──牛久選手は黒帯柔術家とスパーリングしているそうですが、自信は揺るがないですか。
「彼が柔術を練習していることも、強いことも分かっているけど、でも、自分はいつも何回も何回も言ってる。みんな自分の試合が近くなってから柔術ばっかり練習しても、それは変わらない。自分の柔術の練習は、1カ月や2カ月じゃなくて、長い。19年くらいかな、19年、毎日柔術やってるけどまだ私上手じゃないから(笑)。
彼が何カ月、何年か柔術をやっても、それは絶対に治せない。長いこと毎日、毎日、頑張って練習した。彼はそれをスキップできない。何回、何カ月かは分からないけど、自分は一個だけチャンスがほしい、それで絶対彼は極まっているよ。だから彼が柔術やっているかやっていないかは、私には関係ない」
「……自分は1回だけチャンスがあれば、絶対にサブミッションできる」
ぶっちゃけ、RIZIN.39は、このメインイベント…クレベル・コイケ vs 牛久旬太郎以外にうおっーって感じの試合は個人的にはない。
それはある意味仕方なくて、今回RIZIN常連日本人の相手に「vs世界」ということで海外勢がピックアップされてるけど、こいつらがどの辺のレベルで強いのかがわかりづらいのだ。
RIZIN海外事業部の柏木信吾氏が、こう語っている。「外国人 4回目から ファンが付く」(心の俳句)。
――RIZIN側としても外国人選手は呼びたいけれど、外国人選手を呼んだからといってすぐに興行が回るというわけじゃないから判断も難しくないですか?
柏木 でも、やっぱり長期的に参戦しないと外国人選手なんてファンに受けないですからね。データを見ても、外国人選手がちゃんとファンをつけて応援してもらえるのは4回目からなんですよ。
――へえー、おもしろいです! でも、ホントそうですよね。どんなに実績があろうが「知っている選手」じゃないと応援しない。
柏木 キャラによっては3回目の選手もいますけど、基本的には4回目からですね。旧K-1のアンディ・フグだ、マイク・ベルナルドだ、ピーター・アーツだ、ジェロム・レバンナだとボクらがいまだに覚えているのって、やっぱり毎回興行にいるから……(略)
――たしかに、ダロン・クルックシャンクとか、そんなに飛び抜けた戦績じゃなかったですけど、認知度もあるしファンもいますもんね。
柏木 だから使い続けること、つまりこっちのコミットメントが必要なんです。
今回のカードに訴求力が無いの、これで言うとある意味当然で… 種まきのための興行、なのかもしれない。
gonkaku.jp
ぶっちゃけ、この大会と比べると、最初にドミネーターvs平本蓮と聞いてしおしおだったランドマークのほうが、単純な意味での興味を惹く気がする。
それでも!
クレベル・コイケがおそらくは勝利し、戴冠する、と予想している。その後誰と防衛戦をやるのか。それは約2か月という短スパンでの大晦日となるのか……そのへんも気にしつつ。(だからこの試合の勝者がノーダメージか、それなりにインターバルが無いと無謀だよ、大晦日は無理だね? となるかは大変重要なのであります)