辻村深月さんの小説『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。」のドラマ化企画を講談社側が一方的に中止させたとしてNHKが訴えた裁判が昔ありました……。完膚なきまでにNHKが敗訴しましたが。 pic.twitter.com/Yg53ia6Wlb
— ボタ落ち (@chitokusenchi) February 4, 2024
https://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/20150515zerohachi.pdf
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』に関するNHK との裁判の判決に対する講談社の見解
辻村深月さんの小説『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』のドラマ化をめぐって、NHKが弊社に対して、約6000万円の損害賠償を求めてきた裁判の判決が、4月 28 日に出ました。
判決は、「原告(NHK)の請求をすべて棄却する」というもので、全面的に弊社の主張を認めるものでした。
今回の係争はNHKが、作品に込められた作家の思いをまったく理解せず、ドラマ化を強引に進め、クランクインしようとしたために起きたものです。
NHKは辻村深月さんの小説『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』(弊社刊)のドラマ化を企画しましたが、辻村さんと、辻村さんから管理委託を受けている弊社が許容できる脚本を提示してきませんでした。そのため「当該スケジュールおよび当該スタッフによるドラマ制作をいったん白紙にしたい」と提案したことに対し、NHKは、ドラマ制作の中止を余儀なくされたとして、弊社に対して約6000万円の損害賠償を求めてきました。
弊社が一貫して主張してきたのは、原作者の意志を尊重せずに作品を一方的に改変したドラマが制作されることはあってはならない、ということです。
(略)
NHKは自らの一方的な判断で制作準備を進め、クランクイン予定日を設定していました。にもかかわらず、すでに様々な費用が発生しているので、その全額を払えと、弊社に対して裁判を起こし…(後略)
しかし、驚くのはどっちも大企業だから、迂闊なことでは訴訟紛争にはならんと思うのだが…ことに6000万円の賠償請求といえば、要求額に応じて収入印紙の額も増える筈…ぜんぶ受信料???