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John 8:32 Then you will know the truth, and the truth will set you free."  複数ブログの過去記事を移管し、管理の委託を受けています/※場合により、語る対象の「ネタバレ」も在ります。ご了承ください 

「対戦者側」の視点で描く『怪物に出会った日〜井上尚弥と闘うということ』発売前重版

あとから追記 年末の試合が正式決定!

www.sanspo.com
プロボクシングWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(30)=大橋=が、12月26日に東京・有明アリーナでWBA、IBF統一王者のマーロン・タパレス(31)=フィリピン=と4団体王座統一戦を闘うと25日、大橋ジムが発表した。バンタム級の4団体統一から約1年と異例の短期間…(略)…今月23日に大橋ジムでメキシコ選手とタパレス戦に向けた本格的なスパーリングを開始した。「タパレス戦を想定し、ギアを上げていきたい」とコメントしていた。タパレスは8月に米国でトレーニングキャンプを開始。「日本のモンスターの最大の悪夢になる」と愛称のナイトメア(悪夢)に引っかけてコメントしていた。


試合はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino(レミノ)」で独占無料生配信される。プロ戦績は井上が25戦25勝(22KO)、タパレスが40戦37勝(19KO)3敗。

本題



ナルバエス、ドネア、河野公平、田口良一……井上尚弥との一戦に己の人生を賭けて挑んだ男たちは、「モンスター」の拳に何を見たか?

「みんな、井上と闘うなら今しかない。来年、再来年になったらもっと化け物になる。歯が立たなくなるぞ」
2013年4月、井上尚弥のプロ3戦目の相手を務めた佐野友樹はそう叫んだ。
それからわずか1年半、世界王座を計27度防衛し続けてきたアルゼンチンの英雄オマール・ナルバエスは、プロアマ通じて150戦目で初めてダウンを喫し2ラウンドで敗れた。「井上と私の間に大きな差を感じたんだよ……」。
2016年、井上戦を決意した元世界王者・河野公平の妻は「井上君だけはやめて!」と夫に懇願した。
WBSS決勝でフルラウンドの死闘の末に敗れたドネアは「次は勝てる」と言って臨んだ3年後の再戦で、2ラウンドKOされて散った。
バンタム級で史上初となる4団体統一を果たし、スーパーバンタム級初戦となったスティーブン・フルトン戦で2団体のベルトを獲得。進化し続ける「モンスター」の歩みを、拳を交えたボクサーたちが自らの人生を振り返りながら語る。強く、儚く、真っ直ぐな男たちが織りなす圧巻のスポーツノンフィクション。

【本書の内容】
プロローグ
第一章 「怪物」前夜(佐野友樹)
第二章 日本ライトフライ級王座戦(田口良一)
第三章 世界への挑戦(アドリアンエルナンデス)
第四章 伝説の始まり(オマール・ナルバエス)
第五章 進化し続ける怪物(黒田雅之)
第六章 一年ぶりの復帰戦(ワルリト・パレナス)
第七章 プロ十戦目、十二ラウンドの攻防(ダビド・カルモナ)
第八章 日本人同士の新旧世界王者対決(河野公平)
第九章 ラスベガス初上陸(ジェイソン・モロニー)
第十章 WBSS優勝とPFP一位(ノニト・ドネア)
第十一章 怪物が生んだもの(ナルバエス・ジュニア)
エピローグ

【著者略歴】
森合正範(もりあい・まさのり)
1972年、神奈川県横浜市生まれ。東京新聞運動部記者。大学時代に東京・後楽園ホールでアルバイトをし、ボクシングをはじめとした格闘技を間近で見る。卒業後、スポーツ新聞社を経て、2000年に中日新聞社入社。「東京中日スポーツ」でボクシングとロンドン五輪、「中日スポーツ」で中日ドラゴンズ、「東京新聞」でリオデジャネイロ五輪東京五輪を担当。雑誌やインターネットサイトへの寄稿も多く、「週刊プレイボーイ」誌上では試合前に井上尚弥選手へのインタビューを行っている。著書に『力石徹のモデルになった男 天才空手家 山崎照朝』(東京新聞)。


昨年BSで、似た趣旨の企画(「井上尚弥に敗れた相手」を取り上げる)あったけど連動しているのかな?
とはいえ、すでに「フェイシング・アリ」という、これまた対戦者側からカリスマボクサーを語る作品はできている。

どちらにしても、井上尚弥の異形(「偉業」と書こうとしたら変換ミスしたが、こっちのほうが正しい気もするんで残す(笑))が世間に伝わるにつれて、かつては空席もあった観客席が常に満杯となり、会場キャパも拡大している。


書き手の実力ももちろんあるが、そんな中で、発売前重版。
そして年末は、いよいよ……