「軍隊は糧を稼ぐためのシノギ。うまいメシを腹いっぱい喰うんだ―――!!」明治時代、貧困にあえぎ飢えに苦しんでいた青年・千歳は、陸軍兵舎から出た残飯を食べたことで、一日三食が支給される軍隊の存在を知る。
「うまいメシを食べる」ただそれだけのために、歩兵第一連隊に志願入隊した千歳は、過酷な日露戦争に出征していくことになり――!?飯を喰らうため一人の兵が日露戦争を駆ける!本格飯戦記漫画、開戦!!
全5巻で、最終巻は…
日露で散った仲間たちのために、千歳は歩兵第一連隊の一員として、白瀬矗とともに人類未踏の地「南極大陸」を目指す。しかし、南極大陸へと出航する開南丸に炊事掛として乗船した千歳へ数々の困難が襲い来る!?
全巻、55円。
ここまでなら、グルメ、ご飯漫画に何かのプラスα?ああ、軍隊ね了解了解、と、よくある話、設定…に収まる話。実際、自分は3巻まで読んでいて、「まあまあ、なかなか面白い」けれども「ものすごく面白い!」までではなく、だからこのブログでも紹介はあまりしてなかったはず。
だけど、55円ならお勧めかな、というのがシビアな評価。いや、悪い意味でもないよ、55円なら買っとけ買っとけ、だ。ブックオフだっていまは最安値220円の世界、その四分の一だものね。
ただ…そこから関連して、ほかの作品も今知った。
11円。
日露戦争×煙草。
日露戦争において熾烈を極めた旅順攻囲戦。
両国が覇権をかけて一進一退の攻防を繰り返す戦地で、軍人たちは慰問品の煙草で一時の安らぎを得ていた。
自戒と覚悟が生死を分かつ状況下、軍人たちは何を想い、如何に光明を見出すのかーー
戦地にて紡がれる煙草を巡る珠玉のドラマ全8編を収録。
※この作品は日本文芸社版「戦野の一服」を著者が再編集した新装版です。
内容は同一です。重複購入にご注意ください。
※なぜか「1」と表記はあるが全1巻、らしい。
禁煙の御代は知らず、かつて日本が戦争を戦った時の軍隊は「煙草」は欠かせないものだった。敵も味方も。その煙草にまつわるドラマは_______と思うと、読まずとも興味深い。だから買った。11円なので。
敗戦で失ったものを武力・財力で奪還せよ…!!
死地で抗い窮地で猛る、戦後スペクタクルロマン!!
時は昭和21(1946)年ーー
大戦時に南方戦線で「狂犬」と呼ばれた隻腕の傷痍軍人・高村伊知は、
新興組織・長門商会を束ねる岡本宇ノ介に見出され、
長門商会の確保したヤミ資金…М資金を護る「番犬」として再び戦いに身を投ずることに…
敗戦で奪われたものを取り戻すことが組織の責務。
海軍崩れの猛者どもが集う長門商会の一員として、
陸軍出身の高村は信を得て、任務を遂行することができるのか!?
戦友そして亡妻への想いを胸に、孤高の軍人は奮い立つ!!
単行本版は分冊版ではない描き下ろし漫画と描き下ろしコラム付きです。
考証協力/軍事法規研究会 先任研究員 大木浩明
※この作品は日本文芸社版「ヤミナベ ~占領下日本敗残兵物語~」を著者が再編集した新装版です。
内容は同一です。重複購入にご注意ください。
これは全三巻のうち1巻だけ11円、続きは定価だ。