さっき「北斗の拳」のパロディスピンオフ「北斗の拳世紀末ドラマ撮影伝説」を紹介しやしたけど。
m-dojo.hatenadiary.com
なんかひょんなことから当方、この種のフィクションで「実はこの物語自体がお芝居で、登場人物は役者さんです」というパロディ(楽屋もの、というらしい)の素人研究家…いや研究ともいかないな、コレクター的な感じになって、そういう事例を集めることをやり始めました。
その収穫が、このリンク集っす。
m-dojo.hatenadiary.com
その中で情報が寄せられて「新谷かおるの『ふたり鷹』最終巻のおまけマンガがこのパターンですよ」と知った。そこから数年……
年末年始といえばブック〇フの20%割引セール……だが、ブッ〇オフで買ったものも、作者や関係者が気を悪くするからそうは公言しないのがたしなみだという。
んで、最近偶然にも(笑)ふたり鷹最終巻が手元に・・・・・おまけ漫画、ああ、あったあった!
最初の単行本の発売は昭和60年と奥付にある。当然、全編の画像はあるのだが、全部紹介するわけにもいかない。
そういえば最後の画像に類する話は近年問題になり、往年の映画に出ていた若い俳優が損害賠償を求めて訴訟したりとか…
ヌードシーンが児童虐待、1968年『ロミオとジュリエット』で製作会社訴え
1/4(水) 14:58配信
【AFP=時事】1968年の映画『ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)』でのヌードシーンが児童虐待に当たるとして、俳優のオリビア・ハッセー(Olivia Hussey)さんとレナード・ホワイティング(Leonard Whiting)さんが先週、米製作会社パラマウント・ピクチャーズ(Paramount Pictures)を訴えた。二人の弁護士が3日、明らかにした。
(略)
ゼフィレッリ監督からは当初、実際に裸になることはなく肌色の下着を着用してもらうと説明されたが、後にヌードなしでは「映画が失敗する」と言って説得されたという。
2人は映画公開から50年以上にわたって精神的苦痛を受け、その結果、俳優としての仕事が限定されたとして数億ドル(数百億円)の損害賠償を請求している。
(略)
ハッセーさんは2018年、米娯楽誌バラエティ(Variety)のインタビューでこのヌードシーンについて「映画にとって必要だった」と述べ、ゼフィレッリ監督を擁護していた。
news.yahoo.co.jp
それはともかく。
漫画みたいに一からキャラクターを描くもので「物語は実はお芝居でした。登場人物はそれを演じるだけ」と発想するのは…手塚治虫が自分のキャラデザ使いまわしを「スター・システム」と自己弁護した時代にまでさかのぼるのかもしれません。ただ、こういう形で明確に創作物としてそれが残った例は・・・・
まだまだ調査すれば、深掘りできそうな気もしないではありません。
ただ、暫定的に手元に残っている画像でいえば、このふたり鷹の、単行本に乗せるおまけ漫画内でのセルフパロという形式も含めて非常に古いものではあります。(昭和60年と言うと、こち亀と同時代かな?)
まずは資料として、皆様に提示するものであります。過去記事の画像集にも入れておこう。