呼ばれ、プロレス業界を超え、アメリカ国民に知られ
る存在になった。

知らない人が多いだろうが、実はホーガンはなかなかの苦労人な
のだ。
(略)
ホーガンと久々に再開したのは、1990年、東京ドームで開催
された「日米レスリングサミット」だった。

日本の団体の代表として、メーンで対決することになったのだ。

5万人近いファンの前で、ホーガンとメーンを務められたのだか
ら、誰よりも恵まれていたと言えるだろう。


https://ameblo.jp/kusuke6/entry-12570944685.html

ちなみにこのかたは、この前語ったブロディとハンセンの関係についても、ハンセン自伝の「大学時代のブロディとの出会い、そして若手プロレスラーとしての再会」
を抜粋しており、何ちゅうか…かなり笑えます(笑)

https://ameblo.jp/kusuke6/entry-12569590578.html

魂のラリアット

魂のラリアット

劇画王 梶原一騎評伝

劇画王 梶原一騎評伝


【最強のプロレスラーは?】レジェンド キラーカーンに聞いてみた

Stan Hansen on Hulk Hogan & No Holds Barred

スタン・ハンセン氏がサンスポに来社

(新日本 100) ハルク・ホーガン のテーマ

本日13日午後10時からNHKで「あちこちのすずさん」



クローズアップ現代」の一環として、今年もやる

www.nhk.or.jp
8/13(木)夜10時 特番放送!“#あちこちのすずさん~教えてください あなたの戦争~”
恋にオシャレ、忘れられない食べ物…戦時中でも毎日を懸命に暮らしていた、映画『この世界の片隅に』(2016年製作/監督 片渕須直/原作 こうの史代)の主人公・すずさんのような人たちを探して、#(ハッシュタグ)でつなげていこうという#あちこちのすずさんキャンペーン。
特集番組「#あちこちのすずさん~教えてください あなたの戦争~」では、若い世代に戦争のことを少しでも知ってもらおうと、みなさんから寄せられた戦時中の暮らしのエピソードを、去年に続き、今年もアニメでお届けします。

〇〇を好きと表現する時、〇〇は食べ物でないのに「〇〇で飯が食える」という言い方は誰の発案?【日曜民俗学】

togetter.com
というまとめの本題は別にして、こうブクマをつけた。

これ今日、このまとめと別に突然考えこんだのだけど、食べ物以外の「〇〇」を大好きだと表現する時、敢えて食べ物でないのに『〇〇でご飯3杯食える』というのは、最近の俗語だよね?で、タモリがその発案者でいい?

https://b.hatena.ne.jp/entry/4689862001570378178/comment/gryphon


なぜ「タモリ」かというと、これはいきなりエビデンスも何もないけど「俺が見た記憶がある」(後から追記すると、「少なくとも21世紀に入ってから」)で、たしかそのひとことに会場が大受けだったんですよ。その反応的に、これはそもそも一般に流通してる慣用句ではなく、タモリが「ギャグのフレーズ」として、普通は食べ物が好きな時に限定して「俺は梅干しだけで、ご飯3杯食える」というものを、別の何かに例えたんだと思う。それは何かというと具体的には覚えてないけど、たぶん女性の(性的な)魅力を語るような、ちょと艶笑系のギャグだったと思う。(たとえば、で敢えて造語すると「ミニスカートだけでご飯が食える」的な)。



少なくとも遡って、昭和の時代とか平成の一桁時代的にはありましたかね?
なかったんじゃないですかね?

新造語といっても、固有名詞とかでなく、こんなに不定形で、以前からある言い回しを変形、転用したものだと、例の初出調べの「型」も通じない……

togetter.com

【参考・初出探しの基礎方法】
twitter内の初出探し法 https://togetter.com/li/1084358 

青空文庫内を検索する http://www.aozora.gr.jp/index.html 

国会図書館デジタルコレクションを検索 http://dl.ndl.go.jp/ 

ヤフー知恵袋内検索 https://chiebukuro.yahoo.co.jp/

海外のエンタメ・サブカルの「お約束」事典『TVtropes 』(英語)  https://tvtropes.org/

「タネタン」 https://moto-neta.com/

青空文庫で満足してやめてしまうのがおまえの限界だな。玄人は国会議事録を検索する。』
https://anond.hatelabo.jp/20200418204831
https://kokkai.ndl.go.jp/

