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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 報道、記録、文化のために

「白山と三田さん」作者が、新作「かくかまた」でサンデー再登場。漫画家(志望者)漫画でかなり面白いわ、これ

第一話が、すでにネット公開です

かくかまた くさかべゆうへい

秀才だけどちょっと変わり者な蒲田三平(かまたさんぺい)は、移動教室の机から “マンガノート”を偶然見つける。「面白かったです。」とノートに書き添え元に戻した翌日、持ち主の荒川三咲(あらかわみさき)に声をかけられる。彼女とは生き方が真逆だが“マンガを描く事”は共通して好きと分かり、勢いで交換マンガをする流れに。次第に仲良くなっていく中で、三咲から“マンガ専門学校”の存在を教えられた三平はーー… 地味カップルラブコメ『白山と三田さん』の喜劇作家が贈る知られざる“マンガ専門学校”の青春&成長コメディー開幕。 ◆作者コメント お久しぶりです&はじめまして! よろしくお願いします!!
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「白山と三田さん」、たしか麒麟の川島が推薦したり、次に来るマンガかマンガ大賞このマンガがすごい!か、どれかの上位に入ったりしてたはず。


当方、恋愛漫画の感受性が低いので、だいたい本来の客観評価の3割引きとかにそのジャンルはなりがちなんだが、それでも面白いと思ったのだから、総量としての面白さが段違いだったのか、そもそも恋愛ものとはちょっと方向性がずれていたのか…後者の可能性のほうがたかい。




で、すくなくとも1、2話に関しては恋愛漫画的要素が少ないためか、前作以上に当方は楽しめました。

ギャグ的なテンポが面白いだけでなく…

かくかまた


第一話のクライマックスとなっている、理解なき父親から、ファンキー&フリーダムな祖母の協力を得て精神的に解放されるクライマックス自体がかなりよくできた作劇で、読者にすら高い解放感を与えるところも素晴らしい。

かくかまた
かくかまた

のだが、
第二話から舞台が漫画専門学校に映り、しょっぱなから奇人変人大百科みたいな感じになって、更にアクセル加速するんです。

来週はネット公開されるだろうけど、雑誌読んでる人間の特権として「先行上映」

かくかまた 第二話
かくかまた

首投げからチョークスリーパーに入るこの女性は何者?という事も少しあとで語りたいのだが
その後につづく、知り合った同級生が既に描いた旧作を読んだ後のこの展開が爆笑ものでした。

かくかまた
かくかまた 第二話

漫画家漫画大隆盛、一誌一作品の勢いとはいえ「これ描いて死ね」「アオイホノオ」のサンデー系で競作だね

アオイホノオの前身の前身、「燃えよペン」の時はあとがきで「自分でもかなり卑怯なジャンルに手を染めてしまった自覚はある」と言ってた、ある意味開祖、島本和彦はともかくとして(歴史を描く別ジャンルともいえるしね)…漫画家なのに?他人の漫画を読む、ついでに褒めるのが大大大好きなとよ田みのる先生は、この1、2回目の連載をどう読んだのかな?


炎燃と、うかつ賢二の死闘再びかもしれん。「だったらこっちは3人だ!!」



男性キャラで最近「バカ丁寧でクソ真面目、そのせいで周囲とずれてその人のユーモラスな個性になる」って類型ができつつあるね(既に完成してる?)

かくかまた

といいながら、パッと名前が思いつかない・・・・と思ったら「ラブロマ」の主人公とかが典型だよ!くさかべ先生、「おのれ、とよ田みのる、またも俺の前にたちふさがるか!」と思ってるかもな。いや面白いので、思ってることにしておく(笑)