はてブ検索も有効だ、との指摘あり
https://b.hatena.ne.jp


まずはこれを行って、それで目星がつくなり、皆目見当がつかないなりしたら、次の段階に進む。

だから、見切り発車で断言する


・食べ物以外の「〇〇」を大好きだと表現する時、敢えて食べ物でないことを承知で『〇〇でご飯が食える』という表現がある。
・これは「最近の」俗語である
・おそらくはお笑いのギャグであり、タモリあたり?が言い出して、広まり、そして知らないうちに「わざとずらしたギャグ」から「定着した普通の比喩」になりつつある


と、根拠も不十分ながらまず仮認定する!!!
「いや、昭和からあったよ。ここに書いてある」「言い出したのはタモリじゃなくてさんまだよ。映像はここ」とかあったら大歓迎だが、なければとりあえずそういうことで。


調査 「宇崎ちゃんは遊びたい」に「銀シャリが進む」という言葉が出てくるらしい(だが、何に対してだ?)


最初のまとめのブクマにですね。id:asiamoth さんの

「ごはんがすすむ」に相当する外国語表現はあるのか - Togetter

みんな大好きフェミさん絶賛の『宇崎ちゃんは遊びたい!』で「銀シャリが進むぅ~!」って場面があったけど、ニュアンスを含めて どうやって英訳するんだろうw

2020/08/12 20:09
b.hatena.ne.jp

というのがある。該当場面などはわからないが、取りあえず検索してみる・・・・・・


https://twicomi.com/manga/AhoKato6/1189034200038436864

f:id:gryphon:20200813013708j:plain
「宇崎ちゃんは遊びたい」に出てくる『銀シャリが進んだ』との表現の謎


ん……駄目だ、前後関係を知らず、ここだけ検索して読んでもちょっとよくわかんない。肉を食べてるから、そら銀シャリでも麦飯でも何でも進むだろ、と思うけど、その前に軽く口喧嘩していて、・・・・まあここは、誰かの力を借りれば済むだろう。
※こういうことらしい↓

〇〇を好きと表現する時、〇〇は食べ物でないのに「〇〇で飯が食える」という言い方は誰の発案?【日曜民俗学】 - INVISIBLE D. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

タモリの発言」だけだと時期に40年間ぐらい幅があるので、年代を特定した方が話が広がりそうな…。/「宇崎ちゃん」のは、あの親子が、くっつきそうでくっつかない主人公2人を見守って楽しんでるから。

2020/08/13 07:01
b.hatena.ne.jp



これも含めて「一般化」が進んでいる最中だけど、いまのところたとえば辞書には収録されていないような俗語のたぐいだよね?? ということで。

ということで、ナイトスクープ北野誠調査か、車田正美男坂」並みに中途半端に終了。

第1話 宇崎ちゃんは遊びたい!

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「大砲とスタンプ」次回最終回。/「あさひなぐ」も、あと数回で最終回









あさひなぐ (34)

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BARレモンハートvs酒税法。その戦いは静かに、したたかに…(後藤羽矢子氏の漫画を受けて)

後藤羽矢子先生がネット上で再発表した、密造酒にまつわり国家権力が発動される様を描いた漫画が評判だ。
togetter.com

700近くついた、そのブクマ。
b.hatena.ne.jp

自分は、こうつけた。(今はリンクを張るため改変している)

BARレモンハート」ではビール醸造キットの使い方を詳しく書いて、途中のコマを黒く塗りつぶして、最後は「ノンアルコールなのにいい気持だ!」「顔が赤いよ」と笑い合うという話が。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4689737172034194978/comment/gryphon

ということで探してきました。単行本でいうと13巻。

ここでの戦いかたは、シュワルツランツェンレイター(黒色槍騎兵)並みに猪突猛進、一直線に突撃し、反撃の罠にはまった後藤先生と違って、相当にしたたかであった。


お馴染みの常連・松ちゃんが、友人からもらったという海外のビール醸造セットを持参し、勇んでBARの扉をくぐるが・・・

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古谷三敏 BARレモンハート 13巻169話「ホームブルーイング入門」より

たいへんに順法精神に富んでいます(棒読み)

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古谷三敏 BARレモンハート 13巻169話「ホームブルーイング入門」より

そう、法を守るのが市民の義務。

だが。

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古谷三敏 BARレモンハート 13巻169話「ホームブルーイング入門」より

あっ、たしかにそれなら合法だ(棒読み)


もちろん現状の法が、はたして人類の理想に対して適切な物かは、常に議論されるべきである。

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古谷三敏 BARレモンハート 13巻169話「ホームブルーイング入門」より

だが、悪法といえども、それが手続きを経て改正されるまでは
従わねばならぬ。心にソクラテス。(棒読み)

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古谷三敏 BARレモンハート 13巻169話「ホームブルーイング入門」より

ん、しかしなんで急にコマが黒く塗り潰されてるんだ? 落丁?停電?釣りバカ日誌? ファンロードの新婚さんシリーズ?(最後のたとえわかんねえよ)

その結果・・・ラスト

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古谷三敏 BARレモンハート 13巻169話「ホームブルーイング入門」より

実際の台詞などは、現物を確認されたい。




どうでもいいが、さあこの「度数1%以下のノンアルコールビールを作ろう」というときに、看板の電気を消し、入念に鍵を閉める描写がイイ(笑)

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古谷三敏 BARレモンハート 13巻169話「ホームブルーイング入門」より

密造酒取り締まりを描いたこの映画の、この音楽などを流すとさらによろしい。
www.youtube.com
www.youtube.com



そんなことで、後藤先生はあまりにもバカ正直に、真正面から行き過ぎた・・・・・・・・・
手塚治虫赤塚不二夫の弟子であり優秀なスタッフだった古谷三敏氏は軽やかにしたたかに、国税局を向こうにまわしながら、ことし連載35周年を迎える・・・・・・・・

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BARレモンハート35周年

趣味の酒つくり―ドブロクをつくろう実際編

趣味の酒つくり―ドブロクをつくろう実際編

自分でビールを造る本

自分でビールを造る本

元祖「ポリコレと一線を画した作品、世界で大受け」なマカロニ・ウェスタンの話(シネマこんぷれっくす!最新回)

雑誌サブスク「ブックウォーカー」で最新の「ドラゴンエイジ」2020年9月号が配信された。
異世界ものばかりの同誌でめちゃ浮いている(笑)映画語り漫画「シネマこんぷれっくす」は部活の映画撮影を兼ねた展開になっているのだが、『合宿の朝が西部劇みたいだ!』てなマクラから、西部劇が話題になった。
※映画語り漫画については以下を参照
m-dojo.hatenadiary.com


そこで語られた「夕陽のガンマン」「荒野の用心棒」などなど…つまり「マカロニウエスタン」で、あるが。

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マカロニウエスタンが世界に与えた影響(シネマこんぷれっくす!)

続 夕陽のガンマン (字幕版)

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  • 発売日: 2015/10/11
  • メディア: Prime Video
荒野の用心棒 [DVD]

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  • 発売日: 2002/08/23
  • メディア: DVD

ざっくりだけど、間違ってはいないわな。

この当時は当のハリウッドでは公民権運動も絡み「原住民、いわゆるインディアンこそ被害者ではないか」「白人こそ加害者では」という視点…その名も「リジョビニズム・ウエスタン」がさかんになる時期であり、従来の西部劇に批判が集まった時代でした。また西部劇は、お茶の間のテレビドラマとしてもさかんにつくられ、そこではやはりガンアクションはあれど血なまぐさい暴力や性表現などは忌避されがちでした。

そんな中、
・「勧善懲悪」ではない
・主人公が暴力的(非道徳的)でもある
・そもそも本場で「今はもう、政治的に描けないな…」ってなことを平然と描いた


がゆえに、人気が出て、世界中に影響を与えたのだ、と。


もちろん言うべきなのは、リジョビニズムウェスタンな、新しい視点に立った映画も非常に名作が多く、映画と表現の幅を広げたということであります。

折れた矢 [DVD]

折れた矢 [DVD]

  • 発売日: 2011/02/22
  • メディア: DVD
真昼の決闘(吹替版)

真昼の決闘(吹替版)

  • 発売日: 2020/07/07
  • メディア: Prime Video

そう言う作品もハリウッドで作られた一方で、
遠く海を隔てたイタリアで、ハリウッドでは躊躇されるような描写・テーマの作品が作られた。

そして、それらの中から名作が生まれ、世界の文化の遺産となった。


日本は同じ時期だか少しずれたのか…そもそも黒澤明映画がマカロニウエスタンにもハリウッドにも影響を与えていることはともかく、
永井豪」が一人で、ポリコレ(というより当時は、もっとお堅い「公序良俗」だが)に反しつつ、しかし不朽の名作を残し、日本漫画の「スタンダード」「セーフの範囲」を大幅に塗り替え…そして今のポリコレ論争にもその影響は及んでいる、という(笑)
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シネマこんぷれっくす! 4 (ドラゴンコミックスエイジ)

シネマこんぷれっくす! 4 (ドラゴンコミックスエイジ)

  • 作者:ビリー
  • 発売日: 2019/10/09
  • メディア: コミック